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徒然のジャイアントグラム  作者: さだきち


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12/23

同時押し失敗について


## GIANTGRAM2000 全日本プロレス3 栄光の勇者達

### ― 1ステップリバーサルという“極限の試合演出” ―


このゲームのシステムについて、大事なことを書くのを、すっかり忘れていた。


それは、

1ステップリバーサル

と呼ばれるシステムである。


---


## 1ステップリバーサルとは何か


闘気がMAXの状態の場合、

(A)+(H)+(T)を3ボタン同時押し することで、

体力がゼロの状態であっても、

強制的にフォールを返せる。


ただ、このシステム――

同時押しを失敗して負けることが多い。


そのことについて、私なりの解釈を垂れ流していこうと思う。


---


## ストリートファイター2の“百裂張り手”の話


ストリートファイター2に エドモンド本田 というキャラがいる。


パンチボタンを連打することで

百裂張り手

という必殺技が出せる。


スト2には弱・中・強のパンチボタンが3つあるが、

3つ同時押しで百裂張り手が出る ことは有名だ。


では、開発者が「3つ同時押しコマンド」を用意したのか?

と言うと、それは違うと思う。


---


## コマンド成立の仕組み(スト2の例)


例えば波動拳は

↓ ↘ → + P

というコマンドで出る。


つまり、


- (↓)

- (↘)

- (→)

- (P)


という入力が一定時間内に完了しているかどうかを判定している。


このコマンドを


- (P)

- (P)

- (P)


に置き換えると百裂張り手のコマンドになる。


パンチボタンが弱中強を問わない場合、

3つ同時押しが最速のコマンド成立 になる。


つまりこの場合、

同時押しは“ビタ”ではなく、

多少ズレていても成立する。


---


## 古いプログラミングで考える「同時押し」


Windowsのキーボードにはキーコードが割り当てられる。


- A → 65

- H → 72

- T → 84


とすると、


65 + 72 + 84 = 221


つまり「221ならコマンド成立、違ったら失敗」と判定する。


この場合は 完全なビタ入力 が求められ、

1個でもズレると失敗になる。


なぜ古いプログラミングで考えたかと言うと、

普通は時代遅れの古い作り方のほうが簡単だからだ。


人に説明する時は、

原始的な古い作り方で説明したほうが分かりやすい。


---


## 2.90〜2.99秒の“死の淵”で同時押しを成功させる


フォールされて3カウントを数えられると負けになるが、

2.90〜2.99秒の間に同時押しを成功させると、

そのままバーニング状態に移行できる。


まさに勝敗判定の真っ最中に、

一瞬の時間、シビアな同時入力を組み合わせることで、

極限の試合を演出するシナリオ を作っている。


あえて失敗しやすく作っているから、

失敗するのは当然とも言える。


しかし――

むしろその同時押しに挑むことこそ、

このゲームを楽しんでいること

だとも言えるだろう。


---


## 「ただ勝つだけなら簡単なんだよ」


誰が言っていたか忘れたが、

「ただ勝つだけなら簡単なんだよ」という言葉があった。


その一方で、

「ただ負けるだけも簡単なことだよ」

とも言っていた。


プレイヤーが負け方を選べる。

もしかすると、それもプロレスなのかな?

と考えさせられるゲームではある。


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