十三. パンドラの箱
ジョーはハンバーガーにかじりつきながら巨大なショッピングモールのエントランスを行き交う人の波を眺めていた。夕日はとっくに沈み、藍色に染まった美しい西の空をスマホで撮影する人も少なくない。平日だというのに帰宅者と観光客が入り乱れて人の数は意外に多い。帰宅者のほとんどは反対側にあるペンタゴンの職員だろうか。
「行くわよ」
ジョーの背後からガルが突然現れると、ジョーは思わずハンバーガーを足元に落としてしまった。ガルは黒い革のジャケットとパンツの姿に着替えている。夜だと真っ黒で見えないじゃないの。
「おい! 俺のハンバーガーだぞ!」
ジョーはモールへ先に入っていくガルの背中に叫んだ。
「あの中でも買えるんじゃない?」
「おごってもらうからな!」
ジョーは鼻息を荒くしてガルを追いかけていった。しかしガルはモールへ入るなり、ショップが並ぶ方向ではなく、非常用階段から地下搬入口へと下りていった。巨大な空間に何台ものトラックがエンジンをかけたまま停車し、運転手たちが忙しく荷下ろしをしている。騒がしく雑談する男たちの姿を横目にガルが車道に沿って暫く地上に向かって歩いていくと、突然左手に大きなトンネルのような空洞が現れた。そこには〈立入禁止〉と書かれたバリケードが張ってある。おまけに高圧鉄線が空洞の入口を覆っていた。ガルはポケットから小型のリモコンを取り出すとボタンを押し、バリケードを軽々と超えていく。
「おいおい、大丈夫なのか!?」
ガルはジョーの心配をよそに、まるでブラインドを下げるように高圧鉄線の一部を手で引き下げると、ロープを潜るレスラーのように細い体を滑らせていった。
「俺だけ感電するってことないよな?」
ジョーは不安そうな声で呟きながらガルの後に続いた。ここはペンタゴンとモールを繋ぐ未公開の地下道だ。一九〇〇年代後半にペンタゴン職員の利便性を図るために掘削されたが、結局安全保障上の問題で一度も使われることなく放置されている空間。確かにガルたちエージェントが拠点を築くとすれば、ワシントンとペンタゴンを繋ぐ通信ケーブルが横断するポトマック川付近でここが一番だと言える。先頭を歩いていたガルは丁度外の光が届かなくなる非常口ドアの前で立ち止まると、彼女の母国語でドアに向かって何かを話しかけた。すると内側から鍵が開く音が響き、ドアに隙間ができる。
「入って」
ガルが短く言うと、私たちもガルに続いて入っていった。中ではガルと同じ褐色肌の短髪の青年が無言で出迎えた。彼は黒いランニングシャツと迷彩のズボンを身に付けている。今度はその青年が先頭になり、永遠と伸びるアーチ形の天井の通路を歩いていく。天井には一定間隔で蛍光灯が灯っているが、壁も床もコンクリートむき出しだ。何回か通路を曲がったところで青年が突然立ち止まる。彼の足元には一見普通のマンホールが見えるが、青年はそのマンホールを開けると梯子に手をかけて下へ下りていった。
「入口に戻ったりしないよな」
ジョーはマンホールに屈むガルに冗談を言うが、ガルは眉を僅かに上げただけで下りていった。ジョーはやれやれといった感じでガルに続いて下りる。
「……信じられるのか?」
「あの人の紹介よ、間違いないわ」
私たちが下りると、ガルはさっきの青年と何やら話している。
「それで? ここが君たちの、その……オフィス?」
「ええ、出店みたいなものだけど」
ガルは部屋の中央に置かれた大きなテーブルの端に座ると腕を組んで言った。この部屋にはテーブル以外に数脚の椅子と壁際に積上げられた飲料水のペットボトルしかなかった。
「こっちはロド。彼もハッカーよ。コードネームの300(スリーハンドレッド)と言えば分かるかしら。」
「300!? 君が!?」
