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生成AIとわたし ―夢を夢で終わらせなかった主婦のAI共闘記・今日も脳内外在化メンバーが良い仕事してる―  作者: ちよ【kindleペンネーム:白井ちよ】


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第八十話:創作ネタ②非科学と科学、境目の世界

# 第一章 見えないものを守る人々


 日本には、誰も知らない仕事がある。


 警察官は犯罪から人を守る。


 消防士は火災や災害から命を守る。


 医師は病から人を救う。


 教師は子どもの未来を守る。


 農家は大地を守り、漁師は海を守り、山を管理する者は森を守る。


 それぞれが、それぞれの仕事をしている。


 誰も、自分たちが何か特別なことをしているとは思っていない。


 ただ昔から続いている仕事をしているだけだ。


 けれど。


 この国には、もう一つ守られているものがある。


 人には見えないもの。


 科学では説明できないもの。


 神と呼ばれるもの。


 妖怪と呼ばれるもの。


 そして、人間の心から生まれるもの。


 それらと人間が共に生きるための、長い長い約束。


 その仕組みを管理する者たちがいる。


 かつて平安の都に存在した、陰陽寮。


 時代が変わり、名前が変わり、制度が変わっても。


 その役割だけは、一度も消えなかった。


 彼らの仕事は、妖怪を退治することではない。


 神を従わせることでもない。


 人間が忘れてしまった境界を、もう一度整えること。


 それが、現代の陰陽寮の役目だった。


 東京。


 午前七時三十分。


 満員電車の中で、多くの人間がスマートフォンを眺めている。


 ニュース。


 天気予報。


 仕事の連絡。


 誰もが忙しく、誰もが現実だけを見ている。


 その電車の窓に、一瞬だけ奇妙な影が映った。


 乗客の誰も気づかない。


 ただ、一人の少女だけが顔を上げた。


 中学生に上がってから電車通学になり、ようやく乗り換えに慣れてきた。


「……?」


 少女は、小さく呟いた。


 各駅停車で止まった車窓の向こう側。


 ビルとビルの隙間。


 誰も使わなくなった古い路地。


 そこに、白い影が立っていた。


 人の形をしている。


 けれど、人ではない。


 長い髪。


 異様に白い肌。


 そして、悲しそうな目。


 少女は、その存在を見つめた。


 怖くはなかった。


 むしろ。


 寂しそうだと思った。


 少女が呟く。


「どうして……、そんな顔してるの?」


 その瞬間。


 電車の照明が一度だけ明滅した。


 周囲の人間は気づかない。


 けれど、少女の鞄につけられた小さなお守りが、かすかに熱を持った。


 それは祖母から渡された古いお守りだった。


『絶対に人前で開けてはいけないよ』


 そう言われていたもの。


 少女は知らなかった。


 そのお守りの中に、千年前の契約が眠っていることを。


 同じ頃。


 霞ヶ関の一角。


 ある古い建物の地下では、一人の男がため息をついていた。


「また増えましたね」


 白い作務衣を着た老人が、資料をめくる。


「何がです?」


 若い男が尋ねる。


「忘れられたものですよ」


 老人は答えた。


「神社が減った。山が削られた。祭りが消えた。人と土地のつながりが薄れた」


「それで怪異が増えている?」


「違います」


 老人は首を振った。


「怪異が増えたのではありません」


 一枚の報告書を机に置く。


 そこには、東京都内で発生した不可解な事件の一覧が並んでいた。


「人間が抱えきれなくなった感情が、形を持ち始めているのです」


 怒り。


 孤独。


 悲しみ。


 憎しみ。


 誰にも届かなかった願い。


 それらは消えることなく、土地に、人に、物に残る。


 そして時に。


 名前を与えられる。


 妖怪という名前を。


「陰陽寮を動かしますか」


 若い男が聞く。


 老人は窓の外を見る。


 東京の空。


 高層ビル。


 車の流れ。


 人々の暮らし。


 そのすべての下に、千年以上続く結界が眠っている。


「まだ早いだろう」


「しかし――」


「まずは確認しましょう」


 老人は静かに言った。


「今回の怪異は、敵なのか」


 一拍置いて。


「それとも、助けを求めているだけなのか」


 陰陽寮。


 それは怪異を倒す組織ではない。


 人間と、人ならざるものの間に立つ者たち。


 千年前から続く、日本のもう一つの行政機関。


 そして今日も。


 誰にも知られない場所で、彼らの仕事は始まる。


***


 頭の整理整頓


 ・見えないものと、見えるものの間で


 私はもともと、少し変わった環境で育ちました。


 いわゆる信仰宗教三世です。


 生まれた時から、神様や目に見えない世界の話が、日常の中にありました。


 ただ、私自身が大人になって振り返ってみると、その宗教は一言では説明できない、とても複雑なものでした。


 神道のような考え方。


 仏教的な価値観。


 民間信仰。


 自然に対する畏敬。


 海外の宗教思想。


 中国系の思想。


 そして、アニミズムやシャーマニズムに近いような考え方。


 いろいろなものが混ざり合っているように、子どもの頃の私は感じていました。


 もちろん、当時はそんな難しい言葉では考えていませんでした。


 ただ、「なんだかすごくいろいろなものが入っているな」と思っていたのです。


 高校生くらいになると、少しずつ疑問も出てきました。


 素敵だなと思う教えもありました。


