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幽霊少女の方程式
梨花が消えた翌日、梨花の家族に電話をし、梨花が死んだ事を聞いた。
俺は梨花の葬式に行く為に新幹線に乗って少し遠くまで行った。
梨花の葬式が終わり、特に目的も無く俺は一人夕陽を眺めている。
梨花に告白して、梨花が消えた河川敷での夕陽によく似ている。
「幽霊……か」
一人呟くと後ろから馴れ親しんだ声が聞こえた。
「幽霊の存在……まだ認めませんか?」
俺は振り返らないまま涙を拭う。
「俺は自称発明家だ。 幽霊なんて荒唐無稽な者認めない、だから……」
後ろを振り返って彼女を指し、堂々とこう言った。
「実験を始めよう」
終