彼岸邸の殺人
四年前、御津川紅郎は恋人の咲乃と山で遭難した挙句に離れ離れとなり、紅郎は助かったが咲乃はそれきり行方不明となってしまった。彼は近頃、見覚えのない彼岸花畑に咲乃が佇んでいるという奇妙な夢に悩まされていた。山に戻った彼が辿り着いたのは、彼岸邸と呼ばれる古い屋敷だった。
四人の尼僧が修行生活を送っているそこで、紅郎は咲乃と運命的な再会を果たす。しかし彼女は記憶を失っているばかりか、尼僧達から生き仏として崇められていた。彼女に記憶を取り戻させる手立てを考える紅郎。次第に怪しい本性を見せ始める尼僧達。そして巻き起こる連続殺人事件。
大乗仏教、波羅蜜、四華、供儀的祭儀、蘇生譚、転生、夢解釈……彼岸邸の人々が抱える膨大な秘密は、大破局へと向かい収束を開始する。紅郎を待ち受ける真実は、彼の選択は、その結末は……。
(エブリスタにも掲載中)
四人の尼僧が修行生活を送っているそこで、紅郎は咲乃と運命的な再会を果たす。しかし彼女は記憶を失っているばかりか、尼僧達から生き仏として崇められていた。彼女に記憶を取り戻させる手立てを考える紅郎。次第に怪しい本性を見せ始める尼僧達。そして巻き起こる連続殺人事件。
大乗仏教、波羅蜜、四華、供儀的祭儀、蘇生譚、転生、夢解釈……彼岸邸の人々が抱える膨大な秘密は、大破局へと向かい収束を開始する。紅郎を待ち受ける真実は、彼の選択は、その結末は……。
(エブリスタにも掲載中)
序「導かれた果て」
2020/08/01 23:00
(改)
一「御津川紅郎を苛む夢」
2020/08/01 23:00
(改)
二「彼岸邸で初めての夜」
2020/08/02 00:00
(改)
三(一)「生き仏と四人の尼僧」
2020/08/02 13:00
(改)
三(二)「泡月による案内」
2020/08/02 14:00
(改)
四「二階の最奥に棲む者」
2020/08/02 15:00
(改)
五、六「彼岸への道を失った子ら」
2020/08/02 18:00
(改)
七「満月の下、転生の泉にて」
2020/08/02 20:00
(改)
八「その夜の異常な出来事」
2020/08/02 23:00
(改)
九「静かに微笑む三尊像」
2020/08/03 10:00
(改)
十「囚われの天波/咲乃」
2020/08/03 11:00
(改)
十一「天網恢恢疎にして漏らさず」
2020/08/03 17:00
(改)
十二、十三「終わらない挫折の話」
2020/08/03 21:00
(改)
十四「三途の池における儀式」
2020/08/04 09:00
(改)
十五「供儀が捧げられる先へ」
2020/08/04 10:00
(改)
十六、十七「彼岸邸の罠か、それとも」
2020/08/04 12:00
(改)
十八、十九「果たされた再会」
2020/08/04 19:00
(改)
二十「丑三つ時の幽かな彼女」
2020/08/05 02:00
(改)
二十一「混迷を極める惨劇」
2020/08/05 09:00
(改)
二十二「天駆ける龍の殺人トリック」
2020/08/05 10:00
(改)
二十三「そして逆転による顕在」
2020/08/05 11:00
(改)
二十四「すべてを捧げた女の末路」
2020/08/05 17:00
(改)
二十五、二十六「彼岸邸の殺人」
2020/08/05 18:00
(改)
二十七「生死の海で死ぬ者、生きる者」
2020/08/06 05:00
(改)
終「転生と再会の彼岸花」
2020/08/06 12:00
(改)