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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

初期ステータスが魔力ゼロのモンクですが、隠れアビリティ「レベルアップ」で地道に頑張ります。

作者:平木明日香
最新エピソード掲載日:2026/04/25

地方の小さな村に暮らす少年は、いつか父のような伝説の戦士になることを夢見ていた。

……が、現実は甘くない。

剣を振れば兄に笑われ、走れば弟に抜かれ、魔法を使おうとすれば火花どころか煙すら出ない。
なぜなら彼には、生まれつき魔力が一滴もなかったからだ。

家族の中でも「まあ畑仕事なら向いてるんじゃないか?」くらいの扱いを受けていた彼の前に、ある日、帝国軍務府の分類局がやって来る。
目的は、臣民の才能を測定し、国家に役立つジョブへ振り分ける適性検査。

少年は密かに期待した。
もしかしたら、自分にも隠された才能があるのではないか。
もしかしたら、父と同じ戦士の道が開けるのではないか。

そして検査結果は――。

魔力:ゼロ。
戦技評価:最低。
推奨ジョブ:モンク。
配属先:軍学校・労働徴用関連部門。

「……え、戦士じゃなくて荷物運び?」

こうして少年は、華々しい英雄候補ではなく、ほぼ雑用係として軍学校へ送られることになる。

しかし本人はめげない。
むしろこう考えた。

「軍学校に入れるなら、実質エリートでは?」

圧倒的前向き思考で、掃除、荷運び、訓練補助、食堂の皿洗いまで全力投球。
同期の天才ナイトや高飛車メイジに呆れられながらも、少年は地道に身体を鍛え続ける。

そんな彼には、誰にも知られていない力があった。

隠れアビリティ――「レベルアップ」。

魔法は使えない。
初期ステータスも低い。
ジョブも地味。
でも、努力して経験を積めば、確実に強くなる。

これは、魔力ゼロの落ちこぼれモンクが、雑用係扱いから始まり、いつの間にか帝国軍の常識をぶち壊していく物語。

本人はただ、父のような戦士になりたいだけ。
けれど周囲は気づき始める。

「あれ? こいつ、もしかして一番ヤバいやつでは?」

灰の大陸と青の大陸が戦争へ向かう時代。
分類不能の少年の、地味で泥臭くて少し笑える成り上がりが始まる。
前書き
大陸史概説
2026/04/24 22:31
ジョブ制度
2026/04/24 22:31
第1章 魔力ゼロの少年
プロローグ
2026/04/25 15:03
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