300と言えば、大手ソフトウェア企業のSWS社へのサプライチェーン攻撃を仕掛け、その関与が囁かれた有名なハッカーだ。この事件は、同社が提供するソフトウェアのアップデートシステムを悪用した事件で、特に西側諸国の政府機関の機密情報を長期間に渡って流出させた。その被害規模と深刻さから過去半世紀で最悪のサイバー攻撃だと言われている。それがこんな青年の手によって行われてたなんて……私でもショックよ。
「あの…スレッド・リッパーは……?」
「こっちよ」
「君があのスレッド・リッパー……?」
そうだって言ってんじゃない。
「驚いた……噂は本当だったんだ」
「ロド、感動してるとこ申し訳ないが、そろそろ時間だ。作業部屋を案内してくれるか?」
ジョーがロドの両肩に手をかけて私から引き離しながら言った。
「ああ、ごめん。つい興奮しちゃって。こっちだよ」
ロドは一瞬ガルと目配せすると、殺風景な部屋の奥に佇んでいる重厚な扉の方へと歩いていった。ロドは扉のノブを両手で捻って開けると私たちを中へと案内した。二十五平米くらいの小さくて暗い部屋にはサーバーファンの甲高い排気音と除湿機の低い唸り声だけが響いている。暗闇の中にはサーバーラックの支柱や床と壁の境界に這わせたLEDストリップが青白く光っていた。部屋の隅のデスク上には煌々と光るモニターが三つ並び、カフェイン錠剤の空き殻、数日分のエナジードリンクの空き缶が見えた。その横のサーバーラックの周辺にはシリカゲルの袋が散乱している。
「ここが僕の作業場だよ。壁面には銅メッシュのシートと導電性塗料を塗ってあるから、外部からの電波は完全に遮断されてる。電源はこの上のモールのものを地下の配電盤から拝借して、通信は数キロ先の未使用の光ファイバーから直接引っ張ってるんだ」
「正にパラダイスね」
私は思わず唸った。
「アイに頼まれてここに連れてきたけど、本当に大丈夫なの? AzTechはロドでも攻略できなかったのよ」
「何言ってんの。ガルのお陰でもう扉は半分開いてるようなもんじゃない」
「何? ガル、どうやったの?」
私がガルに答えると、ロドが目を輝かせてガルに振り返った。ガルはむっつりした表情で私とジョーを睨んでいる。
「さあ、アイ、もうそろそろ経営会議が始まる」
ジョーがモニターの明かりを手掛かりに傾けた腕時計を覗き込んで言った。
「ロド、扉を閉める前に私のPCをネットワークに繋いでくれる?」
「もちろん」
ロドは慣れた手つきで私のPCのセッティングをし始めた。昼間の一件で私たちはボブからΣにアクセスする管理者権限を手に入れた。ナディアの行方の手がかりを掴むには、ナディアが直前まで使っていたΣの会話ログを紐解くしかない。だから私がこれからΣの会話ログが残ってるクラウドサーバーにハッキングをかけるんだけど、私としてはコンマ一秒でも多くの時間を確保したいの。私が相手のシステムから弾き出されるとすれば、相手がルートキーを使用する時。つまり管理者権限を有する私でも、運用側の〈最終兵器〉であるルートキーでアクセスを強制的に遮断されるまでがタイムリミットっていうこと。そこでチャンスだと踏んだのが今晩開かれるAzTech社の経営会議よ。CTOを含む経営幹部が軒並み参加するし、一般社員は退社する時刻で、物理的に管理されてるルートキーを使用するまでの時間をある程度確保できる。加えて今日の会議には大株主も参加するっていうんだから、あくびが出るくらい長い会議になるのは間違いなさそう。後は————運ね。
「できたよ、スレッド・リッパー」
ロドが椅子を空けながら私に振り返って言った。
「サンキュー。それじゃ、扉を閉めて」
ガルが部屋の扉を閉めると息をのむような無音が広がった。まるで宇宙空間のようだ。そして私は先ずボブのIDとパスワードを使ってクラウドサーバーへログインを試みた。当然、まだボブのスマホは私の支配下に置かれてるから、二要素認証のパスワードも…ほら、ご丁寧に私のPCまで届けてくれる。
「凄い! どうやって管理者キーを手に入れたんだ!?」
「いつの世も最も脆弱なのは人間ってことよ」
