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推し命の転生者、弱小ポンコツな推し神様のために万能な推し活パワーで騎士爵領を大領地にする  作者: 鳥助


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10.住みやすい家造り(1)

「どう? 信仰は集まってる?」


 村で決めた朝晩二回の祈りの時間。そこでミリアたんへの信仰を集め、その力を蓄えることになっている。


 そして今は、その一回目。胸を弾ませながら、私はミリアたんに問いかけた。


『……うん。信仰、ちゃんと集まってるみたい』


「ほんと!? じゃあ、これを続けていけば……消えずに済む?」


 思わず身を乗り出す。けれど、ミリアたんは首を横に振った。


『それは、まだ分からないかな……。創造神に、信者が少なければ消すって言われてるから……』


 声が、少しだけ沈む。


 ――ああ、本当に。……創造神、許すまじ。


 ミリアたんを曇らせるようなことを言って、傷つけるなんて。創造神は私のブラックリスト入り決定だ。


『それに一回目だから、そんなに信仰が集まっていない感じだね』


「えっ……あいつら、やる気がない感じ?」


『そ、そんなんじゃないよ! まだ、深い信仰になっていないっていうこと。だから、薄くしか集まっていないんだよ』


 私、言ったよね? ミリアたんを信仰するのに大切なことを。それなのに、その通りに行動出来ないなんて……引き締めが足りなかった。


「ごめん、ミリアたん。私の言い方が悪かったみたい。だから、これから皆を鞭打ちにして分からせてくるね」


『ど、どうして鞭打ちに!?』


「だって、気持ちが足りなかったんでしょ? だったら、その体に教え込まなくちゃ。そうじゃないと、ミリアたんに信仰が集まらない」


『だ、ダメだよ! 無理に信仰が集まったら、悪い信仰が集まって邪神になっちゃうから!』


 ……はっ! そうだった!


『だから、自然と心から信仰したいっていう気持ちにさせないとダメ』


「ということは、今まで通りに生活を改善していって、自然と敬う形にしないといけないってことか……」


『そうやって、信仰は集めていくものだからね』


 一気に集まらないのがもどかしい。私ならそんなことさせないのに……。


『食料は順調だけど、他にも何か出来ることあるかな?』


「そうだなぁ……衣食住っていうくらいだし、次は衣か住か……。よし、次は住を直そう」


 あの隙間だらけの家じゃ、ゆっくりと休めないしね。


「じゃあ、ミリアたんの力を使って家を建てることにするよ」


『でも、そんなことが可能かな? 私、ポンコツだから……そこまでの力がなさそう』


「ちょっと、試してみるね」


 そう言って、ミリアたんを拝み、信仰の力を返してもらった。その力にイメージを乗せて、力を発揮する。


「家よ出でよ!」


 しっかりとイメージをして、力を解放した。だけど、何も出てこなかった。


「あれー? ちゃんとイメージしたはずだけど……」


『うぅ、どうやら私の力不足みたい。無から有は生み出せないみたい……。ポンコツでごめんなさい……』


「ううん、ミリアたんのせいじゃないよ! そういう特性だったんだよ!」


 しょぼくれるミリアたんを励まし、なんとか気を取り戻させた。だけど、これで分かった。無から有は生み出せないということ。今の段階でそれが無理なのか、それとも元々無理な設定なのかは分からない。


 無から有は生み出せないとしたら、有があったら生み出せるんじゃないだろうか?


「試したいことがあるから、ちょっと外に行こう」


 そう言って、体を浮かせて窓を開けて外に出た。外には相変わらず廃材やらゴミやらが溜まっている。


 その中で廃材の前に移動した。


『何をするの?』


「いやね、材料さえあれば家が建つんじゃないかと思って。この廃材を利用して、家を作ってみるんだよ」


『そ、そんな事が可能に?』


 ミリアたんは信じられないように驚いていた。きっと、ミリアたんの力だったら出来る。だって、ミリアたんは凄い神様だから。


「じゃあ、信仰するね」


『うん、大丈夫だよ』


 控えめにミリアたんを讃えると、ミリアたんが光り、その光が私に返ってくる。その力にイメージを付与する。


 材料を元に、手乗りの小さな家を作る。家の構造をしっかりと頭に叩き込んで、今度は力を解放した。


「いっけぇっ!」


 すると、廃材と持ち上げた手のひらの上が光り輝く。その光は段々と家の形になり、光が収束した。


 現れたのは小さな家。想像通りの家が手のひらの上で出来ていた。


「ほら、出来た! 材料さえあれば、イメージで作れるみたい!」


『そ、そんな事が可能なんだ! シアさんは凄いね、私の力を自由に使っている』


「いやいや、ミリアたんのお陰だよ。ミリアたんは素晴らしい神様だから、こんなことが可能なんだよ。だから、ミリアたんのお陰!」


『えへへ、そうかな?』


 嬉しそうにミリアたんが尻尾を振る。ふふっ、恥ずかしがるミリアたんにしか得られない栄養素を摂取した。これで、万年生きれそう。


「じゃあ、家を作るには必要な材料を集めて、今の力を使って作ればいいね。これで、みんなの生活環境が変わって、もっと信仰が集まりそうだね」


『これなら、喜んでくれる人が沢山いそうだね。早速、材料を集めよう』


 これで、目途が立った。後は材料を集めるだけ。その材料集めもミリアたんの力を使えば、きっとすぐに集まるはず。

ここまでお読みくださりありがとうございます。

次回以降の更新は18:40に一回の更新になります。


出来る限り、毎日の更新をしたいと思っています。

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