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パドマの箱庭  作者: 菌床
三章:我らが女神の望み
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60:十六歳の焦慮


 グウェンダル様から得た情報についてはアロイーズは勿論の事、レオさんやピピさんにも極力私情を排した文面で報告を行った。

動機ばかりに意識が向かってしまう自分が、真実を曲げないように報告書を認めるのは前回同様中々骨が折れた。


それでも二人もまた、外患誘致を主導していたのはネウストラ公爵家というよりもアンヴァリッド公爵家のイザイエ様である可能性が高いと判じた。

これにより調査の方向性が改められた。


ネウストラ公爵家の守りが最早最上級である事は言うまでもない。

しかしアンヴァリッド公爵家もやはり三大公爵家、易々と踏み入れられるような警備や情報網をしてはいない。

加えて彼等の行動範囲は国内外に及ぶ。

教会へ派遣している縁者の数もネウストラ公爵家とは比べ物にならない。


幸いと言うべきか、イザイエ様はその外見も相俟ってある種の象徴として王都に詰めている事が殆どである。

王子殿下の側近でもあるから人の目に留まる事も多く動向も追いやすい。

偶に遊説に出られるがそれも主街道を使い、行路が決められたものばかり。

行く先々では彼の清廉な佇まいに祈りを捧げる人が絶えないとは専らの噂だ。


そんな彼が一体何時、何処で、隣国の間者と接触するようになったのか。

改めて調べ直される主な内容はそれだろう。

またそこから、代々接触があったのかどうかも探らなければならない。

少なくともヴュルテンベルク辺境伯家が押さえている情報には無かった。

だから余程巧妙に隠れて活動している一派が居た事も、今回ヴュルテンベルク辺境伯家の人間からしたら火に油というか、敵愾心を燃やさせる理由になった。


まぁあの変装の名手である男からしてマークしていなかった間者だ。

それなりの腕の者を王都に入れてしまっているのは、忸怩たる思いではある。


ただそこで例の商会で私が得た情報が一つの目安になった。

八年前にかの男は商会へ移動してきた。

南西の本店の履歴を見たが同名の男は居るがどうやら外見や印象が異なるとの情報をレオさんから聞いている。

となるとこのタイミングで間者が王都に来た。

呼び寄せたのか、将又偶然か。


その時のイザイエ様は若干十一歳。

謀を、しかも敵国の人間と繋がるなんて大層なものを考えるには違和感が残る。

しかし同年代の頃にユーデス様は堅実な仕事を任され、こなしていた。

公爵家の子息ともなれば年齢も関係ないのだろうか。


(それに、すでにユーデス様は充分に苛まされていた)


イザイエ様が事実、ユーデス様を長年苦しめる事へ固執していたとするなら、それが今になっても表に出て来ていない事を考えるだけで相当な年季と悪辣さだけでなく、随分悪知恵が働く方であることは火を見るよりも明らかだ。


十一歳の子どもだからと可能性を見逃すのも、彼ならあり得ると考えるのもそれぞれ主観によるものであることを注意していかなければならない。

ただ事実を、真実を追うのが私達の仕事だ。


私に改められて振られた仕事は例の人物への接触者を洗い出す事。

加えて彼の他の顔を調べ上げる事である。


なので夜間だけでなく休日や合間を見て街に降りる事が増えた。

また隈が濃くなってきたのをオスカーが気にしているが、仕方ない。

休める時に温かな安らぎと安眠を提供してくれる彼には感謝だ。

早くまともな休みが取れると良いなと思えるくらいに私の心が平穏で在れるのは、偏に彼のお陰である。


日々地道な追跡をした甲斐もあり、男の素顔は割れた。

恐らく、ではあるが。

アボカドのような明るい緑の瞳、マウスグレーの茶色味のある灰色の髪。

面立ちは商人姿やケヴィンの方が若く見える。

落ち窪んだ眼窩や顔色の悪さは何処となく親近感を覚える、三十代くらいの男。

いや、不健康そうなだけで実際は私と同じようにもう少し若いかもしれない。


彼は時折、賑わう公園のベンチに座ってぼんやりと煙草を吹かしている。

何をするでもなく、誰を待っている訳でもない。

無精ひげを時折撫で摩りながら平民の子どもが遊ぶ姿を眺めている。

国に残して来た子どもの事でも考えているのだろうか。

特に赤味の強い髪の子を目で追う姿が見受けられた。


(見るからに暇を持て余しているな…)


