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第14話『理想の家族』



 いい家族って何だろう?



 少なくても、わたしは自分の家が『いい家庭』だとは思う。

 だって、わたしのママは『いいママ』だと思うからだ。


 自分にとってはいいママだ

 自分に優しいママだ


 だから、わたしは自分の家が『いい家庭』だと思う。


 優しいママに、

 理想のパパと、

 理想の娘。


 何不自由ない『いい家族』だ。


 しいていうなら、ママがちょっとおちょっこちょいなところがあるくらいだと思う。

 でも、そんなママをパパは可愛いと言って許してくれる。


 そんなお父さんをわたしはママに少し甘すぎると思うけど……

 でも、求められている。

 だから、求められているいい子でいようと、わたしは思った。


 ママの理想の娘でいようと思った。


 だって、ママがわたしは『理想の娘』だと言ったから。


 お父さんもママの理想のパパだった。

 家族全員がママの理想の家族だった。


 自分(ママ)に優しい家族。


 それが、ママの求める『理想の家族』であり、



 そんな家族(ママ)に、わたしは息苦しさを覚えていた。




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