[停止条件]現場編 まだ始まっていない契約からは、逃げられると思いましたか
人は、「まだ始まっていない」という言葉に、妙な安心感を持ちます。
まだ入社していない。
まだ結婚していない。
まだローンは実行されていない。
まだ所有権は移っていない。
だから、引き返せる。
なかったことにできる。
――まあ、だいたいはそうです。
でも法律の世界には、
「まだ効力は発生していません」
と言いながら、
「だからって勝手に逃げていいとは言ってませんよ?」
という、ものすごく性格の悪い仕組みがあります。
停止条件です。
名前からして紛らわしい。
契約が「停止」していると言われたら、普通の人は電源を切ったテレビみたいなものを想像するじゃないですか。
違います。
あれは待機中です。
しかも、コンセントは刺さっています。
下手に蹴ると感電します。
「三千二百万?」
朝一番。
大槻不動産の事務所に、真壁さんの声が響きました。
私は湯飲みにお茶を注ぎながら、その数字に耳をそばだてました。
電話の向こうで、誰かが何かをまくしたてています。
「いや、だからってよ……契約してるだろ?」
しばらく黙る。
「条件付きだろうが何だろうが――おい、切るな!」
ガチャン。
真壁さんが受話器を置きました。
「切られた」
「朝から人気者ですね」
「喧嘩売ってんのか」
「お茶です」
「誤魔化すな」
私は真壁さんの机に湯飲みを置きました。
昭和六十三年。
黒電話というものは、怒って切ると実にいい音がします。
令和のスマホなら画面をポンで終わりです。
情緒がありません。
いや、朝から電話を叩き切られることに情緒を求める必要はないんですけど。
「何だったんです?」
「神谷のじいさんだ」
「ああ」
名前は知っています。
神谷隆三さん、六十七歳。
駅から十五分ほどの場所に、古い二階建て住宅と、その裏にかなり広い土地を持っている人でした。
数週間前、その土地について大槻不動産が仲介したばかりです。
買主は、森下さんという三十代の男性。
ただし、普通の売買契約ではありません。
「森下さん、自宅が売れたら神谷さんの土地を買うっていう契約でしたよね」
「ああ」
真壁さんが煙草の箱を指で叩きます。
「十月末までに森下さんの今の家が二千万円以上で売れて、代金を受け取れたら、神谷さんの土地を二千六百万で買う」
「停止条件付き」
「そういうこった」
来た。
私の頭の中で、宅建テキストのページが勝手に開きました。
停止条件。
条件が成就した時から、法律行為の効力が発生する。
つまり、
森下さんの家が売れる。
↓
条件成就。
↓
神谷さんの土地についての売買の効力が発生する。
ここまでは単純です。
「それで三千二百万って何です?」
私が聞くと、真壁さんは嫌そうな顔をしました。
「別の不動産屋が客を連れてきた」
「ああ……」
嫌な予感しかしない。
「神谷さんの土地、三千二百万で買うってよ」
「六百万上がってるじゃないですか」
「だから神谷さんが色気出した」
ああ。
土地価格が踊っていた昭和六十三年。
人の心まで踊らせるには十分な金額です。
六百万円。
令和でも大金です。
昭和でも当然大金です。
神谷さんの頭の中では、すでに高級車が一台走っていることでしょう。
「で、何て?」
「森下との話はまだ効力が発生してないんだから、やめるって」
「……」
「『契約になってないんだろ』だとよ」
私は思わず額を押さえました。
出た。
停止条件あるあるです。
まだ条件が起きていない。
だから契約も存在しない。
好きに撤回できる。
――違います。
効力がまだ発生していないだけで、停止条件付きの契約そのものは締結されています。
しかも。
「森下さんの家、今どうなってるんです?」
「それがな」
真壁さんの表情が、さらに険しくなりました。
「買い手が見つかりそうだった」
「だった?」
「昨日まで」
私は嫌な単語を聞いた気がしました。
「……何があったんです?」
「神谷さんが、その買主に電話したらしい」
「はい?」
一瞬、意味が分かりませんでした。
売主の神谷さんが。
買主である森下さんの。
さらにその自宅を買おうとしていた第三者へ。
電話?