徐に立ち上がったと思えば馴染みの店で食料を買い、自宅に戻る。

夜まで粘っても出て来ない事の方が多い。


あれだけ腕の立つ諜報員ならば任されている仕事も多く忙しいものだろう。

レオさんもピピさんも忙しなくあちこち動いているのを考えると、彼は何処か奇妙な暇を持て余しているようにも感じられた。


ケヴィンや商人がそう多く姿を現さないのは、平行した仕事の関係かと思ったがどうやらそうでもなさそうだと気付くには結構な時間を要した。

その間ずっと気を張っていたから正直私も疲労困憊だ。

相変わらず彼は目立った接触は見せない。

それこそ、王都に居る敵国の間者とも、だ。

逆にそれが不可解であった。


「足抜けしたのか?あれだけの腕もあるし、まだ若いだろ」

「そもそも実働部隊と接触が見られないのは可笑しいでしょ」

「消さずにこんな一等地にただ置いておくなど正直勿体ないだけだしなぁ」

「シャラム以外からの報告も似たようなもんなのも変だよねぇ」

「…気付かれているからか?」


レオさんの言葉にピピさんが口元を歪に曲げ、不服を示す。


「悪いけど、シャラムの気配消しは私が合格を出しましたがー?」

「はいはいはい、お前の見所が悪いとは言ってねぇですよー」

「…何かあの人、居場所のない父親みたいですよね」

「何だってぇ?」


私の評価にレオさんが可笑しそうに問い直すので、言葉を足した。

ちょっとこれは、多分、前世のイメージもあるのかもしれない。


「何か、『何処に行っても居場所がねぇ』みたいな雰囲気ありますよ。

 特に公園で煙草吹かしてる時なんか」

「そりゃあ此処は潜入先なんだから居場所が在られても困るんだが」

「…シャラムが言いたいのは、所属する場が無い不安定さって事?」

「ああ、そんな感じです」


無気力、その表現に尽きるだろう。

ただ一人で居るのは塞ぎ込むからか、本能的に人の居る場所へ出向く。

ベンチに座って男が一人で無為な時間を過ごしていても不審がられない場所へ。

彼が足を向ける公園は一つでは無いのが調査を理由としてなければ、だが。


「…レオ、私ちょっと王都離れるかも」

「新規?再調?」

「再調。ちょっと気になる不審死を当時耳に挟んだのを思い出した」

「それは件のような?」

「だったら今更言わないよ、全く違う…四散した複数死体だよ」

「獣の仕業にしてもひでぇ話だな」


ピピさん曰く、地元狩人が見つけたというその惨たらしい遺体は、矢張り獣に食い荒らされた跡もあった事から周辺地域では森に入るのを一時規制したそうだ。

暫く猟師たちが複数人で巡回を行い幾つかの獣を払ったが、今でも森には不気味なものが棲みついているのではと噂されているらしい。


「本当今更だけどさ、ちょっと気になって」

「…どの辺りだ」

「ストラス領の境目当たり」

「もしかしてあの男が?」

「無きにしも非ずだけどねぇ…どう思う、シャラム」

「流石にそれを探ると相手に分かられてしまうので…」

「うーん、まずは夫人に情報提供を打診するのが先かもなぁ」


四散遺体と聞いて思い出すのは前世の映画で見たような爆発した人間の姿だ。

まぁこの世界でそんな事件が起きるとしても、鉱山やら大規模工事など爆発物が関係するとあからさまに分かるような場所でしかあり得ない。


もし身元を分からなくする為にそうしたのならば、複数人を刻むのは猟奇的だ。

加えて、彼が例の一族で火の神の加護を得ているのなら、そんなまどろっこしい殺し方をせずに跡形もなく消し炭にしてしまえば良いだけの事。

今回はピピさんが遺体を見なかったから発覚が遅れているが、ともすればその破片から隣国の関係者と推察されるかもしれない危険性が残った筈である。

どうも腑に落ちないが、再調、再度調べてみる価値はあるだろう。


「って事は実働隊を自ら潰して王都にアイツだけ戻って来たのか?」

