危機
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少年は馬の背から、火縄銃を取ると、三体横並びに飛んでいたフライングスケルトンの頭を撃ち抜き倒す。
しかし、その間にも、他のスケルトンウォリアーたちが距離を詰めてくる。
そして火縄銃にも欠点があった。
確かに普通の火縄銃とは違い連射は可能だが、それでも魔弾を撃つためには、そのチカラを籠める為の溜めが必要である。
それなのでアニメで見るようなマシンガンのような連射も、連続した射撃もできないのである。
そこに、あの強いスケルトンウォリアー三体が、クレアたち三人に向かって猛然と攻撃を仕掛けてくる。
少年はすぐさま大刀を抜くと、三人に加勢するが、それでもこの強いスケルトンウォリアーを倒すのは容易ではない。
一体を倒しても、そこに別の一体が変わって攻撃してくる。
空中からも、弓矢を構えたフライングスケルトンが矢を放って攻撃してくる。
幸いなのは、すべてがあの強いスケルトンウォリアーではないことだが、それでもすべての攻撃を躱しながら倒していくのは苦戦を強いられる。
そこにあの強いスケルトンウォリアーの火炎の球と火炎の息でも攻撃してくる。
ビクトルとヒューゴも、クレアを護るために防戦一方で、それ以外の余裕などはない。
奥にいる村人たちの周りには、スケルトンウォリアーたちは居らず、どうやら無事のようだ。
この危機的状況を打開すべく少年が取った行動は、圧倒的な速度でスケルトンウォリアーたちを倒すことだった。
少年は藁草履にチカラを籠めて、まさに神速でスケルトン・ウォリアーたちを倒していく。但し、あの強いスケルトンウォリアーはだけは、刀を交えた瞬間に判断して、後回しにする。
空中を飛ぶフライングスケルトンは、跳躍して倒す。これは跳躍というより、空中に飛び上がるの方が近い。
そうして、あの強いスケルトンウォリアーが七体残った。
その残ったスケルトンウォリアーは、前から三、三、一で隊列を組んで、クレアたち三人を取り囲む。
その後ろには、あの太い丸太の高い壁だ。
少年は、七体のスケルトンウォリアーの後ろで、肩で息をしながら、あることを考えていた。
それはあの頑丈そうな丸太の壁を、どうやってスケルトンウォリアーたちが突破してきたかということである。
外側には、そのような傷痕はまったくなかった。
それならフライングスケルトンが空からこの丸太の壁を飛び越えて、中から門を開けた可能性もある。
しかし、少年の辿り着いた答えは違っていた。




