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「国際特別警察機構直下組織尋常維持局所属、祓い屋・滝シンスケ。登録番号XG一六七二二号」
「国際特別警察機構直下組織尋常維持局所属、祓い屋・辺見シンジ。登録番号XG一六七二九号」
「以後お見知りおきを」
二〇一六年・四月四日。月曜日。
岩手県警愛星友対策本部。
木下夏子は「お〜!」と拍手をした。
学生時代から知るビカットマンになる男が祓い屋として出戻ってきたのは祝福するべきことだと判断したのだ。
「とは言え、私らは君たちの指揮で動くことはないので、そこはご理解とご協力いただきたいな」
「なぜ?」
智和が訊ねる。
「君たちは私たちについて来られないだろ。だって君たち弱いもの。、だからおとなしく前のように出遅れていなさい」
「言い方ァ」
「本当のことを言うのも優しさだろ」
「ハハ、違いない」
なんだこいつら〜〜〜〜〜〜〜〜!!
二人は岩手県警への挨拶をほどほどにして、盛岡の街を歩き、シンスケのマンションを探したりなど、諸用を済ませる。
そうしてから二人の様子を見に行こうかとも考えたが、やはりなんだか嫌になって見に行くのをやめて、ふたりで盛岡をプラつきながら、仕事が来るのを待つことにした。
こういう直前になってから怖気づくのは、やはり彼の悪いところだと言えるかもしれない。
「あの二人に、私の知らない三年間があるのを……思い返してみて、なんだか……心がモヤッとした」
「お前本当にクソみたいに面倒くせぇな。後悔するのが遅すぎるだろお前本当に……めっちゃバカなのかな?」
「木戸寛治を討ってから……つまり、黒になれるようになってから、心を上手く脳内で処理できなくなってしまったんだ。だから、時折自分でも分からないことをしてしまう」
「それが人間だよ」
「…………」
「なんだよ」
「そうか、これが人間か。だとしても……私は、なんだか。……なんだかなぁ〜〜〜〜……」
「お前本当に面倒くせぇわ」
道ですれ違うくらいはできるか?
ごめんそれも難しい。
お前本当に面倒くせぇわ。
……などと、語り合う。