「厄介者でも使ってた、とかでは?」

「あー…考えるだけ無駄な気がしてきた、情報よろしく」

「はいはい、という事でシャラムは一旦男から引き揚げていいよ」

「…分かりました」


結果、大した情報も得られずに任を解かれた。

歯痒い。

真実への糸口はすぐ目の前にあるのに。


俯く私をピピさんが軽く撫でてから退室する。


「まぁヤツが今は単独行動中の可能性が高い。

 かと言って他の繋がりが無いとは断定出来ない、分かるよな」

「はい」

「アイツが東に行ってたのは冬から春にかけてだ」

「目的や工作は分かりましたか?」

「…いや」


珍しくレオさんが力無い声を零す。


「追えた足取りや接触は白、これと言ったもんは無い」

「それだけ彼がやり手という事でしょうか」

「だとしたら正直俺が自信無くすわぁ…ただ、東へ向かったのは二年前もだ」

「二年前…防衛費の上奏が通った後ですか」

「そうだな」


間者としては直に確認をしておきたい事項だろう。

それは、さして不可思議なものでもない。

となれば今年の頭に出向いたのは進捗を確認する為だろうか。


「防衛線は外からを護る為で、内側からではありませんよね」

「だな、その方向で接触を持っているかと思ったが中々尻尾を出さない」

「…」

「寧ろ他の一派がそれで動いているのを叩いておかなきゃなんだよ」

「それもアンヴァリッド公爵家が?」

「いや、泳がしていた商家とかが主だな」

「…そう、ですか」


つまりは此方の調査も徐々に緩めていく、という話だろう。

目下動きのある輩に人員を割かなければならないのは道理だ。

恐らく一派の件については、王城ともやり取りをしているのだろう。

先日の訪問理由はそれだったのか。


「せめて夫人から一族の外見を聞けるまでは動くなよ」

「…はい」


そう言われたって、どうしたって焦る気持ちが沸き立つ。

だって、此処で私が諦めたら、真実は今度こそ流されてしまう気がした。

アンヴァリッド公爵家の外患誘致も見逃せないので、きっと、いや必ずヴュルテンベルク辺境伯家はそれを明らかにするのだろう。


でもそれは私が王都に居る間じゃないかもしれない。

他の人間と同じく、蚊帳の外で真実を知る形になるかもしれない。

そう、考えただけで叫びたくなる。

私は当事者なのだと。


「まぁピピの事だ、上手くやるだろうよ。

 もしかしたら明日の朝にもお前の枕元に置かれているかもな」

「ふ、怖い話しないで下さい」

「だから逸るな、シャラムも少しは休め」

「はい」


久し振りに三人で顔を揃えた時間はこうして幕を閉じた。

私はタウンハウスに戻り、また夜番のオスカーの元へ行こうかと迷ったが踏み止まり、それでも彼の部屋のベッドで横になった。

見渡す限り生活感の無い部屋。

私の部屋と変わりない家具の配置。

なのに、何故か彼の気配が色濃く感じられる。


徐に立ち上がり向かった扉の先は片付けられた水回りだ。

シャワー室に置いてある石鹸、洗面台の整髪料。

彼の香りを恋しがるようにそれを少し嗅ぐ私は本当に変態っぽい。


(恋しいな…でも此処で寝たら、明日起きられ無さそうな気がする)


揃いの剃刀を玩びながら嘆息を吐いてもう一度ベッドに横になる。

カバーもシーツも交換したばかりなのだろう。

彼の匂いではなく、日差しの香りがした。


(…)


ふと思い立ち、私は身体を起こす。

足を向けた先はクローゼットだ。

中には私が贈ったというか、代金はイニャスさん持ちの柔らかい寝衣があった。

それを少し掲げ、ぎゅっと一度抱き締める。

これは自分で手入れしているのだろうか、少しだけ彼の香りがした。


そそくさとそれを持ち出して自室に戻り身支度をし、着替える。

サイズは私には大きい。

またそれが心を擽り、ほんわりと温かくしてくれた。


(うん、今日はこれで我慢してやろう)