「何を言ったんですか」
「『森下さんは急いで金を作ろうとしてるから、もう少し値切れるんじゃないか』」
「うわあ」
声が出ました。
本当に出ました。
法律以前に、それは駄目です。
「それで先方が不安になって、いったん話を止めた」
「……森下さんの家が売れなければ」
「条件は成就しない」
「神谷さんは自分の土地を森下さんに売らずに済む」
「三千二百万の方へ売れる」
真壁さんと私で、一秒ほど見つめ合いました。
「露骨ですね」
「露骨だな」
そこへ奥の所長室から、
「それで済むなら、法律はいらん」
低い声がしました。
大槻所長です。
いつから聞いていたんでしょう。
この人、登場の仕方がだいたい時代劇の家老なんですよね。
所長は新聞を畳み、こちらを見ました。
「真壁」
「はい」
「神谷さんを呼べ」
「たぶん来ませんよ」
「なら、こっちから行く」
そう言ってから、所長が私を見ました。
「栞も来い」
「私もですか?」
「何か言いたそうな顔をしてる」
「私、そんなに顔に出てます?」
「かなりな」
真壁さんが即答しました。
「今、『停止条件なめるな』って顔してるぞ」
「どんな顔ですか、それ」
「今のお前の顔だ」
鏡が欲しい。
神谷さんの家に着くと、庭先には大きな松がありました。
立派です。
いかにも「土地持ってます」という家です。
玄関先へ出てきた神谷さんは、こちらを見るなり不機嫌そうに眉をしかめました。
「もう話すことはないぞ」
「あります」
大槻所長は一歩も引きません。
「森下さんとの契約についてです」
「だから、まだ成立しとらんのだろう!」
神谷さんが声を荒らげました。
「条件付きなんだから!」
私は心の中で、
成立はしています。
効力発生待ちです。
と赤ペンを入れました。
口に出す前に所長が言います。
「契約は締結されています」
「だが条件がまだだ!」
「はい」
「なら、まだ土地を渡す義務はない!」
「今の時点では」
「だったら好きにしていいだろう!」
おお。
三段論法の二段目まで合っていて、最後だけ崖から落ちました。
私は思わず口を開きました。
「好きにしていいわけではありません」
神谷さんが、初めて私を見ました。
「……誰だ、この娘は」
「事務員です」
真壁さんが答える。
「見習いです」
私が訂正する。
「どっちでもいい!」
ですよね。
「お嬢ちゃん、契約の効力がまだ出とらんというのは、あんたらが説明したんじゃないのか」
「はい」
「なら何が違う」
私は少し考えました。
法律用語をそのまま投げても、たぶん届きません。
「神谷さん」
「なんだ」
「新幹線の指定席を予約したことあります?」
「……あるが」
「列車がまだ東京駅を出ていないからって、同じ座席を別の人にも売っていいと思います?」
「それとは違うだろう」
「似ています」
神谷さんが黙ります。
「停止条件付きの契約は、“何もない”んじゃありません。条件が起きるまで効力が待っているんです」
「……」
「だから条件が決まるまでは、相手が将来その契約から得る利益を、わざと潰すようなことはできません」
大槻所長が、静かに続けました。
「まして神谷さん。あなたは森下さんの家の買主候補に、直接電話した」
神谷さんの頬がぴくっと動きました。
「世間話をしただけだ」
「森下さんが急いでいる、もっと値切れる、と?」
「親切で言ったんだ」
親切。
日本語は便利ですね。
大抵の余計なお世話を包めます。
「結果として、森下さんの売却話は止まりました」
「わしの責任じゃない!」
神谷さんが立ち上がりました。
「向こうが勝手に迷っただけだ!」
「でしたら」
私は言いました。
「もう一度、その方に連絡しましょう」
「何?」
「神谷さんから」
私は神谷さんを見ました。
「『先ほどの話は撤回します。森下さんの売却を邪魔する意図はありません。価格交渉にも口を出しません』と」
「なんでわしが!」
「邪魔する意図がないなら、できますよね?」
静かになりました。
真壁さんが横で口元を押さえています。
笑うな。
いや、ちょっと笑っていい。
「……わしはな」
神谷さんが低く言いました。
「六百万も高く買う人が出てきたんだぞ」
その声から、怒鳴り声が少し抜けました。
「お前らなら分かるだろ。不動産屋なら」
分かります。
だから厄介なんです。
二千六百万円で売る約束をした翌週に、三千二百万円の客が現れる。
六百万。
心が揺れない方が珍しいでしょう。
「そりゃ、惜しいですよ」
真壁さんが言いました。
意外にも、優しい声でした。
「俺だって惜しいと思います」
神谷さんが顔を上げる。
「だったら――」
「でも」
真壁さんはそこで切りました。
「惜しくなったのと、約束を壊していいのは別です」
うん。
実務屋の言葉だ。
法律の条文より短いのに、よく刺さります。
「しかも神谷さん」
所長が言いました。
「自分で条件を潰して、その条件が起きなかったから契約は駄目だ、という理屈は通りません」
「何だと?」
