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歌集 かるがもの横断歩道を渡るとき  作者: 天野幸道


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凌霄花

曇天の下にもっさりぶら下がり

 凌霄花はものも言わずに


 2021年抒情文芸秋季号佳作 選者 小島ゆかり


凌霄花(のうぜんかずら)は夏から秋にかけて咲くオレンジ色の花です。中国の南の方から伝わった花で、ブーゲンビリアのような感じの花です。強い植物で剪定をしてもぐいぐい伸びてきます。沢山咲くので棚を作ったら上の方にまで伸びて、オレンジ色の花をつけた弦が垂れ下がってきます。華やかな感じがして粗末な庭も見栄えがしてます。

 夏の暑い曇天の日、気持ちはやや沈みがちになりがちですが、凌霄花は相変わらずぶらぶら揺れて、アンニュイな中にも堂々としている感じがしたのです。その時の情景を歌にしました。




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