 人を思いやること。


 感謝すること。


 自然を大切にすること。


 そういう考え方は、今でも大切なものだと思っています。


 でも一方で、「これは現代の生活では少し難しいのではないか」と感じる部分もありました。


 理想としては美しい。


 けれど、現実の人間の生活は、そんなに簡単ではない。


 そんな違和感を抱えていました。献金は特にそれです。


 ただ、子どもの私は、そんなことを正直に言える環境ではありませんでした。


 理屈っぽいことを言えば怒られる。


 疑問を口にすれば否定される。


 だから、心の中でずっと考えていました。


 そして、今振り返ると、私は「親への反抗期」ができなかったぶん、「信仰そのものへの反抗期」があったのだと思います。


 私は母や祖母を嫌いだったわけではありません。


 むしろ大好きでした。


 だからこそ寂しかった。


 宗教活動や集まり、勉強の時間で、家族と過ごす時間が少なくなることが悲しかった。


 一緒について行っても、そこに母や祖母はいるけれど、私と一緒に過ごしているわけではない。


 そんな寂しさを、子どもの私は抱えていたのだと思います。


 そして、私は一度その世界から距離を置くことを選びました。


 完全に否定したわけではありません。


 でも、自分自身で考える時間が欲しかったのです。


 その後、私は看護師になるために勉強し、15年間、医療の世界で働きました。


 そこは、まったく違う世界でした。


 入院の様子。


 検査結果。


 医学的根拠。


 科学的な判断。


 目に見えるものを大切にする世界です。


 私はそこでたくさんのことを学びました。


 科学は素晴らしいものです。


 病気の原因を探し、人の命を救う力があります。


 けれど、医療現場で働く中で、不思議なこともたくさん見ました。


 検査結果だけでは説明できない症状。


 医学的には予想と違う経過をたどる患者さん。


 反対に、数字だけを見ると危険なのに、ご本人は意外なほど元気に過ごされていること。


 もちろん、すべてを不思議な力で説明できるわけではありません。


 でも、人間という存在は、データだけでは測れないものも持っている。


 私は医療現場で、そんなことも感じていました。


 そして結婚して夫の家に入り、また別の発見がありました。


 夫は「うちは無宗教」と言っていました。義父母もそう言っていました。


 でも実際に暮らしてみると、そこには日本の昔からの文化が自然に残っていました。


 仏壇。


 神社へのお参り。


 季節の行事。


 民間信仰との生活に溶け込んだつながり。


 先祖を大切にする気持ち。


 それは、いわゆる「宗教」という言葉では意識していないけれど、日本人の暮らしの中に根付いているものでした。


 私はそこで、もう一度考えるようになりました。


 信じるか、信じないか。


 科学か、非科学か。


 本当に、どちらか一方だけなのだろうか、と。


 そんな経験を重ねていく中で、ふと「陰陽寮」という存在を思い出しました。


 現代では、陰陽師というと妖怪を退治する人、呪術を使う人というイメージが強いかもしれません。


 でも私が惹かれたのは、そこではありません。


 目に見える世界と、目に見えない世界。


 人間と自然。


 科学と感覚。


 その間に立って、境界を整える存在。


 それが、私の中での現代の陰陽寮でした。


 だから、この作品の陰陽寮は、怪異を倒す組織ではありません。


 神様を支配する組織でもありません。


 忘れられてしまったもの。


 声を上げられないもの。


 人間の感情から生まれてしまったもの。


 そういうものと人間の間に立ち、もう一度関係を結び直す人たちです。


 私は、昔から妖怪や怪異の物語が好きでした。


 水〇しげる先生や京〇夏彦先生の作品の妖怪や、陰陽道の思想に近い作品を題材にした物語にも惹かれてきました。


 今思えば、それは単純に妖怪が好きだったからだけではないのかもしれません。


 見える世界だけでは説明できないもの。


 でも、確かに人間の心の中や暮らしの中に存在しているもの。


 そこに興味があったのだと思います。


 そして、もう一つ。


 私は昔から、神様や怪異という存在は、子どもと相性がいいのではないかと思っています。


 大人になると、人は「役に立つか」「証明できるか」「効率がいいか」で物事を見るようになります。


 でも子どもは違います。


 そこにいるものを、そのまま感じる。


 寂しそうなら寂しそうと言う。


 怖いものでも、悲しそうなら心配する。


 だから、この物語の主人公も、怪異を見て「怖い」と思うのではなく、「どうしてそんな顔をしているの?」と問いかけます。


 もしかすると、それが私がこの作品で一番書きたいことなのかもしれません。


 人間が忘れてしまったものを、もう一度見ること。


 科学も大切にする。


 でも、科学では測れないものも最初から否定しない。


 信じることも、疑うことも、どちらも大切にする。


 私は、信仰の世界と科学の世界、その両方を歩いてきました。


 その境目にある世界を何十年かかっても書いてみたいのです。

宗教三世が無宗教の家に嫁いだら、というカルチャーショックドタバタエッセイ小説もAIとチャットして概要が出来ました。これも執筆してkindle出版していきたいです。……パートタイム魔王もこの小説も恋愛が入りませんでした。恋愛小説を書きたい想いは諦められません。そもそも恋愛小説が好きなのになぜ書けないのか?技術の問題かそれ以前かも分析していきたいです。夏休みが始まったので、子どもたちのとのドタバタも書いていきたいです。

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