「条件の成就によって不利益を受ける者が、故意にその条件の成就を妨げた場合」
所長が一拍置く。
「相手方は、その条件が成就したものとして扱うことができます」
神谷さんの顔が止まりました。
「……待て」
あ。
今、届きました。
「どういう意味だ」
私は答えました。
「森下さんの家が売れれば、神谷さんは二千六百万円で土地を売ることになる」
「そうだ」
「だから神谷さんは、森下さんの家が売れないように動いた」
「そんな言い方は――」
「もし、それが故意の条件成就妨害だと判断されれば」
私はゆっくり言いました。
「『家が売れなかったから条件不成立』では逃げられません」
神谷さんの喉が動きました。
「森下さん側から、“条件は成就したものとみなす”と言われる可能性があります」
「……」
「つまり」
真壁さんが腕を組みました。
「逃げるために条件を潰したら、その条件をクリアした扱いにされることがあるってことです」
神谷さんは椅子へ戻りました。
「そんな馬鹿な話があるか」
「あります」
所長が即答しました。
「そうでなければ、停止条件など簡単に踏み倒せます」
たしかにそうです。
「銀行融資が通ったら売ります」
と約束しておいて、売主が銀行へ電話し、
「あいつ信用しない方がいいですよ」
と吹き込む。
融資否決。
「はい条件不成立。別の人に売ります」
――そんなのが通ったら、停止条件は契約ではなく脱出ゲームです。
「さらに」
所長が続けました。
「今の段階で三千二百万円の買主へ売ってしまえば、それで全部終わるとも限りません」
「土地は向こうのものになるだろう!」
「森下さんとの関係まで消えるわけではない」
神谷さんの表情が変わりました。
「条件の成否がまだ決まっていない間でも、相手方が将来得る利益を害していいわけではありません」
「……」
「第三者へ売って、森下さんへの履行をできなくする。それによって損害が出れば、別の問題が残ります」
庭の松が、風でざわりと鳴りました。
三千二百万円。
二千六百万円。
六百万円の差額。
でも、その六百万円を取るために。
既にした約束を壊し。
条件の成立を妨害し。
さらに損害賠償まで抱える。
算盤が合わない。
昭和の不動産屋にはパソコンがなくても、これは計算できます。
「……じゃあ」
神谷さんが、ぼそりと言いました。
「わしは、もう何もできんのか」
その言い方が急に老人らしく聞こえて、私は少しだけ胸が痛みました。
悪人というわけではない。
目の前に六百万円をぶら下げられて、判断を間違えただけです。
人間は、六百万円で人格を売るとは限りません。
でも、六百万円で昨日の約束を都合よく忘れるくらいなら、案外簡単にします。
「何もできないわけじゃありません」
私は言いました。
「森下さんに事情を話すことはできます」
「事情?」
「もっと高い買主が現れて迷った。でも、契約は契約だから守る」
「……」
「そこから先は、ちゃんと進めればいいんです」
神谷さんはしばらく黙っていました。
やがて、机の上の電話を見ます。
「……森下さんの家の買主にも?」
「はい」
「わしから電話するのか」
「その方がいいと思います」
「謝れと?」
私は少し考えました。
「謝った方が、夜よく眠れると思います」
真壁さんが吹き出しました。
「お前、法律じゃなくなってるぞ」
「法律で全部解決したら、不動産屋はいりません」
「よく言った」
所長がほんの少し笑いました。
その日の午後。
事務所の黒電話が鳴りました。
真壁さんが取ります。
「はい、大槻不動産――あ、森下さん」
私は書類を整理する手を止めました。
「……はい。はい。そうですか!」
真壁さんの顔が明るくなる。
「いや、よかった。じゃあまた正式に――はい」
受話器を置いた。
「どうでした?」
「戻った」
「何が?」
「森下さんの家の買主」
思わず立ち上がりました。
「本当ですか?」
「ああ。神谷さんから電話があったらしい」
「なんて?」
「余計なことを言った。価格の話は忘れてくれ、って」
「……」
「それで先方も、一度は不安になったけど、森下さんともう一回話してみるってさ」
私は椅子へ座り直しました。
よかった。
まだ条件は成就していない。
契約の効力も、まだ発生していない。
でも何かが元に戻った。
たぶん、契約より先に。
人と人との信用が。
三週間後。
「売れたぞ!」
朝から真壁さんが叫びました。
「何がですか」
「森下さんの家!」
「!」
「二千五十万。決済も終わった!」
停止条件、成就。
私は思わず両手を上げました。
「おおー!」
「お前が売ったみたいな顔すんな」
「気分的には七割くらい私です」
「盛るな」
そこへ入口のガラス戸が開きました。
神谷さんです。
「おはようございます」
少し気まずそうでした。
「神谷さん」
「……森下さんから聞いた」
手には紙袋を持っています。
「家、売れたそうですね」
「ああ」
神谷さんは私をちらりと見て、
「二千六百万で、予定どおり売る」
と言いました。
真壁さんがにやりとします。
