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14.『起片』

 舞の耳に聞こえる滝の音が、徐々に大きくなっていく。

 もうすぐだ。

 そう思うと、舞はもう動きを止めてしまった自分の心臓が、脈打つような感じがした。

 さまざまな不安と、京也に会えるかもしれない期待…。

 小さな歩幅をなるべく早く動かし、夜の森を急ぐ。今夜は明るい満月で、暗い森の中でも足をとられずにここまでくることができた。

 折り重なり生い茂る木々がすこし開けてきたとき、舞の瞳に京也の背中がうつった。心の中の鼓動が、大きくひとつ鳴った。

「京ちゃっ…」

 舞がそうよびかけようとしたとき、体が顔面ごと地面に叩きつけられた。

「捕まえたぞ!」

「あの火楽はいないな!?」

「よし、拘束しろ!」

 激しく地面に打ち付けられた顔から、強い痛みが走ってくる。しばしその痛みに意識が朦朧となったが、やがて状況を理解すると、今度は心に痛みが走った。

(やっぱり、罠だった…)

 そんなことわかりきったことだったのに…。

 今の自分は火車なのだ。掃火である京也と会うのに、それ以外の答えが用意されていようか。

 心のどこかで冷えた自分が、今の自分の姿を嘲笑う。

 それでも信じたかった。自分と京也の間に、まだ何か絆が残っているのだと。火車と掃火の間にあるもの以外の何かが…。

 それは、こうなった今でも…。

「こいつ自身は大した力は無い。逃げられぬと思うが、念は入れておけ」

 五人ほどの男たちが舞を押さえつけ、その腕に縄をかけていく。その手つきはまるでモノを扱うようで、舞の細い腕を無造作に背中に動かし拘束していく。

 腕が無理にひねりあげられ、舞の体に激痛が走った。

 舞は涙で滲む視界で、京也を見つめた。京也はこちらを振り向くことはなかった。ずっと舞のいない場所を、見つめ続けている。

 舞の体はやがて、縛り上げられたまま木に吊るし上げられた。そのまわりを屈強な掃火の男たちが取り囲む。

 縄は舞の体に食い込み、苦しみを与える。もう死者であるのだから、呼吸などは本当は必要ないのかもしれない。それでも苦しいと感じることは変わらなかった。

 舞はかすれる声で、京也に呼びかけようとする。

「京ちゃん、おねがいっ。聞いて」

 裏切られてなお京也に必死に伝えようとする、自分でもわからない何かを。

「黙れ!」

 次の瞬間、まわりを囲む男の一人が、そう言い舞の顔を殴りつけた。避けるすべなどもたない舞は、まともにその一撃を頬に受けた。

 痛みと衝撃に、一瞬、言葉が止まる。

 痛かった…。一度は死んだ体でも苦痛や痛覚は残っていて、舞の心に恐怖を呼び起こし震えさせる。

 それでも、舞は口を動かす。

「おねがいします…。京ちゃんに何か伝えなきゃいけないことがあるんです…。少しだけでいいですから、時間をくださ」

「黙れといっているだろう!」

 二度目の拳が舞の顔を打った。

 何倍も体格差がある男から振り下ろされる拳だ。覚悟をしていても、体が震え目に涙が滲んでくる。

 聞く耳などもってもらえない…。

 でも、当たり前だった…。

 今の自分は火車なのだ。話を聞いてもらえるはずがない。ましてや自分ですら何なのかわからないもの、どうやって信じてもらえるというのだ。

「京ちゃんっ…」

 すがるしかなかった。一度もこちらを見ない京也の背中に…。

 何度も、否定された絆に…。それがもう一度繋がるように、必死に願いを込めて…。

「はやく…、はやくっ…。なにかが、こわい…こわい…。なにか、が…」

 この数日、込み上げてくる恐怖に苛まれながら、必死にかき集めたその欠片だけでもと京也へ伝えようとする。

「にっ…」

「いい加減にしろ!掃火の恥さらしが!」

「げっ…」

 男が一際大きく、拳を振りかぶった。容赦など一切ない一撃。そんなものを喰らえば、舞の顔は壊れてしまうだろう。

 固い拳が舞の見開いた目に迫ろうとした瞬間、男の体が吹き飛んだ。

「ぐああっ!」

 いきなり吹き飛んだ男は悲鳴をあげ、木の幹に叩きつけられた。そしてそのまま意識を失う。

 舞の目に映ったのは輝く青銀の長い髪をたたえた後姿。

「氷煉さま…」

 茫然と呟く…。

 舞を庇うようにその場に姿を現した氷煉は、続いて左腕の一振りで舞を取り囲んでいた男たちを残らず吹き飛ばす。その一撃に容赦はなく、男たちは岩や地面に体を打ち付けられ倒れてく。

