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ゆめなか日記  作者: 秋葉竹
第1章
34/910

教室

ふつうその日か、前日に書いたものを投稿しようとしていますが、今回のやつはいまからひと月くらい前に書いたやつです。いま、出しておかないと、出すタイミングがなくなるかな、とおもって。学生時代は人生の中でも特別で、色に例えると「蒼い」時って感じでしたね。

「悲しみって 日替りね」

少し軽めの春の陽気がつぶやく


金色の教室で新しいサヨウナラを見つけた

無人の机は古びた傷を刻んでいた


君の挨拶もサヨウナラとつぶやいていた


悲しみの言葉から彼は逃げていたのだろうか

つながりはどこにもなくただの傷だったのだろう


傷口にすり込んだ君の凍えた評価や点数に

涙目が明らかにかすれて


君は不器用に一言をしぼりだす

その諦めは新しい夢を生み

かつてない眺めを


花冷えの朝に見る

濃いめの筆力で鉛筆をぐんぐん書き込んで

目覚めたら手の届きそうな三色の虹


教室の窓ガラス

キラキラ散りばめられたダイヤモンド


かつて誰もが見たという白銀の陽光

あたるあたたかな笑顔


脆弱な者が夢を見る現実の正しさは無視し


それさえ

新しい若者の新しい癒しになるとしても


いったい

空気凍てつく無言を

突き崩されないよう守っている

君は

いまも癒しなど求めているというのか


最後までお読み頂きありがとうございました。あの頃、良くも悪くも、未来が未定でした。

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