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戦争の前触れ

 関所の周辺では武器を持った冒険者らしき者たちが集まっている。敵意を孕んだ視線。どう見ても歓迎されていない。それでもユリクスたちは関所に向かって堂々と歩き出す。一瞬体を硬直させた冒険者たちだが、すぐに関所からぞろぞろと出てきてユリクスたちに武器を向けた。


「まさかこの町にいたとはな、〝異端な(アグリー・)る獣たち(デスペラーズ)〟」


 冒険者たちの様子は明らかに嫌悪と侮蔑を抱いているのがわかる。その感情を向けられて立ち止まったユリクスたちは。


「その呼び名やめてほしいよね」

「ほんとよねぇ」


 この反応である。未だ通り名が気に入らない一行であった。そんなやり取りが聞こえていない冒険者たちの方は気を張り詰めてこちらの様子を窺っている。先程の戦いもあってか、無闇に攻撃できないのだろう。これでは埒が明かない。


 ライトが溜め息をついた。


「ボクたちはアンタたちと事を構えるつもりないんスけど、どいてくれないっスか?」


 ライトにしては珍しく素っ気なく言うと、冒険者たちは殺気立った。


「獣族のくせにふざけんなよ。そんなこと言って俺たちを殺すつもりなんだろ」

「そのつもりならさっきの魔獣を倒したりなんてしないっスよ」

「何が魔獣だ! あんなの化け物だろうが!」

「まぁ化け物みたいな奴だったのは否定しないっスけど」

「あんな化け物を倒した龍王だって化け物だ! 人間にあんな奴倒せるわけがねぇ!」

「……あ?」


 ライトが殺気立つ。年不相応の激烈な怒気を受けて冒険者たちは息を呑んだ。中には後退りした者も。


「流石に腹立つんスけど」

「……ライト、落ち着け」

「私もムカついた。兄さんに助けてもらっておいて」

「……戦ったのは俺だけじゃないだろう」

「ユリィがいなかったら倒せなかったんだから間違いではないでしょ」


 ユリクス以外が大分ピリついている。疲労のせいだろう。まさか自分が一番落ち着いているとは……。ユリクスは面倒な状況に溜め息をついた。早く休みたい。


 一触即発な双方。さてどうするか。らしくもなく頭をぐるぐると悩ませていると、新たに多くの冒険者たちが関所から出てきた。更に増えたか。げんなりすると、予想外にもその冒険者たちはこちらへ武器を向けている冒険者たちに向き合った。


「おめぇらは何してんだ!」

「龍王たちは俺たちを救ってくれたんだぞ! なのに何で武器向けてんだよ!!」


 なんとこちらを擁護している。どういうことだろうか。様子を窺えば、ユリクスたちを放って冒険者たちが勝手にぶつかり始めた。


「てめぇらこそなんで獣族なんかの肩持ちやがる! こいつらは化け物なんだぞ!!」

「神人族は化け物なんかじゃねぇ! どいつもこいつも神人族を獣族なんざ言いやがって! 神人族は俺たち人間族に何もしてねぇだろ!!」

「獣族共は俺らを騙してやがっただろうが! 魔獣を操ってよ!!」

「そんな証拠どこにもねぇだろ!! 何が〝決別の日〟だ! 勝手な思い込みで殺しまくって、人間族の方がよっぽど悪人じゃねぇか!!」


 ユリクスたちは理解した。これは今回の件についての争いではなく、〝決別の日〟に対する争いだ。神人族を悪と断定している者。そして神人族の無実を信じる者。今回の件が、元々相容れなかった双方がぶつかる火種となってしまったのだろう。


「なんかやばくねぇか?」

「そうですね……今にも戦い始めそうな勢いです」


 最初は言葉の応酬だけだったが、段々と冒険者たちから魔力が漏れ始めている。神核を持たない者なら身体強化だけなので相手は大怪我くらいで済むだろう。しかし神核を持つ者はもちろんいる。そんな者たちが感情任せに魔法など使ったらどれだけの被害が出るかわかったものではない。魔法の威力はかなり弱いだろうが、争っている全ての冒険者も弱そうなので死人が出てもおかしくはないだろう。


