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たくさん戦ったから休んで。
たくさん傷ついたから休んで。
もっと人を信じて。
もっとみんなを信じて。
異態家を潰してくれたこと、本当に嬉しく思った。
お兄ちゃんも君のために動いたんだよ。
あのバカタレも、なんやかんや君に似た性格をしているから、きっと今後一切君に関わろうとはしないだろうけど。
嫌いなんじゃなくて、好きだから。
私たちはたくさん愛し合って生きていくよ。君が知らなくても、お兄ちゃんは君のこと守ってる。
でも……やっぱり君が傷つくのは見ていて辛い。
数ヶ月起きなかったんだよ。
私が見ている中で起きても構わないから、それでもいいから、新沼くんの家まで行ったこともあるんだ。
君はずっと眠ってた。
涙なんか流しちゃだめなのに、でも、やっぱり君は君なんだってわかっちゃったから、泣かざるを得なかった。
もっと幸せになる道を選んでほしい。もっと欲張ってほしい。もっと自分のことを愛してほしい。
神様仏様は、どうしてこの子にばかり痛い思いをさせてしまうんだろう。どうしてもっと平和な時代に生まれさせてあげなかったんだろう。
そんなことを思うと、悔しくて、涙が止まらなかった。
君の中に、異態肉彦はなかった。けれど、君は一生私の弟だ。お母さんとお父さんの息子だ。
君が起きないなら、私はそれごと君を愛したいと思う。
…………。
君は、目を覚ました。眠っている最中、いろいろ考えていたらしい。君は、立ち上がった。自分のことをカッコいいって言っていたとき、本当に嬉しかった。
一度、死にかけたのでようやく自分を見つめ直したんだ。
君はかっこいいってことを、ようやく自覚したんだ。
君が着替えて出ていったあと、新沼くんずっと玄関先でないてたんだよ。帰ったら本当にちゃんとみんなでご飯食べてほしい。
君は戦った。
一矢報いたんだ。君は、自分の脳みそを天獄に流し込んで、過去の記憶を呼び起こし、良心を呼び起こして、自分の行いとか、その戦いに対する嫌悪感を抱かせて、戦った。
君は勝った。
固有霊術と霊能異理があるのには驚いた。
真っ白になったビカットマン、神様みたいだって思った。あるいは仏様。多分だけど、神様と仏様の融合体が神戯閃光児なんだと思う。
君は勝ったんだ。
そしてみんなで、これからは楽しい人生が始まっていくんだ。
君の心には、傷ばかりがのこってしまったけど。