「三千二百万の方は?」
「断った」
「六百万ですよ?」
「うるさい」
真壁さん、絶対わざとです。
「まあ……」
神谷さんが紙袋を私の机に置きました。
「約束したからな」
中を見ると、梨がぎっしり入っていました。
昭和の和解、だいたい果物です。
「それに」
神谷さんが続けます。
「森下さんから電話があった」
「はい」
「『家が売れました。約束どおりお願いします』って」
少し照れたように鼻をこすりました。
「嬉しそうだったよ」
「でしょうね」
「子供が来年、小学校らしい」
「へえ」
「あの土地に家を建てたいんだと」
私は初めて聞きました。
そうか。
森下さんは、転売するために買うのではなかった。
あそこへ家を建てる。
家族で暮らす。
庭を作るかもしれない。
子供が走るかもしれない。
六百万円高く買う誰かではなく、最初に約束したその人へ土地が渡る。
「……まあ」
神谷さんがぼそりと言いました。
「それならいいかと思った」
真壁さんが笑います。
「六百万より?」
「だからうるさい!」
「痛っ!」
神谷さんが丸めた新聞で真壁さんの腕を叩きました。
いい音がした。
昭和です。
その日の夕方。
私は机に向かって、停止条件と書かれたページを開いていました。
昨夜までなら、
停止条件。
条件が成就した時から効力発生。
それだけ覚えて終わっていたと思います。
でも今は違う。
条件がまだ成就していなくても。
約束まで消えているわけじゃない。
相手の期待を、好き勝手に踏み潰していいわけじゃない。
まして、
自分に都合が悪いから条件をわざと成立させないようにして、
「ほら、条件が成立しませんでした」
なんて顔をするのは許されない。
法律は、そこまで間抜けではありません。
「何書いてんだ?」
後ろから真壁さんが覗き込みました。
「停止条件です」
「今日の復習か」
「はい」
私はノートに書きました。
停止条件――条件が成就するまで、法律効果を待たせておくもの。
真壁さんが読みます。
「待たせておく、ねえ」
「分かりやすいでしょう?」
「じゃあ神谷さんは?」
「発車前の電車から、勝手に別の電車へ乗り換えようとした人です」
「乗り鉄に怒られそうなたとえだな」
「真壁さんなら、どう書きます?」
少し考えて、真壁さんが言いました。
「婚約」
「はい?」
「結婚式まだだからって、別の女と結婚していいわけじゃねえだろ」
「……」
私はじっと見ました。
「なんだよ」
「意外と分かりやすいです」
「意外とは余計だ」
そこへ所長が通りかかりました。
「栞」
「はい」
「梨、冷えてるぞ」
「食べます」
「返事が早いな」
「勉強には糖分が必要です」
「梨にそこまで糖分を期待するな」
真壁さんが皿を持ってきました。
三人で梨を食べる。
しゃり、と音がしました。
甘い。
「所長」
「なんだ」
「停止条件って、変ですね」
「何がだ」
「効力はまだないのに、守らなきゃいけないものがある」
所長は梨を一切れ食べてから言いました。
「世の中、そんなものの方が多い」
「え?」
「まだ家族じゃない。まだ家じゃない。まだ商売になってない。まだ金も払ってない」
所長は窓の外を見ました。
「だが、人はその“まだ”の間にも、期待して準備する」
私は黙って聞いていました。
「だから約束には、出来上がる前から守る価値があるんだろう」
……ずるい。
たまに所長は、宅建テキストに載っていないことを言います。
しかもそっちの方が覚えやすい。
「栞」
「はい?」
「梨、最後の一つ食うか?」
「食べます」
「余韻が台無しだな」
真壁さんが言いました。
「余韻でお腹は膨れません」
「お前、十八にして人生観が強いな」
私は最後の梨を口に入れました。
停止条件。
条件が起きるまで、効力は眠っている。
けれど契約まで消えているわけじゃない。
眠っている人の財布から、お金を抜いていいわけじゃないのと同じです。
たぶん。
少し違う気もするけど、試験の日に思い出せれば勝ちです。
昭和六十三年。
土地の値段が昨日と今日で変わり、人の心まで一緒に値上がりしていく時代。
そんな時代だからこそ、約束を守らせる法律がある。
私はノートの最後に、一行だけ書き足しました。
――「まだ効力がない」は、「まだ約束していない」という意味ではない。
そして、その横に小さく付け足しました。
条件を自分で潰して逃げようとすると、法律はちゃんと見ています。
「栞、何笑ってんだ?」
「いえ」
私はノートを閉じました。
「停止条件って、思ったより性格がいいなと思って」
「さっき性格悪いって言ってなかったか?」
「使われる側から見れば性格が悪くて、守られる側から見れば性格がいいんです」
「法律そのものじゃねえか」
……確かに。
今日も真壁さんに一本取られました。
でもまあ。
梨が甘かったので、引き分けということにしておきます。
以下に私の作品へのリンク貼ってます。是非、手に取って頂ければと思います。また、ついでに評価ブックマーク頂ければ幸いです。




