表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
徒然のジャイアントグラム  作者: さだきち


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
2/23

ゲームの概要 ①


GIANTGRAM2000 全日本プロレス3 栄光の勇者達。

この作品は、株式会社セガが手がけた「全日本プロレス」シリーズ3部作の最終作である。


全日本プロレス3部作とは、以下の3タイトルを指す。


- 全日本プロレス FEATURING VIRTUA

- GIANT GRAM 全日本プロレス2 IN 日本武道館

- GIANTGRAM2000 全日本プロレス3 栄光の勇者達


この中でも初代となる 全日本プロレス FEATURING VIRTUA は、AM1研で開発され、株式会社セガから発売された。

ここから、全日本プロレスシリーズの歴史が始まったわけである。


---


## AM1研という“生みの親”について


AM1研とは、かつて株式会社セガに存在した

第1AM研究開発部(第1アミューズメント研究開発部) のことである。

「AM1研」という呼び方は、その通称(略称)である。


AM1研のゲームと言えば、私の中では以下のタイトルが真っ先に思い浮かぶ。


- 忍 -SHINOBI-

- 獣王記

- ゴールデンアックス(戦斧)

- ダイナマイト刑事


個人的には、AM1研は“アクションゲームの総本山”というイメージが強い。

良質なアクションゲームを数多く生み出した部署であり、その技術力は当時のセガの中でも屈指だった。


株式会社セガの全日本プロレスシリーズは、このAM1研が主導したプロジェクトである。

『バーチャファイター』のキャラクター(ウルフ、ジェフリー)が参戦しているため、AM2研の作品と思われがちだが、実際にはAM1研が企画・開発を主導したタイトルである。

(実開発は、セガと関係の深かった「スカラベ」という開発会社が担当している)


- 開発元ディベロッパー:セガ第一研究開発部(AM1研)

- 発売元パブリッシャー:株式会社セガ


『リミックス』や『ダイナマイト刑事』で3Dアクションのノウハウを蓄積したAM1研が、その技術を応用する形でプロレスゲームへ参入した――これがシリーズ誕生の背景である。


---


## AM1研がプロレスゲームへ参入した“技術的な経緯”


ここからは、私なりに勝手に独断でまとめた話になる。


セガサターンおよびアーケードには、

『バーチャファイター リミックス』

というタイトルが存在した。


この『リミックス』の開発において、AM2研からAM1研への直接的な技術交流が行われた。

実はこの作品、オリジナル版を作ったAM2研ではなく、AM1研が開発を担当している。

その過程で、セガの3Dゲーム開発史において非常に重要な技術的交流と成果が生まれた。


---


### 1. AM2研のプログラムをAM1研が解析


初代セガサターン版『バーチャファイター』は、突貫工事で移植されたため、

ポリゴン欠けなどの問題を抱えていた。


そこで、テクスチャを貼り付けてリメイクする『リミックス』のプロジェクトが立ち上がったが、

多忙を極めていたAM2研に代わり、AM1研が開発を引き受けることになった。


AM1研のスタッフは、AM2研が作った初代のソースコードを譲り受け、

それを読み解きながら開発を進めた。

これが実質的な強力な技術交流となった。


---


### 2. セガサターンの「救世主ライブラリ」誕生


AM1研は『リミックス』開発の過程で、AM2研のプログラムにあった3D演算のバグを修正し、

さらにセガサターンの強力な機能である「回転BG面」をリング描画に組み込むなど、

プログラムを大幅に最適化した。


この時、AM1研が共通化して整理した3Dプログラムのコードが、

のちにセガサターン標準3D開発ライブラリ

SGL(Sega Graphics Library)

のベースになったと言われている。


---


### 3. AM1研自身の3D技術が大躍進


『リミックス』開発でAM2研の3Dノウハウを吸収・発展させたことで、

AM1研の3Dゲーム開発能力は一気に跳ね上がった。


この経験と技術的蓄積、そして完成したSGLがあったからこそ、

AM1研は以下のような3D名作を次々と生み出すことができた。


- ダイナマイト刑事(初の本格3Dアクション)

- ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド(3Dガンシューティング)



そして忘れてはならない、我らが全日本プロレスシリーズの初回作――


- 全日本プロレス FEATURING VIRTUA


は、こうして生み出されたのである。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