01-58.第一章 登場人物紹介
第一章で登場した人物たちの紹介です。
【主人公】
◆ トッシュ(7歳 / 主人公・長男)
拝受の儀で気絶し、現代日本の記憶を持つおじさんの知恵を得る。水魔法を賜る。生水の危険性に気づき、布・石・砂・骨炭を使った「ろ過器」を自作。父を説得して我が家の飲み水を改善し、アディルの妹の命を救う。トリーブ先生と協力し、村全体へろ過器とお茶を飲む習慣を普及させた。
◆ おじさん(年齢:三十代(?) / トッシュの脳内の存在)
前世は現代日本の三十代?(元会社員?)。名前や死因、自身の記憶は不鮮明だが、現代の衛生知識などを持ち、トッシュの脳内の「雲」、「白い部屋」から助言を送る一蓮托生の相棒。血や生肉が苦手で、生水や不衛生なものに強い嫌悪感を示す。
【トルスノフ家・親族】
◆ プラート(34歳 / 父)
生真面目で厳格な農夫。トッシュの作ったろ過水の美味さと理由に納得し、家の飲み水に採用する。アディル宅へろ過器を渡す際には「必ず一度火を通して煮沸すること」を条件づける冷静な判断を見せる。
◆ ムフバット(32歳 / 母)
裁縫が得意で優しい母親。服に邪視除けの刺繍を施す。トッシュの頼みを受け、燃料不足の中で工夫してお茶の回数を増やす。秋には干し葡萄や乾燥ヨーグルト玉などの保存食を仕込む。
◆ オモ(55歳 / 祖父)
トルスノフ家の長。物置でトッシュのろ過水を飲んで驚き、秘密の協力者となる。骨炭を得るために荒野への狩りを主導し、万屋ニヨズに骨炭作成を依頼。裏で子供たち5人分のサイガの角の魔除けも特注した。
◆ グルスラン(56歳 / 祖母)
山岳遊牧民出身で、馬や牧羊犬ブロンを扱い羊を統率する。風の魔法と弓の名手で、荒野で俊足のサイガを一撃で仕留める。冬前には羊毛でフェルトを作り、子供たちの革靴を仕立てる。
◆ バショーラ(17歳 / 長女)
気強い性格だが、弟トッシュを深く心配する優しさを持つ。一歳の娘ディロロムを連れてよく実家を訪れ、実家や自宅でトッシュのろ過水を愛用する。
◆ ソディル(21歳 / 長女の夫)
おっとりとして優しい小作人。砂の魔法を使える。畑仕事を手伝い、荒野での狩りや獲物の解体でも活躍する。
◆ ディロロム(1歳 / 長女の娘)
元気いっぱいな1歳の姪。祖父オモからサイガの角で作った魔除け(クリスマン)を贈られる。
◆ ハッサン(5歳 / 次男)
左目の下にほくろがある双子の兄。フサンをたしなめるしっかり者。物置でトッシュのろ過水を最初に飲み、「じゃりじゃりしない」と大はしゃぎする。
◆ フサン(5歳 / 三男)
右目の下にほくろがある双子の弟。明るくいたずら好き。ハッサンとともにろ過水に感激し、冬は掘りごたつ(サンダリ)でトッシュのお話を楽しむ。
◆ ナスル(3歳 / 四男)
末っ子の弟。自分でご飯が食べられるようになり、狩りに行きたがったりサンダリでお話を聞いたりする。
【村の人々】
◆ トリーブ(53歳 / オイアクス村のムッラー、教師・導師)
マクタブの教師で村の導師。トッシュから真相(異世界の死者の魂)を打ち明けられ、悪魔の子とされないよう隠す助言をし、自らの知恵としてろ過器と「お茶を飲む習慣」を村全体へ普及させる。
◆ イスカル(68歳 / 村長)
村の長老。トリーブ先生の提案を受け、村の共有蓄えからの費用拠出、狩猟隊の編制、燃料の分配や共同火元のルール決定など、村全体の事業として実務命令を発令・指揮する。
◆ アディル(8歳 / 友人)
マクタブに通うガキ大将。夏病みで妹が重体になった際、トッシュのろ過器とお湯の提案を信じるよう父親に号泣して頼み、妹の命を救われる。トッシュを「本物の男」と深く尊敬する。
◆ ブーリ(7歳 / 友人)
アディルの相棒。アディルの妹の病気を泣きながらトッシュに知らせ、回復後に喜びの報告をする。
◆ ニヨズ(年齢:54歳 / 万屋・職人)
村の北端にある万屋の職人。オモとトッシュの依頼でサイガや野ウサギの骨から「骨炭」を焼き、魔除けも制作。村全体のろ過器事業では工房の窯をフル稼働させ、壺と骨炭を大量生産する。
この58話を持って、第一章は終了となります。
次回第二章に向けて、ある程度のお時間を頂いて、追って第二章ををスタートしたいと思います。




