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今宵月 月花大戦  作者: アル治
崩れる盤面

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54/58

第54話  疑惑

いつも読んでいただきありがとうございます。

4人の動きが止まり、一瞬の睨み合いとなる。

神「ほう……もしかして気付いているのか?」

女神「判ったところで、もうどうにもなりませんがね。」

神「もう、2択しかないからな。」

神と女神は不敵に笑う。

「フフフ……」

会場では、睦月が秋桜を睨みつけていた。

「話を聞かせてもらおうか!」

二刀流で斬りかかる。

しかし、刀は水壁に阻まれた。

「どういう意味なんだ?」

秋桜「えっとね~。」

「神様はね~。」

「ヤバいのよ~。」

睦月の顔が曇る。

「それじゃ判らないよ……。」

刀を切り返すが、やはり水壁に止められる。

秋桜「金木犀の方が詳しいよ~。」

その間も金木犀は大剣を舞うように振るい、睦月と向日葵を攻め立てる。

本気の一撃。

睦月は受けるので精一杯。

向日葵も避けることに集中する。

金木犀「私と文月は調べているうちに、ある情報を得ました。」

巨大な刃が目の前を通り過ぎる。

睦月「くっ……その情報は?」

向日葵「話だけしてよ!」

金木犀「既に怪しまれています。」

睦月「それなら話に集中しては?」

金木犀の大剣が、睦月の顔の前で止まる。

金木犀「神と戦いますか!?」

睦月と向日葵が固まる。

その圧に押されていた。

ここまで来て嘘を言う目ではない。

行動でもない。

真剣そのものだった。

睦月「いきなり言われてもな……。」

向日葵「うーん……だって神さまだよ?」

金木犀「そうですよね。」

「信じられなくて当然です。」

睦月「……優勝してから考えさせてもらう。」

向日葵「勝つのは私達だよーー!」

金木犀「私達も負けません!」

次の瞬間。

睦月と向日葵が同時に飛び出した。

向日葵の拳が大剣に届くと思われたが、

目の前に水壁が現れはばまれる。

秋桜「お話は終わり~?」

「決勝戦だからね~。」

「最後まで頑張ろう~。」

睦月「……そうだな。」

向日葵「うん!」

金木犀「決着をつけましょう。」

再び4人が激突する。

しかし、

「神と戦う。」

その言葉だけは、睦月と向日葵の心に深く残っていた。

秋桜「今度は向日葵が相手してくれるの~?」

向日葵「もちろん!」

「今度は2人で行くよ!」

睦月と向日葵の連携が秋桜を襲う。

当然、金木犀も援護に入る。

しかし、大剣ゆえの弱点があった。

大きすぎる。

秋桜の水壁に大剣が当たってしまうのだ。

軽くなっているとはいえ、繊細な操作は難しい。

そして睦月と向日葵は上手く立ち回り、秋桜を盾にするように動く。

秋桜「金木犀、大丈夫だよ~。」

「私に任せて~。」

金木犀は頷き、距離を取る。

そして大剣を地面に突き刺した。

それを見て、睦月達も距離を取る。

睦月「……戦いにくい。」

向日葵「バフで一気に行く?」

睦月「駄目だ。」

「爆発の危険がある。」

「無意識で調整出来るとは思えない。」

向日葵「判った。」

「じゃあ決勝戦だから……。」

「アレ使ってみる。」

睦月「アレって……?」

向日葵が笑う。

「まだ出してない技があるんだ。」

今後もよろしくお願い致します。

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