第54話 疑惑
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4人の動きが止まり、一瞬の睨み合いとなる。
神「ほう……もしかして気付いているのか?」
女神「判ったところで、もうどうにもなりませんがね。」
神「もう、2択しかないからな。」
神と女神は不敵に笑う。
「フフフ……」
会場では、睦月が秋桜を睨みつけていた。
「話を聞かせてもらおうか!」
二刀流で斬りかかる。
しかし、刀は水壁に阻まれた。
「どういう意味なんだ?」
秋桜「えっとね~。」
「神様はね~。」
「ヤバいのよ~。」
睦月の顔が曇る。
「それじゃ判らないよ……。」
刀を切り返すが、やはり水壁に止められる。
秋桜「金木犀の方が詳しいよ~。」
その間も金木犀は大剣を舞うように振るい、睦月と向日葵を攻め立てる。
本気の一撃。
睦月は受けるので精一杯。
向日葵も避けることに集中する。
金木犀「私と文月は調べているうちに、ある情報を得ました。」
巨大な刃が目の前を通り過ぎる。
睦月「くっ……その情報は?」
向日葵「話だけしてよ!」
金木犀「既に怪しまれています。」
睦月「それなら話に集中しては?」
金木犀の大剣が、睦月の顔の前で止まる。
金木犀「神と戦いますか!?」
睦月と向日葵が固まる。
その圧に押されていた。
ここまで来て嘘を言う目ではない。
行動でもない。
真剣そのものだった。
睦月「いきなり言われてもな……。」
向日葵「うーん……だって神さまだよ?」
金木犀「そうですよね。」
「信じられなくて当然です。」
睦月「……優勝してから考えさせてもらう。」
向日葵「勝つのは私達だよーー!」
金木犀「私達も負けません!」
次の瞬間。
睦月と向日葵が同時に飛び出した。
向日葵の拳が大剣に届くと思われたが、
目の前に水壁が現れはばまれる。
秋桜「お話は終わり~?」
「決勝戦だからね~。」
「最後まで頑張ろう~。」
睦月「……そうだな。」
向日葵「うん!」
金木犀「決着をつけましょう。」
再び4人が激突する。
しかし、
「神と戦う。」
その言葉だけは、睦月と向日葵の心に深く残っていた。
秋桜「今度は向日葵が相手してくれるの~?」
向日葵「もちろん!」
「今度は2人で行くよ!」
睦月と向日葵の連携が秋桜を襲う。
当然、金木犀も援護に入る。
しかし、大剣ゆえの弱点があった。
大きすぎる。
秋桜の水壁に大剣が当たってしまうのだ。
軽くなっているとはいえ、繊細な操作は難しい。
そして睦月と向日葵は上手く立ち回り、秋桜を盾にするように動く。
秋桜「金木犀、大丈夫だよ~。」
「私に任せて~。」
金木犀は頷き、距離を取る。
そして大剣を地面に突き刺した。
それを見て、睦月達も距離を取る。
睦月「……戦いにくい。」
向日葵「バフで一気に行く?」
睦月「駄目だ。」
「爆発の危険がある。」
「無意識で調整出来るとは思えない。」
向日葵「判った。」
「じゃあ決勝戦だから……。」
「アレ使ってみる。」
睦月「アレって……?」
向日葵が笑う。
「まだ出してない技があるんだ。」
今後もよろしくお願い致します。