「止めるとなっても容易くはなさそうだぞ?」

「そうね。あの人数を相手に止めるのは難しそうだわ」

「……面倒な」


 とても面倒。放っておけないから面倒なのだ。正直冒険者同士の争いなどどうでもいい。勝手にやってくれ。と言いたいのだが、その理由が神人族の信疑に関わるというのであれば話は別。このままにしておくのは寝覚めが悪い。とはいえ何も解決策は浮かばないのだが。


 徐々に苛烈さを増す争い。どうしたものかと思案していると。


「やめよ!! やめるんじゃ!!」


 耳馴染みのある声が聞こえてきた。すると、冒険者たちの間をかき分けて少女が現れる。リルクだ。その後ろからギルド職員の制服を来た複数の人間もついてきている。リルクはユリクスたちの側まで来ると冒険者たちの方へ向き合った。


「これ以上の争いはやめるんじゃ!」

「あぁ? 誰だてめぇは」


 冒険者たちが訝しげな視線をリルクへと向けている。この町の人間はギルド支部長の姿を知らないので当然の反応だ。リルクは怯むことなく毅然と返答する。


「ワシはこの町のギルド支部長じゃ!」

「はぁ?」

「何言ってんだこのガキ」

「てめぇみてぇなガキが支部長なわけねぇだろ」


 十五歳ほどの少女が支部長と聞かされても普通は信じないだろう。ユリクスたちも始めは信じられなかったのだから。だがリルクは動じない。


「信じられなくて当然じゃろうな。じゃが事実じゃ。オマエたちはここにいる職員たちには見覚えがあるじゃろう」


 リルクの側に立つ職員たちが冒険者たちを真っ直ぐに見ている。その姿はリルクの言葉を肯定するものだった。冒険者たちがざわつきだす。


「……仮に支部長だとして、なんでそいつらのとこにいんだよ」

「そんなの、この町を救ってくれた功労者たちに礼を告げるのは当然のことじゃからだ。そういうわけじゃ、感謝するぞリューオーたちよ」

「……あぁ」


 ここは元々繋がりがあったと知られない方がいいだろうと当り障りのない返答をしておく。しっかり空気が読めるようになったユリクスである。まぁ、ここで更に状況をややこしくするのを面倒くさがっている、ともいう。


 リルクは真っ直ぐに冒険者たちを見据える。支部長として相応しい凛々しい姿だ。


「神人族の信疑はここで結論づけられるものではない。じゃから争いはやめるんじゃ」

「結論だ? 獣族共の一族と魔獣は同じなんだぞ!? 繋がってるに決まってんじゃねぇか!」

「何が決まってんだよ! 神人族たちが殺されても魔獣はいるんだぞ!? なのになんで決めつけてんだよ!」

「そもそも、獣族共だけが魔法を使えてたんだ! 魔法の使えねぇ俺たちのことを見下してただろ!」

「そんなの一部の奴らだけだろ! 人間族だって良い奴も悪い奴もいる! 神人族だって同じだ!」

「ええい! もうやめろと言っておるじゃろうが!」


 リルクが何を言っても争いは止まらない。それに、ここでの争いが収まったとしても今後彼らの間で殺伐とした敵愾心(てきがいしん)が消えることはないだろう。きっとそれは数々の問題を引き起こす。一度爆発してしまった以上、もうどちらかが折れるまで、あるいは制圧されるまで争い続けるだろう。


 〝戦争〟。これから確実に起こる惨劇。それはもう始まっていたのだ。いや、〝決別の日〟が起こった十年前から、もうその前触れはあったのだ。一人一人が神人族との異なる縁があることが兆しだったのだ。悪い縁があれば負の感情が生まれる。良い縁があれば正の感情が生まれる。何も縁がなければ無関心だろう。一人一人の人間が持つ心が違うからこそ、争いが生まれるのだ。