余った袖を鼻に当てながら僅かな残り香を胸いっぱいに吸い込んでいれば、何時しか深い眠りの中に落ちていた。


自室に戻ったのは寝坊しない為だ。

というのに、オスカーに起こされたのは本当に意味が分からない。

相手も相手で、何故自分の寝衣を私が着ているのか訳も分からず硬直していた。

私は目にも留まらぬ速さで着替えて身支度を整えた。


「洗って返す」

「いや、そうでなく」

「もう一着イニャスさんに選んでもらうか?」

「そうでなく!!」


朝から騒がしいヤツである。

くつくつと喉を鳴らしながら、憤悶する彼の唇に己のそれを軽く重ねる。


「逢いたかった」

「っ!だからっ!!何でっクソッ!!今なんだ!?」

「ははははは」


抱き締めてこようとする腕から逃げて、今度はその頬に口付けを落とす。

本当にキミはからかい甲斐のある可愛い人だよ、オスカー。

声に成らない何かを発する人を置いて私はさっさと持ち場に向かう。



朝食を摂っていた時、主様が遂にと言わんばかりに溜息を吐いた。


「オスカー、そんな顔をしたままでは学院には連れて行けないよ」

「…」

「シャラム」


どうせ私のせいだろうとアロイーズが呆れた顔を此方に向けた。

ので、私は少し考えてから口を開く。


「朝一番にミレイユ嬢へ挨拶するのは如何でしょうか、アロ様」

「鬼畜かな?」

「…」


ホラ、オスカーの顔からぎらつきが消えた。

そんなに嫌かぁ、可愛いのになぁミレイユ嬢。


「そういえばミレイユ嬢は上手くやっているようだね」

「ええ、順調ですねぇ」


私が小忙しくしている間にもミレイユ嬢はせっせと頑張っていた。

侍女を連れてユーデス様のと交遊が功を為したのか、愈々他の眼がある中でも睦まじく時間を過ごすようになったようである。

ユーデス様も傍らに従僕や護衛を付けるようにはしたようだ。

今までの秘密裡な関係では無いが、それ以上の意味があるだろう。

より学院内の噂は賑わっている。


「今度お茶会にお誘いするとかしないとか」

「あれだけ忙しくしているのに…シャラム、何処でそんな話聞いたの」

「普通に控室ですが」

「…オスカー」

「申し訳御座いません」


侍女との対話はオスカーは殊更苦手だからなぁ。

というかミレイユ嬢周りは、特にだろう。

それも分かっている筈なのだがアロイーズは教育熱心だ。

ま、その負担が大きいのも昨日までだよ。


「ご安心下さい、暫くは学院の方へ出ますので」

「そうなの?」

「ええ、次の指示が出るまでは」

「良かったねぇオスカー」

「は」


そんな話をしていたのが今朝の内だ。

やっぱりピピさんはバリキャリであった。

夜番からちょっとだけ自室に戻って、何か知らんが人の部屋のベッドで寝ているオスカーの脇に小さな手紙が置かれていた。


(コイツそのまま寝てた、んだよなぁ…幸せそうな寝顔して)


私が昨晩着ていた寝衣をそのまま着ていた。

仕返しかな?でもその姿を私は可愛いとは思えど欲情はしないぞ。

寧ろその寝顔をピピさんに晒した事に嫉妬するけど。

もーほんとさーお前さータイミング悪すぎるんだよ、ばーかばーか。


まだ寝ている彼を横目で睨みつつピピさんからの手紙を開き、そこに記されていた一族、特に加護の力が強いとされる人間の外見特徴に目を通す。


(金髪に燃えるような赤い目…あの男はどちらでもない。

 それに夫人が追っていたのは女、か)


新たな指示は無い。

レオさんから降りてくるのを待てというのだろうか。

恐らく、その意図だろうとは分かる。

でも。


(暗礁に乗り上げる前に)


手紙を洗面台で処分する物音に気付いたのか、オスカーが身動ぎする気配がした。

すかさず彼の傍に寄って、鼻を摘まんでやる。


「私以外に可愛い寝顔見せるな」

「…?」

「今回は不可抗力だからこれで済ますけど、次はもっとひどいぞ」

「…な、にが?」

「何があろうと私の部屋への立ち入り禁止だからな」

「………」


寝ぼけ眼で何故自分が叱られ、何故私が怒っているのかも分からず、ただ理不尽に晒されて困惑する黒い瞳だが、よく躾けられているというか最早反射だろう。

おずおずと頷いてみせるのだから本当にこの男は。

ご褒美だとばかりに目元や鼻筋に何度も唇を落とす。

可愛い人め。


「ん、もっと…」

「いや起きろよ」

「起きたくない…夢、醒める」

「夢?」


ふにふにと彼の唇を弄ればあどけない顔で笑う。


「幸せ」

「…」


怒ってた気持ちがどっか飛んだ。

胸がぎゅーと苦しくなって、愛しさで爆発するかと思った。

先程のキスよりも丁寧に優しく彼と唇を重ねる。

しっとりと何度か食めば、彼の両腕が私の背に回る。


「…ん、起きて、オスカー」

「っは…もう少し」

「起きなきゃアロ様に言いつけるよ」


とろんと緩んでいた目が一気に覚醒する。

おお、凄いぞオスカー。

お前は従者の鏡だ。


「何て殺し文句だ」

「ふ、丁度良い目覚めの一撃を知ってしまった」

「嫌だ…この一言で起こされるのは。

 その直前の幸せな一時は本当に夢だったのか?」

「数年後には現実だよ」

「…………………」


彼は私の言葉を聞いて目を輝かせたが、次第に胡乱な目つきになってくる。

流石だよオスカー、そういう事だ。


「偶には…こういう夢を、見させてくれたって良いと思うのだが」

「ぶつくさ言ってないで早く髭剃って来い」


分かりやすく肩を落として洗面台に向かう背中を見送り、私も持ち場に戻る。

起こすにはちょっとばかし早いが、まぁ身支度諸々があるから丁度良いだろう。


彼がアロイーズ様の部屋に顔を出した頃には、勿論主様への報告は終わっていた。

私達のやり取りを知ってか知らずか、彼は笑顔でオスカーに向けて言い放つ。


「残念だったね、オスカー。またシャラムが忙しくなるようだよ」

「………そう、ですか」


儚い夢だったなオスカー。

主様の前だというのにあからさまにがっくり落ちた彼の肩を軽く叩いてやった。



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