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第67話『彼女の名前』
「何で、ここにいるの?」
僕を見ながら彼女は……
いや、ボクっ子はそう語りかけてきた。
まぁ、こんなド深夜にいきなり現れたらそりゃそう言うだろうな。
「あの時の返事をしに来た」
だから、僕はここに来た目的を目の前のボクっ子にハッキリと告げた。
「あの時って……」
「今日も言っていただろ?」
このボクっ子は最初に会った時からそうだった、
『ボクは……帰る場所が無いんだ……』
『どっちが本当のワタシだと思いますか?』
「じゃあ、お兄ちゃんはそれを答える為だけに、こんな真夜中にボクを探しに来たってこと?」
「まぁ、そんな所かな」
「アハハ! 何それ、バカみたい……」
ボクっ子、お前はそう言って笑っているけどな。
『なら、おにーさんがボクを拾ってよ』
お前は救いを求めていた
お前もモモカやおもクロ丸と同じ捨てられた存在だったんだ。
「ボクっ子、お前を拾いに来た」
なら、僕はお前を見捨てられない。
「……へ?」