私が説教を垂れるようにロドに言い終わる頃には、無事ボブの管理者権限でログインに成功していた。そして先ずは内部リソースをざっとスキャンしながら、このボブの権限でどこまでの情報にアクセスできるかを確認してみる。それとそろそろモニターも動かそうか。
「画面が点いたけど、これは何なの?」
真っ青に光っていた三つのモニターがそれぞれの役割に応じた画を映し出し、ガルが身を乗り出して聞いた。ジョーが軽く咳払いをして答える。
「右からトラフィック監視、クラウドサーバーの仮想トポロジー図、それと一番左は今やってる経営会議の映像だ」
御名答。トラフィック監視は世界地図を模したグリッド上に、今私たちがいるアーリントンとターゲットのクラウドサーバーがあるバージニア北部、そしてEDEN一号棟があるロヨラの三つの点を光の線で結んだ様子を描いてる。これで私のハッキングがバレてないかどうかを情報の流れを可視化して監視するの。そして仮想トポロジー図というのはクラウドサーバーの地図であり、Σの解剖図よ。実際は三つの階層に分かれた点と線のネットワークグラフとして表示されてて、今私がアクセスしてる部分も緑色のドットでリアルタイム描写されてる。最後の会議室内の映像はカメラの画角のせいで全員の顔は見えないけど、まあ、CTOのオリヴァー・デイヴィスが確認できるからいいわ。もし私のハッキングがバレて彼がルートキーを持ち出すために席を外したら潮時ね。それにしても手前に足だけ映ってるのは例の大株主かしら。あの靴どこかで見たことがあるけど……。
「どうしてカリフォルニアのロヨラにも繋いでるんですか?」
「それは企業秘密よ、ロド」
私はロドをいなすと、早速ナディアの会話ログの奪取に取りかかった。
「ボブの権限でいけそうか?」
「ええ、このままログ保存バケットを覗けそうよ」
私がジョーにそう答えると、手元のPC画面上では滝のようなスピードでコマンド出力が流れ出した。さっきのトポロジー図は上から玄関口の〈境界層〉、思考を司る〈アプリケーション層〉、そして記憶の貯蔵庫である〈ストレージ層〉という三階層構造で表示されてるけど、ナディアの会話ログが保管されてるバケットは最下層のストレージ層にあるの。上層から順番に攻めるのが定石だけど、今回はボブの管理者権限のお陰で一気にストレージ層へワープできるわ。私はクラウドのストレージ層へのアクセスを要求すると、仮想トポロジー図上でも上層階を飛び越えてストレージ層へ伸びる一直線の光のパスが表示された。そしてバケット内のファイルをリスティングし、四十億人のユーザーとMaxとが蓄積してきた膨大な量のログデータからナディアのIDに紐づいたものだけを抽出していく。こうして見つけたナディアのログファイルを、運営側に気づかれないように細かく数キロバイトの断片に分割して通信パケットの隙間に忍び込ませて私の元へ送り返させるの。送信完了まで数分ってところね。
「す、凄いや。あのMaxのログデータをものの十分で奪うなんて……」
ロドが可愛いこと言ってくれるじゃない。ここまではトラフィックも問題ないし、オリヴァーも動いてない。順調過ぎるくらい順調ね。
「ファイルのダウンロードが終わるわ」
ガルが言い終えたのと同時に丁度ダウンロードが終わり、私は入手したてのファイルを早速私のPC上で開いた。
「単なる意味不明な文字の羅列みたいだけど……暗号文?」
「そうよ。でもボブの管理者キーを使ってこの暗号の復号キーを借用すれば……ほらね」
「凄い、テキストになった……!」
さすがのガルもビックリね。ガルに加えてジョーも身を乗り出してテキストに見入る。
「アイ、失踪直前のログだけ表示できないか?」
「お安い御用よ」
私は日付と時刻を絞ってログを再表示させた。
「……これを読むとつまり……ナディアは家出の計画をMaxに相談してたってことか?」
「何てバカなことを……」
ジョーと共にログを読んでいたガルが大きな溜息をつく。でも待って、これって!?
