おまけ②
☆裏設定(一部)☆
※完結後のネタバレ全開おまけです。
①ヘレナさん
実は、ヘレナさんは五年前の保護時に、ロビンの正体に気付いている。
けど、本人が「ロビン」と名乗ったので、一切触れなかったし、誰にも言ってない。
同様に、ドロシーさんの正体にも気付いているが、一切触れない。
最初にドロシーさんのことを、「たぶんロビンくんと気が合う人」って言ったのは、そういう意味での悪戯。
なお、教会上層部(法国上層部)が気付いているかは不明。
②教会について
本作で登場する宗教は、テルシア教というお名前。
世界中に広く信徒を持つ。
帝国からかなり離れた西方に、聖都タイタニアを中心とした、テルシア法国がある
初代聖女の名前がタイタニアであり、その名前から聖都は名付けられている。
シャーウッド王国が滅んだ時、アルバートの命を救ったのは、シャーウッド王国辺境にあった教会であり、当時ヘレナがそこに赴任していた。
テルシア法国の国力は帝国には劣るもののかなり大きい。聖槍十三騎士団とかもいて、強い。
治癒魔術については、帝国より法国ひいては教会の方が進んでいる。
③契約遵守の魔術
「ロビン」という名でサインをしたので、「ロビン」を完全に捨てれば、魔術の影響を受けない。
偽名であると割り切り、教会に迷惑をかけることすら覚悟すれば、逃げられなくもない、とサインするときに少しだけ計算していた。
なお、エレオノーレもそれには気付いてた。
④ジルベルトの嫌がらせ
前任者へのちょっかいも、ロビンの宿の件も実は指示を出してない。
宿の件も「エレオノーレの秘書官くん、安宿に住んでるんだって。なんかあったら大変だよね」としか言ってない。
でも、それで周りが何かする可能性があることはわかってた。
わかってた上で、悪戯心で放置はしてた。
⑤アルバートの復讐心
教会での生活で、ある程度は解けています。
自分以外、そしてシャーウッド以外にも似たような境遇の、そして自分より幼い子もたくさんいるわけで。
それどころではなかったという面もありますが。
まあ、後は「帝国は嫌いだが、住んでいる人たちまで憎めるほど器用ではない」というのと、「復讐心では腹は膨れない」というところですかね。
そのあたりのことは教会回でちょっとずつ描いていくつもりだったのに、大体ドロシーさんに食われました。
なので、アルバートの内心を上手に描写していけなかったのは少し悔やまれます。
⑥皇帝の私室に仕掛けられた魔導具
はい、マーリン製ですね。
ロビンによる実験を経て、オスカーに正式版が提出され、オスカーとハインリヒが共同で仕込んだ。
探知魔術に引っ掛からないのでハインリヒは自信満々だったが、老侍従がそっこーで気付いた。
なんで気付いたかは知らない。
皇帝が「面白いからしばらく放っておけ」と言ったので、しばらく放っておいた。
そして、「オスカー殿下に関して報告したいことがあるとカミラ殿下からご連絡が」と言われた時点で外した。
⑦正座
作中ではジルベルトとエレオノーレが正座していますが、カミラも何度かドロテアに正座させられたことがあります。
ハインリヒもあります。
オスカーもあります。
グスタフはありません。
⑧エレオノーレが皇帝を目指したきっかけ
前任の秘書官三人がジルベルトの嫌がらせで辞めた直後、合格者名簿でアルバートを見つけた。
「このままだと、この人もまた嫌がらせで辞めさせられるかもしれない」
「……もういっそ、全員黙らせて私が皇帝になればいいのでは?」
と考え、目指すことにした。
なお、第39話裏の「恋愛してる暇なんてない」は嘘ではない。暇はない。
⑨ドロシーとの推理小説談義
「どんでん返しのある小説が好きね」
「最後に『は?』と言わせてくれるやつとか」
「読み返せば、あまりにも露骨なのにね」
この辺を目指して、この小説は書いてます。
でも推理小説を描ける灰色の脳細胞がないため、宮廷コメディ風正体隠し呼称トリックに走りました。
☆外伝ネタ☆
①テルシア法国訪問
ロビン、エレオノーレ、リズ、ドロテアでテルシア法国へ。
正式に皇帝を診てもらうために、ご挨拶と根回しも兼ねてテルシア法国の聖都タイタニアへ。
こっそりワクワクが隠せないドロテアとか。
修行してるオルランドがいたりとか。
②旧シャーウッド王国領訪問。
ジルベルトの悪ふざけ発案。
ケイ、マーリン、ロビン、ジルベルトによる男旅。
半分焼けたままの王城。
何故か無事だったアルバートの机とか。
③エレオノーレ視点
たぶん、すごくうるさい。
でも、一話の時点からネタバレ全開。
④五年前のお話(Side帝国)
実は、ローラントが言っていた「シャーウッドを訪問予定の要人」というのはエレオノーレ。
なお、そのことをエレオノーレ自身は知らない。
帝国側で知っているのは、オスカー、ハインリヒ、カミラ、皇帝の四人だけ。
策として決定したときに、カミラが「エレオノーレには絶対に知らせないこと」をオスカーとハインリヒに約束させた。
グスタフは知らせたら怒りそうという理由で知らされなかった。
④-2五年前のお話(Side王国)
王様と第一王子は、「エレオノーレ訪問予定」のお手紙を見て、「きっとアルバートも喜ぶ」と思って内緒にしてた。
帝国に対する警戒もあったが、万が一があってはいけないと考え、最高戦力を派遣した。
第一皇子がローラントの行方を聞かれて口ごもったのはそのせい。
なお、国王は最後まで玉座に残ったため、明確に首を取られています。
この辺の話を描くと、何をどう考えても本編の重量的にやりすぎになるのでカット。