「よくも舞を傷つけてくれたね」

 いつもの穏やかな声とは違う冷たい声。目は夜の闇に爛々と赤く輝いていた。

「現われたぞ!あの火楽だ!」

 叫び声があがる。

 舞のまわりにいた男たちは氷煉の一撃で昏倒させられたが この場所にいたのはそれだけではなかった。力の弱い舞では気づけるはずも無かったが、隠蔽術を使い多数の掃火たちが姿を潜めていたのだ。

 姿を現した百を越える掃火たち。

 しかし氷煉はそれに動じることなく、舞に優しい瞳を向け、その戒めから解き放つ。

「大丈夫だったかい?…とは言えないね。可愛い顔に傷がついてしまった…」

 氷煉は舞の顔を優しく撫でる。舞よりも体温が低くひんやりとした手は、頬の痛みを少しやわらげてくれた。

 舞は泣きそうになった。

 いくら覚悟していても、暴力を振るわれるのは痛かった。抵抗も出来ず暴力を振るわれるのは怖かった。通じぬ言葉、伝えられない想い。そして自分は答えを見つけることすらできない。

 氷煉を騙してまでこの場所に来たというのに結局は氷煉に助けてもらって…。舞は氷煉が来てくれたことの安心感と、それを感じてしまう自分すら情けなくて、溢れてくる涙をどうにもできなかった。

「氷煉さま…、ごめんなさい…」

「いいんだよ、気にしなくて。でも、今度からはちゃんと言っておいてくれると嬉しいね」

 震える声で謝る舞に、氷煉はその頭を撫でる。その手つきは優しく、いつものように舞を安心させてくれる。

 そうやり取りを交わした二人だが、今は敵に囲まれている状況だ。ゆっくりしてはいられない。

 先ほどまで頑なに舞のほうをみようとしなかった京也が、いつの間にかこちらを向き剣を構え、氷煉を睨みつけている。

「その手を離せ!」

「君にそんなこと言う資格があるのかい?舞が殴られるのを黙ってみていた君に」

「…っ」

 京也の怒りを含んだ叫びは、氷煉の冷たい言葉に斬り返された。

 京也はその言葉に歯をかみ締めて、一度、言葉を止めたが、苦しげに声を絞り出す。

「俺は掃火としてすべきことをしているだけだ…」

「そしてもう一度、舞に死を与えるというのかい?今も味わった死の恐怖で毎晩うなされ続けるこの子に」

「くっ…!!!」

 今度こそ、京也の言葉が完全に止まった。表情が歪み、剣を持つ手が震えたのが舞にも見えた。

「さて、怒りはおさまらないけど、舞の治療を優先したいからね。立ち去らせてもらうよ」

 氷煉がそう言い転移術を使おうとしたとき。

「させると思うか!」

 周りを囲んでいた数多の掃火たちの中で、指揮をとってるらしき年嵩の男がそう叫んだ。それと同時に、すでに準備がされていたのだろう。瞬時に、術が発動する。

 舞たちとそれを囲む掃火たちを、さらに大きく囲みこむように地面に描かれた術式が、黄色いひかりを放ちそのまま全員を大きく包み込んでいく。

「これは…。結界か」

 氷煉の手に輝いていた転移術が、光を失い宙へと霧散していく。氷煉は呟いた。

「その通りだ。この中では転移術は一切使えない。もう逃れられんぞ」

 たくさんの掃火たちが剣を構え、舞と氷煉を取り囲む。

「氷煉さまっ…」

 舞が不安な声をあげる。

「大丈夫だよ」

 氷煉は舞を安心させるように抱きしめ、掃火たちから守るようにその腕の中に包み込んだ。しかし、その表情はいつもより幾ばくか厳しいように見えた。

 完全に舞たちを包囲した掃火たち。しかしそこから、なかなか動けなかった。

 相手は琳世の部隊を全滅させ、15人もの甲級掃火を殺したと疑われる火楽。死を恐れないという掃火たちとはいえ、それは題目に過ぎない面もある。進んで死にたいわけではない。

 こういうときは最も実力があるものが突破口を開くのだが、今この場に琳世はいない。そして彼女に継ぐ実力があると認められる京也は…。精彩を欠いた表情で立ち止まり、まわりと同じく動き出せずにいた。

 どうしようもない膠着状態。

 このまましばらくこの状態が続くかと思われた。

 しかし。

「何をぐずぐずしてるんだい」

 低いしゃがれた女の声が響いた。

 同時に周囲を凄まじい圧力が支配する。

 とてつもない威圧感に、舞はあたりの空気が薄くなり、地面が揺れだすような錯覚を感じた。

 そして舞の体はがくがくと震えだす。

「ぁ…あぁっ…あ…」

 口からは意味にならない声が漏れ出してきた。

 殺気。

 そのものが放つとてつもない気。それを浴びただけで舞の体は震え、全身から汗が吹き出していく。

(そんな…そんなっ…)