「これは驚いた……」
「ジョー? どういうこと?」
「Maxがナディアに紹介した家出を手伝う奴のアイコン……」
「アイコン? アイコンがどうしたの?」
ガルが苛立たし気にジョーに食いかかる。
「逆さ剣だ……」
そう、それはマーラが言っていた夫のモリスが死ぬ前に通信していた相手。まるで大地に突き立てられた剣のアイコン。何? この二つの事件は繋がってるってこと!?
「ジョーったら……!」
「ガル、ちょっと待ってくれ! 話は後だ!」
ジョーがガルを黙らせた。
「アイ、まだ時間はあるか?」
「何するつもり?」
「もう一つだけ調べてほしいことがあるんだ。ナディアの家出の相談に対して、家出だって本来は複数の選択肢があるはずなのにMaxはただ一つだけ、このアイコンのユダっていうやつを紹介してる。おかしいと思わないか?」
「つまり人工知能であるはずのMaxに何らかのバイアスがかかってるってこと?」
「ああ、そうだ。ルーカスだってマーラだって、言ってしまえば全てMaxが凶器を渡してたんじゃないか」
経営会議は? ……大丈夫、まだ続いてる。やってみる? それともここで退く?
「ジョー、これはパンドラの箱を開くことになるかもしれないのよ」
「ああ。でもこの逆さ剣の正体を突き止めないとナディアは見つからない」
「……分かったわ」
Maxのような人工知能はユーザーからの言葉に対して一定のロジックで回答を準備するように作られてる。でももし、特定のユーザーにだけ特別な回答をするようにデザインされてるとしたら……。Maxのソースコード自体に細工がされてる可能性は否定できないけど、先ず疑うべきは……。
「プロキシコンテナだな」
ジョーと私の思考が重なった。プロキシとは人工知能本体のすぐ手前で外部情報を検閲したり振り分けたりする検問所のような機能のこと。つまりプロキシという検問所の役人を買収しておけば、人工知能本体の答えを横取りして、特定の嘘や偽の指示に書き換えて特定のユーザーに届けることができる。だからMaxのプロキシを覗けば、そこにこの二つの事件を繋ぐ隠しルールが記述されてるかどうかが判るし、逆さ剣に繋がるヒントも見つかるかもしれない。
私は仮想トポロジー図の上層階である境界層のプロキシコンテナを睨んだ。さっきの静止したストレージデータを盗む隠密操作とは違って、ここからは稼働中のコンテナに入り込む侵入操作になる。先ず推論ゲートウェイのリストを表示して、ナディアだけじゃなく、アーロンの一件で容疑者になった人たちのIDを処理するノードを絞り込む。そして稼動中のコンテナ内でインタラクティブ・シェルを起動して試しに中身を覗き見るわよ。コンテナ内の深層ディレクトリを漁っていくと……、
「あったわ、論理フィルター!」
でもこの設定だけじゃ不十分ね。Maxのこの歪んだ挙動を生成してるアルゴリズムの正体を手に入れないと、どの会話部分が操られたものかが分からない。
「アイ、深追いはよせ! 設定ファイルだけで退くんだ!」
ジョーがそう叫んだ時だった。
「スレッド・リッパー、マズい! トラフィックが赤くなり始めてる!」
ロドも続けて叫ぶ。トラフィック監視のモニターを見ると、アーリントンからバージニア北部に伸びる細く青い線の周囲に無数の赤い波紋が広がり始めた。クラウド運営側の定時監査スキャンがプロキシコンテナへのアクセスを異常だと検知して、私たちの居場所を逆探知し始めてるんだわ! プロキシファイルのダウンロード完了まで————あと二十秒!