 大なり小なり争いは起こるにしても、流石に今回は大きすぎる。どうにかして止めなければならないだろうが……。


「……もうよい」


 リルクが低い声音で言った。その声音に乗せられた圧が場に広がる。あれだけ騒いでいた冒険者たちが一斉に沈黙した。


 リルクを見れば、そこに表情はなかった。しかしその表情は相手を圧倒するものがある。初めてみる支部長らしい貫禄ある姿だ。リルクが静かに言った。


「この件について争いを望む者は今すぐにこの町から出よ」


 冒険者たちが動揺を見せた。次いでそれが納得できない様子に変わる。リルクは続ける。


「支部長としてこの場にいる冒険者に命じる。争いを望む者はこの町から出よ。そしてサダン王国に向かうがよい。そこで反駁(はんばく)せよ。オマエたちは皆サダンへと招集がかけられていることを知っているはずじゃ。早く向かって準備でもしておれ」


 冒険者たちがたじろぐ中、リルクがユリクスへと顔を向けた。


「リューオー、オマエは〝ギルド総長の懐刀(ガーディアン)〟じゃ。よって支部長として特命を下す。この町での争いを望む者がいればなんとしてでも追放せよ」


 リルクはユリクスにすら圧を向けてきた。拒否は許さないという厳命だ。ユリクスに圧は効かないが、それでもこれは乗るべきだろう。でなければこの場は収まらない。仲間たちもユリクスへと視線を向けている。今回は選択を委ねられたものではないことくらいわかる。ユリクスは冒険者たちへ気絶しない程度の圧を向けた。冒険者たちが硬直する。


「……俺は、俺たちを害する者を殺し尽くす。だがギルドは追放を選んだ。なら俺は追わない。死にたくなければ町を出ろ」


 息を呑んだ冒険者たちは震え上がった。そして一歩ずつ後退していくと続々と這々の体で逃げていく。ここまで怯えさせたら大丈夫だろう。ユリクスはとても満足した。


「……リューオー」

「……なんだ」

「……殺すは言い過ぎなんじゃが……」


 おや? ユリクス的にはとても満足なのだが……。しかし仲間たちを見ればやれやれと呆れた視線を向けてきている。やることはやったではないか。解せぬ。


 納得できないユリクスを置いてリルクを含めた仲間たちは関所へ向かって歩き出した。むすっとしたユリクスもそれに続く。関所に辿り着くと、ユリクスたちを擁護していた冒険者たちに迎えられた。皆朗らかな表情をしていて好意的な態度だ。冒険者のうちの一人がユリクスへと手を差し出してきた。


「さっきはあの魔獣を倒してくれてありがとな」

「……あぁ」


 ユリクスも手を差し出し握手を交わした。手を離すとユリクスは疑問に思っていたことを真っ直ぐに問う。


「……お前たちは何故神人族に肩入れする?」

「肩入れって……そんなの神人族を信じてるからに決まってるだろ?」

「……何故信じられる?」

「そりゃあ仲良かった神人族の友達(ダチ)を信じてるからな。それに……」

「……それに?」


 冒険者たちが揃って顔を見合わせた。互いの思いを確認し合うような表情は険しい。再び冒険者たちがユリクスたちへと顔を向けた。


「〝決別の日〟は明らかにおかしかった」

「……おかしい?」

「あぁ。俺も含めて、みんな最初は無差別な殺しが始まったんだと思ってたんだ。そんで隠れたり逃げたりしてたんだが、後になって殺されたのが神人族だけだったのを知った。でもおかしいだろ? 知り合いならともかく、誰が神人族かなんてわかんねぇ。なのになんで解放者(リベレイター)たちは迷わず神人族だけを殺せたんだ?」


