04-11.旅立ち
結局、私はセーナを連れて旅立つことにした。
「公爵様には伝言してあるわよ。魔王討伐後に見てくださいって。手紙にして」
急いで逃げる必要も無くなったので、一旦家に帰って挨拶してこようかと提案したら、そんな答えが返ってきた。
「あとこれ、公爵様から。魔王討伐後に見るようにって」
セーナから渡された手紙を受け取って中を見る。
「公爵様なんだって?」
「母様達には上手く言っておく。気が向いたら帰ってこい。だって」
セーナといい、父様といい私の行動はお見通しだった。
私ってそんなにわかりやすいかな? わかりやすいか。
ふふ♪
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「セーナはどこに行きたい?」
「とりあえず海かしら。楽しかったし」
「今は寒いよ? また夏にしようよ♪」
「それもそうね」
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「どっちに行けばいいと思う?」
「わかってはいたけど、本当にノープランね……。でも暫くはリリィに任せるわ。なんか楽しそうだし」
「なによそれ」
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「ところで返事はまだくれないの? そろそろ我慢も限界なのだけど?」
「え? 言ってなかったっけ? いや。言ったよ。大好きって」
「それじゃぁ足りないわ。そんな当たり前の言葉だけじゃ。ちゃんと言葉にして頂戴。全部よ」
「じゃあそのうちね」
「今よ! 今すぐ! いい加減襲うわよ!!」
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「だいぶ離れたね~……皆どうしてるかな?」
「帰ってみる?」
「まだかな~。冒険者になって、有名になったら帰ろうよ。土産話もいっぱい作って♪」
「いつになったら、その冒険者とやらになれるのかしらね」
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二人の旅は続く。
リリィとセーナのお話は完結です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。