 転移術を封じられ、多数の掃火に囲まれる考えうる限り最悪の状況。しかし、それすらもまだましだった。今はそう思える。

「琳世さま、お戻りになられたのですか!」

 琳世。東国最強の掃火。今まで数多の火楽を葬ってきたこの国の英雄。

 その女がいまこの場所に立っていた。白髪の少しまじりはじめた髪を揺らし、静かに舞たちを見つめている。

 それだけで舞の心臓が凍りつきそうになる。

 強い人だとは知っていた。

 でも、火車になってみて、初めてわかった。

 こんなにも、こんなにも恐ろしい存在だったなんて…。

 その瞳に捉えられただけで、舞の体はどうしようもなく震え、全身から血の気が失せていく。込み上げてくる恐怖に涙が滲み、歯がカチカチと鳴った。

 火楽という化物すら獲物とする怪物。狩られるものとなって今はじめて、それがどんなに存在だったのか理解した。

 突如、この場所に琳世は、掃火たちの間をすり抜けると、舞のほうへと近づいてくる。その瞳は舞を見つめていた。舞は恐怖のあまり、その瞳から目をそらすことすらできなかった。

 一歩、一歩、その足が近づくたびに、舞の心臓がばらばらに引き裂かれそうになる錯覚を覚えた。

(こわい…、こわいっ…、こわい)

「舞…、おどろいたよ。まさか、火楽のくぐつになっているとはね…。かわいそうに…。あたしがその呪縛から解放してあげるよ」

 口に上るのは同情的な言葉。しかし、その声に感情の揺れは見られない。

「こいつだよ…。こいつがあたしたちの部隊を全滅させた火楽だ。もう逃したりはしない…。ここで必ず、あたしの手で滅ぼす」

 もう、舞は込み上げてくる恐怖に、氷煉の腕の中で動くことすらできない。小刻みに震える体、手は無意識に氷煉へとすがりついていた。

(どうしよう…)

 まさか、琳世さまがこの場所に現われるなんて…。

 このままでは舞だけでなく、氷煉まで殺されてしまう。

 自分が巻き込んでしまったせいで…。

 なんとかしなければいけない。

 力などない舞にできることなど、たかが知れているのかもしれない。だけど、舞には氷煉を巻き込んでしまった責任があった。命などない身だから、その体だけでも犠牲にして氷煉を助けられたら…。

 そう思うのに、舞の体は動けなかった。それどころか逆に、恐怖に心を支配され、怖気づき、氷煉の腕にしがみつくことしかできない。

「いくよ!」

 その言葉と共に、銀の閃光が舞に向かって放たれた。

 氷煉のかざした手がそれを受け止めるが、その手から血が噴きでる。

「氷煉さまっ!?」

 舞の口から動揺の悲鳴があがる。氷煉が血を流すのを見るのは初めてだった。

「くっ、これはまずいかもね」

 傷自体はそんなに大したことがなさそうだった。しかし、氷煉の表情には今までのような余裕はなく、額からは汗が滲んでいる。

(どうしよう…わたしのせいだ…。わたしが勝手なことをしたから…氷煉さままで…)

 舞は自らのした行動を後悔した…。自分の浅はかな行動が、いま氷煉を命の危機にさらしている。

「琳世どのが来てくださった!これで勝利は間違いない!我々は援護するぞ!」

 急な琳世の登場に一時は傍観者となっていた掃火たちも、琳世が攻撃を開始したことによって動き始めた。状況はどんどんまずくなっていく。

「京也、協力しな!連携して攻撃をかけるよ!」

「…、はい!」

 動きの悪かった京也も、琳世にそう言われ剣を握り参戦する。

(もう、だめだ…)