 今度はユリクスたちが互いに顔を見合わせた。自分たちは神人族であるが故に神人族の知り合いが多かった。その知り合いが人間族の知り合いに殺される光景を見ていたために己も殺される対象だと自然と認識した。だが言われてみればそうだ。確実に神人族だけを標的にできるというのは違和感がある。何故今まで気づかなかったのだろうと思うが、標的にされていなかったと知った人間族だからこそその違和感を感じ取りやすかったともいえる。ガルダやゲオルグも感じ取ったからこそ〝決別の日〟に神人族を守るために動けたのだろう。……根拠もないのに神人族だけが標的にされていると思い込んでいた当時の自分たちのことは置いておこう。


 ふむ、とユリクスたちが納得していると、冒険者たちが精悍な顔つきになる。


「でもやっぱり神人族は無実だった。だから俺たちは神人族を迫害する奴らを許せねぇ」

「『やっぱり』っていうのは私たちがさっき戦ったから?」

「それもあるけど、何よりギルドがそう言ってるからな」

「……ギルドが?」

「それについてはワシが説明しよう」


 ユリクスたちはリルクへと視線を転じた。リルクは真剣な面持ちで話し出す。


「オマエたちがサダン王国で戦うと決まった時、ギルドは神人族が無実であることを明言したのじゃ」

「はっきり言ったんスか!?」

「そうじゃ。サダンでの戦いにおいて共に戦ってくれる者たちを集めたかったのもそうじゃし、何よりこの戦いで神人族の問題に決着がつくじゃろうからな。ならばもう隠し立てする必要はない」

「決着とまでいくのかしら?」

「ギルドはそう判断した。何故なら、神人族の無実を証明できるのはオマエたちしかおらんという結論に至ったからの」

「……俺たちだけ?」


 リルクは力強く頷いた。


「この先、きっと奴らと戦える者は出てこないじゃろう。戦おうと思う者もな。じゃからオマエたちが最後の砦なのじゃ。オマエたちの戦いによって神人族の問題の行く末が決まる」

「責任重大ですね」

「そうじゃな。それによく考えてみぃ。奴らの狙いはリューオーじゃぞ? リューオーが負けた時点で神人族どころか人類の負けかもしれんぞ?」

「相手は神だからな」


 あー、と納得する一同。すると、ライトが「ん?」と首を傾げた。


「でもギルドが明言しちゃったらバッシングすごかったんじゃないっスか?」

「もちろんじゃ。じゃからオマエたちが負けたらギルドも終わるのぉ! あっはっはっ!」

「笑ってる場合じゃないでしょうに……」

「今のギルドは敵味方共にサダンへと招集がかかっておるから首の皮一枚繋がっておるようなもんじゃ! 負けられては困るから勝つんじゃぞ!」

「なんだか無駄なものを背負わされたような気分ですね」

「無駄とは、貴様もなかなか言うな」

「でもよぉ、俺たちゃ戦う相手が決まってるからいいが、冒険者たちは大変なんじゃねぇか? こっちの方が人数少ねぇだろ?」

「それについては任せてくれ」


 冒険者の一人が気炎を吐いた。他の者たちも同様に剛毅な面構えでこちらを見ている。


「確かに俺たちの方が人数は少ないだろうな。でも、俺たちは殺された友達(ダチ)のために戦うんだ。そんで、今俺たちを救ってくれたあんたたちの力になるためにな。だから負けねぇよ!」


 ニカッと笑った冒険者とそれに頷く者たち。ユリクスたちよりもずっと弱いはずなのに、なんだかとても頼もしく映った。ゲオルグたちが士気をあげてくれるだろうが、そんなことをしなくても最後まで戦い抜いてくれそうだ。そんな彼らにユリクスたちは頷き返す。


「……任せた」

「おう!」


 双方のやり取りを見て、リルクが微笑ましいものを見るような表情でうんうんと頷いた。


「さて、互いの信頼を確かめあったところでそろそろ解散しようではないか。リューオーたちを休ませてやらねばならんからな」


 今度はユリクスたちがうんうんと頷いた。それはもう切実な思いを込めて。早く休みたくて仕方ないのだ。その思いを汲み取ったらしい冒険者たちはお礼の言葉を残してそれぞれ散っていく。ギルド職員たちも同様にギルドへと戻っていった。後にはユリクスたちとリルクが残る。


