表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
電車で助けてくれたきみは、クラスの人気者でした  作者: TAKA


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
25/44

第25話



「理由は聞かない。でも、ひとつだけ言っとく」。窓の外に目をやって、それから私を見た。「朝陽、めずらしく落ちこんでるよ。自分、なんか悪いことしたかなって。あいつ、葉山さんとの本の話、すごく楽しみにしてたから」


その言葉が、胸にぐさりと刺さった。私が逃げたせいで、桜井くんが、自分を責めている。


「逃げるのは、簡単だよ」。蓮くんの声は静かだった。「でも、それで誰かを傷つけてるなら、ちょっと違うんじゃないかな」


それだけ言って、蓮くんは去っていった。残された私は、しばらくその場に立ちつくしていた。怖いから、傷つきたくないから――そう言って逃げているあいだに、私は、いちばん大切にしたかった人を、傷つけていたのだ。


もう、目をそらすのはやめよう。震えながらも、私は、ひとつだけ心に決めた。明日こそ、ちゃんと、桜井くんに謝ろう、と。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