 恐怖に押しつぶされた舞の心は、折れかけた…。氷煉も自分も滅ぼされてしまう未来。それを見て、目の前が真っ暗になる。

 自分の探していたもの、氷煉に復活させてもらった命、そして氷煉の命までも、すべてが終わってしまう…。絶望が、そして琳世への恐怖が心を支配する。

 氷煉は地面を蹴り高く飛び上がった。掃火たちの包囲を抜けようと考えたのだろう。

「逃がすと思うかい!」

 しかし、飛び上がりすぐさま追いついた琳世が、上段から凄まじい一撃を放つ。

「きゃあっ!」

 氷煉の体は舞を抱きしめたまま吹き飛ばされた。そして地面に向かって思いっきり叩きつけられる。

 氷煉の腕の中にいた舞も強い衝撃を感じた。飛ばされた先にあった木が、すさまじい轟音を立て、一瞬で砕け散った。

 なのに、舞の体はどこも痛くはなかった。

 舞は不思議そうに目を開いた瞬間、悲鳴をあげた。

「氷煉さま!」

 舞の目に写ったのは、自分の分まで衝撃を受け傷だらけになった氷煉の姿。その背中には着物が破け、折れた木の破片が突き刺さり血が出ていた。

「大丈夫だったかい?」

 優しく言う氷煉に、舞は泣きながら言った。

「なんで、そんな氷煉さまは…。巻き込まれたのはわたしのせいなのに…。守ってもらう資格なんかないのに…」

「気にやむことなんかないよ、君は僕のしえななんだから。僕が必ず守る」

 しかし、その後ろから迫る、恐ろしい足音が聞こえた。

「ずいぶんと余裕だね。お暑い茶番劇なんかやってる暇はあるのかい?」

 その足音を聞いただけで、舞の体はまた恐怖に震えだした。体ががくがくと震えだし、動けなくなる。

「そうだね」

 氷煉は立ち上がるといった。

「舞、逃げなさい」

「えっ?」

 琳世に吹き飛ばされたお陰で、掃火たちの包囲網は崩れていた。森のほうへわずかな道が開けている。

「相手は僕が食い止めるよ。だから、はやく」

 舞は一瞬茫然となった。やがて氷煉の言っていることを理解する。

 逃げろというのだ。氷煉を置いて一人で…。罠にかかったのは舞のせいなのに、氷煉を犠牲にして…。

「で、でもっ」

「行きなさい」

 ためらう舞に、氷煉はもう一度強く言う。

「大丈夫、必ずあとで君のもとに行くよ」

 ためらっていた舞だったが、琳世の足音が一際近くに聞こえたとき舞は走り出していた。

「逃がすとおもうかい!」

 琳世はすぐさま追おうとするが、その前に氷煉が立ちふさがる。

「いかせないよ」

「ちぃ」

 琳世は舌打ちしたが、すぐに氷煉へと剣を構えなおす。

「まあいい。あんたを殺せば、いずれあいつも動きを止める」

「いっておくけど、殺されるつもりはないよ」

 舞の逃げた森の前で、氷煉と琳世は向かい合った。


***


 舞は涙をながしながら、夜の森を駆けていた。

 情けなかった。何も力になれないことが…。巻き込んでしまったくせに、何も出来ない自分が…。

 あそこで逃げた理由だって、氷煉が逃げろといってくれたからとか、自分がいても足手まといになるからとか、そんな理由じゃなかった。

 怖かった…。琳世が、恐ろしくて、恐ろしくて、たまらなかった。

 だから、逃げたのだ。

 氷煉を置いて。あの場所に向かった目的も置いて…。ただひたすら…。

 力が無いだけじゃない。心だって弱くて、自分勝手で愚かで、助けてくれた氷煉すら命の危険に巻き込んだ。そしてそんな氷煉を置いて一人で逃げた。

 臆病で卑怯で京也にも氷煉にも迷惑をかけることしかできなかった自分。

 それを変えたいと思って行動した結果ですら、恐ろしい琳世から逃げることしかできなかった。

 どうしようもない恐怖に心を折られてしまった…。

 そう思ったとき、ふと疑問が浮かんだ。

『なんで、そんなに怖いとおもった?』

 なんで…?

 そんなの当たり前じゃないか。東国最強と呼ばれる掃火の琳世である。恐ろしく、とてつもなく強い人だ。

 それを恐ろしいと思わないはずが無い。

 けど…。

『けど、本当にそうだろうか』

 だって強いというのなら、京也や隊長だって強い。それどころか、どんな掃火だって大人だって自分よりはよっぽど強い。

 なんで…?

 京也や隊長は優しいから?

 じゃあ他の人は?

 琳世とは強さが違うから?

 そうかもしれない。それで十分、納得できる。

 ただしい理由のはずだった。

 なのに…。

『なんで…?』

 舞の心は疑問を投げかけ続ける。

 自らの感じる恐怖に、自らの感じていた恐怖に。

 舞の心に存在し続ける恐怖を、もう一度強く意識させる。全身がかたかたと震えだし、噛み合わぬ歯がかちかちと音を立てだす。 舞はその場に立ち止まり、自らの体を抱きしめ震えだす。

(こわいっ…こわいっ…こわいっ…こわい!!!)

 この恐怖、それを舞は知っていた…。ずっと、ずっと前から…。

 どんどんあふれ出す恐怖に舞の意識が飲み込まれようとしたとき、心の中に一際大きな声が響いた。

『なんで…怖いと思った?』

 なんで…。

 震えの止まった舞の口から、ぽつりと、言葉が零れ落ちた。

「あの人がわたしを殺した」

 こぼれだした一粒の雫が、その頬を伝う。

「あの人が、わたしを殺したんだ」


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