「とりあえずギルドで休むとして、その後はどうするんじゃ? すぐにサダンへ向かうのか?」

「……そうだな」

「そうか。ならばワシはそれより先にサダンへ向かうとしよう。サダンに着くのはオマエたちが最後でなければならんからな」

「ボクらが戦端を開くことになるからっスよね?」

「そうじゃ。アウシディスや〝神の六使徒(ディーオ・アポストロ)〟と戦うのがオマエたちである以上、オマエたちが来なければ奴らも動かんはずじゃ。現時点で動いたという情報もないしの」

「……奴らは戦争を望んでいるからな。来た奴から殺すような中途半端なことはしないだろう」

「そういうことじゃ。余裕かましおって、腹立たしいったらないのぉ」


 同感だ。実に腹立たしい。何故なら、余裕を見せつけてくることもそうだが、それ以上に気に食わないことがあるから。それはユリクスへと精神的なダメージを負わせるために自分たちの到着を待っていることだ。アウシディスやジークハルトが言っていた言葉を思い返せばそれは明白。一刻も早く斬り伏せてやりたい。ユリクスの内で戦意が燃える。


 リルクが「それから」と深刻な声音で話し始めたためユリクスの意識がリルクへと戻った。


「戦場が王都であることは確認済みじゃ。じゃが、戦場へ向かうことも容易ではないかもしれん。そこは肝に銘じておくのじゃぞ」

「……どういうことだ」

「サダン王国は〝解放者の国〟と言われておる」

「……ゼス・バリアスはサダン王国が最も解放者(リベレイター)が多かったと言っていたな。だからか?」

「ワシも行ったことがあるわけではないから詳しくはわからぬ。総長に事前に詳細を聞いておくか……」

「……いや、いい」

「いいのか?」

「……あぁ。たとえどんな国で、誰が敵になろうが全て斬り伏せる。それだけだ」


 ユリクスは堂々と、普段と変わらない態度で言い放つ。いついかなる時もユリクスのスタンスは変わらないのだ。それを聞いた仲間たちも気負った様子はない。自分たちも同じなのだと、そう思っているのがよくわかる。


 リルクは少しだけ目を見張ると柔らかく笑った。


「本当に、オマエたちは強いのぉ。じゃが……」


 リルクの表情が複雑そうな、あるいは呆れたようなものに変わる。


「情報を聞いておくくらいはしてもいいんじゃないかの……」


 ごもっとも。だがしかし。


「……早くサダンへ行け」

「……あー、もしかしてワシとできるだけ一緒にいたくないと……そういうことだったりするかの……?」

「……そうだ。行け」

「酷いのじゃ!! いい加減ワシの心はズタボロじゃぞ!!」

「……そうか。行け」

「酷いんじゃぁぁぁ!!」

「リルクさん、元気出して?」


 騒ぐリルクをスルーしてユリクスはギルドへと向かった。疲労度マックスな他の面々もユリクスに続く。他者を慰めるよりも自分たちを優先した薄情な連中なのであった。


 さて、次に向かうは敵の本拠地。誰もが求めた戦いの場。そこで全ての決着がつく。〝復讐〟。十年積もり続けた憎しみを晴らすため、彼らは向かう。しかし今は憎しみだけではないのだ。皆が出逢い、共に旅をしたからこそ、今では復讐の先の明るい未来を掴みたい思いがある。戦う〝場所(相手)〟はそれぞれ違う。しかし志は同じ。故に彼らはきっと、〝仲間〟という繋がりが生み出す奇跡を知ることができるだろう――。






お読みいただきありがとうございます。


次話よりついに最終章が始まります。あと少しで完結してしまうことは寂しく思います。けれど彼らの旅路を中途半端にさせないため最後まで駆け抜けますので、皆様も共に彼らの旅を見届けて下さると幸いです。どうぞよろしくお願い致します。

(まだ最後まで書き終えていないので、更新に追いつかれないようにひぃひぃ言いながら書いてます。頑張ります)

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