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おでこに紋章ある姫様  作者: 厚揚げ


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姫様島流し編、兄様の端正な顔

姫様の母親は、狩猟を生業とする山間の民であった。兄様の父、つまり先代は軍事訓練も兼ねた鷹狩の案内を山間の長にさせた、土砂降りに会い、山間の長の住処に先代は休む、住処と言っても小屋以下の非常に粗末で屋根があるだけマシであった。しかし、先代はそのようなのは気にしない殿様だったので、野生の茶っぱのお茶頂けるだけで満足そうであった、お茶を淹れたのは山間の長に娘である、

先代は側室として山間の長の娘を城に持ち帰る。それが姫様の母親である


先代の正室つまり兄様の母君は都の位だけが高い貴族の娘である、側室の実家が自分の家の上か下だけしか興味のない方であった。

山間の娘など人すらない者を側室とは正室はいたく侮辱を感じた。

やがて、山間の娘側室は身籠ったと聞いた正室はわなわなと震えるのでした。

そうしてる間に、先代が急死しました。膵臓の脾腫と思われ進行が速かった。

兄様は幼くして跡を継ぐことになった。

正室はどさくさに紛れ、先代の加護が薄れた山間の側室に毒を盛る。

兄様は母君の尋常でない様子を常に感じていたので、察知し、側室の間に急いでいくと、

側室はもがき苦しみながら、自ら短刀で腹を割り、赤子を救い出して命を絶った。

兄様は赤子すなわち姫様を大老に預けます。姫様は大老の養女になりました。

母君も大老では手を出せない。


大老は姫様を厳しく育てる。恐らく出目からして他の家に嫁ぐのは叶わない、自立出来るようにと幼き頃から馬術、体術など仕込む、

兄様は不憫な腹違いの妹を用事を作っては大老の屋敷を訪れ、姫様の相手をする。

そんな兄様は姫様にとっては唯一の血縁であり、全てであった。


やがて、兄様は都から正室を迎える。

姫様は衝撃的な絶望を感じる。姫様にとっては全ての存在である兄様が他の女が奪ってしまうのだ。

「兄様のあの端正で美しいお顔が他の女を寄せ付けたに違いない。」

義理父の大老は領内から湧き出る鉱物油の揮発性を高め、燃えやすくする研究を私的に研究をしてた。

大老の研究棟からガラス瓶に入った揮発性高い液体を姫様は握りしめ、兄様の屋敷に忍び込み

眠ってる兄様の顔に振りかた。

兄様は何事かと飛び起き、側の者が騒ぎを感じ部屋に入ってたとき灯りの火の粉が兄様にかかり兄様は揮発性液体で顔が燃える、屋敷に野獣のような叫び声がした。


後日、大老は兄様に姫様の助命命を願い、その場で腹を切ります。


姫様は幼くして、まだ切腹の方が軽いと言われる島流しと決まった。

島の船着き場に着くと役人は追い払うように姫様を追い立て島に上陸させ、直ぐに船頭に出航させた、船頭はチラッと姫様を見たが不憫だけどどうしようも出来ない、


姫様は1日分の食料と水の入った竹筒と兄様の国の家紋が刻印された短刀だけを持たされていた。つまり、此処で腹を切れってことだが、幼い姫様には分からない。

暫く歩くと、島の役人らしき者が2人近付いてきて、姫様を下から上までじっと見る

背の高い役人らしいのが舌打ちしながら

「なんだよ、餓鬼か、しかも竹筒しか持ってない。」、

背の低いずんぐりした方が

「いや、なかなかの業物の短刀持ってるぞ、」

よく見ると、鞘に兄様の国の家紋が入ってます。

「やめとけ、家紋入りのは後で面倒だ」

どうやら、囚人から追い剥ぎするつもりの様でしたが、盗るものがなさそうなので、何日か持つかなあの餓鬼とか言いながら何処かに去っていく、

暫く進み、島の茂みに入ると、頭上から大きめの蛇が襲ってきましたが、姫様は軽く避けて、なんと、蛇の頭を掴み、家紋入りの短刀で腹を裂き肝を取出し蛇の血ごと飲み込む。暫く、自身の身体の様子を観察し、異常無いのでさっきの蛇は食べれると覚える。

さらに進むと、大猿が、姫様の食料を狙い襲ってきた。しかし、姫様を捕まえようとしたまま動かなくなった。猿のみぞおちに短刀が刺さってる。

すると、先ほどの島役人の背の高い方が何処からともなく現れて、姫様が倒した猿を木に縛り引きずりながら、

「ついて来い。」

ついていくと、広場が開け集落が開けてた。

ここでは、島役人も囚人も関係ない



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