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異世界商い道中 ~金貨一枚から始める異世界改革~

作者:釣鐘銅鑼
最新エピソード掲載日:2026/07/05
ブラック企業で働く営業マン・金城真人(三十二歳)は、過労死の末に剣と魔法の異世界へ転生する。

授かった能力は、たった一つ。

《価値鑑定》――あらゆる物や人の”本当の価値”を見抜く力。

最初はハズレスキルだと思った。

しかしその力は、武器や魔石だけでなく、人材、土地、商売、国家、そして”戦争”にまで価値を見抜く異質な能力だった。

戦乱が続くこの世界では、武器商人、奴隷商、貴族、教会、冒険者ギルド――誰もが戦争によって利益を得ている。

真人は気付く。

「魔王がおるから戦争が終わらんのやない。儲かる奴がおるから終わらんのや。」

ならば、その仕組みごと変えてしまえばいい。

営業で培った交渉術、経営戦略、物流改革、価格交渉、投資、信用、そして《価値鑑定》を武器に、金貨一枚から商会を立ち上げる真人。

奴隷として売られていた獣人少女リーシャ、没落貴族令嬢セレナ、元魔王軍将校ミリアら仲間を迎え、やがて小さな商会は国家すら動かす巨大企業へと成長していく。

だが、その先で真人は知る。

この世界を支配しているのは魔王でも王でもない。

世界中の経済を裏から操る、巨大商会連盟だった。

剣では世界は変えられない。

魔法でも戦争は終わらない。

だから彼は、金で世界を変える。

これは後に「黄金王」「世界市場の支配者」「最後の魔王」と呼ばれる一人の営業マンが、金貨一枚から世界の経済を改革していく、異世界経済戦記である。
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