「見て! オリヴァーも部屋から出てく!」
ガルが声を張り上げる。完全にバレた! あと十数秒で居場所がバレる! トラフィック監視モニター上の赤い波紋が私たちの居場所を飲み込もうとしていた。
「アイ! あれは何だ! 全く別の黒いノードがロヨラのサーバーを侵食し始めたぞ!」
「こんな時に誰!? ロヨラをハッキングしてる!?」
「アイ! ファイルは諦めろ!」
ダメだ! ロヨラのサーバーがリクエストに応えない! 何この攻撃の速さ。私でも追いつけない! 恐らく敵はロヨラの冷却制御システムをハックしてファンを止めた状態で無限ループの計算命令を叩きこんでる。サーバー温度が百度まで上がってるわ! このままじゃサーバーが焼き切れちゃう!
「時間稼ぎしようか」
私のPCの横に自身のPCを広げて言ったのは、ロドだった。ロドは瞬く間に私と同じネットワークに侵入すると、無限ループの行列計算をさせられてるロヨラのサーバーに大量のダミーパケットを送り込んだ。この命令はいわゆる〈何もするな〉という命令で、強制的にCPUを休ませることができた。お陰でサーバーの温度が百十度で何とか横ばいに転じた。それでも半導体の一部がドロドロに溶けだして、基盤が火を噴く寸前よ!
「アイ! 何してるんだ! デジタルパージだ! データなんてもういい!」
ジョーが喚き散らした。ダウンロード完了まであと五秒!
「しつこいハッカーだな。ちょっとあっち行っててもらうよ」
ロドは不気味に笑うと、目にも止まらぬ速さでキーボードを叩きだす。そしてロヨラを攻撃しているハッカーの攻撃パケットが通っているインターネットの経路そのものを、別の経路へと強引に逸らしてしまった。BGPハイジャックだ。300…ただ者じゃない。トラフィック監視モニター上でも敵ハッカーのものだと思われる黒いラインが歪み、ロヨラの手前で虚空へと吸い込まれていく。ダウンロード完了まで二秒————一秒————。
「取ったわ!」
ガルが私のPCからナディアのログとプロキシ情報を保存したUSBを引っこ抜いて叫んだ。しかしトラフィック監視モニターが赤色に明滅して終に私たちの場所が逆探知されたことを告げている。
「アイ! デジタルパージだ!!」
ジョーが叫ぶのと同時に、私はアーリントンとカリフォルニアとの通信で発生した認証情報やメモリ上の実行ログをランダムデータで上書きし、一切の通信に関わる証拠を抹消した。トラフィック監視モニター上でもアーリントンとカリフォルニアを結んでいた光の線が消える。それだけじゃない。私はアーリントンからの通信を完全に模倣したパケットを、世界中の数千のダミーIPからクラウドサーバーの運営側へ一斉に射出した。これで運営側からは私たちの居場所が突然世界中に同時発生したように見える。……三分は稼げるか。
「逃げるわよ!」
ガルはそう叫ぶのと同時に部屋の扉を蹴り開けた。ロドが扉脇の赤いレバーを引き上げると、サーバーラックに高電圧パルスが流れ、ハードディスクと光ファイバーの終端装置が物理的に焼き切られた。焼け焦げた臭いと共に、デスク上のモニターが次々とブラックアウトした。
「アイ! アイ!?」
どうしたんだろ……ジョーが私を呼ぶ声が遠くに聞こえる。
「アイ、聞こえるか!? アイ!」
まるで世界が突然尾っぽを引いたようにグルグルと回り出したかと思うと、私の意識もそこで突然ブラックアウトした。
ご一読いただきありがとうございます!本作は、今、私達が問うべき人類とAIのあり方について一石を投じるべく執筆しています。
現在、個人で利用できる最新のAI技術を駆使し、本作の『公式プロモーションビデオ(実写映画風PV)』を鋭意制作中です! 完成版は私のX(https://x.com/RIGHTTHINGADAY)やYouTubeで公開し、こちらのページでもお知らせします。ジョーとアイの凸凹コンビの謎解き、ハッカーたちの息詰まる攻防を、ぜひ映像でも体感してください。よろしければ、今のうちにブックマークや評価で応援していただけると励みになります!




