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婚約破棄→国家消滅(原因:俺)  作者: はるかに及ばない


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6/10

もう同じ国じゃないんだけど

「……行く」


 レオンハルトが言った。


「どちらへ?」


「大公家領都」


 沈黙。


「……帰ってこれます?」


「行くだけだ!!!!」


 なぜか強気。


■到着前


 門の外。


「……」


「……」


「……あれ何?」


 指差す。


 遠く。


 なんか高い。


 めちゃくちゃ高い。


「高層建築でございます」


「塔じゃなくて?」


「事務所や住居です」


「なんであんな高いの?」


「土地効率です」


「なんか怖い!!!!」


■中に入る


 門をくぐる。

 音。

 うるさい。

 人、多い。

 全員、動き早い。


「……忙しすぎない?」


「はい」


「なんで?」


「分業と機械化が進んでおりますので」


「なんか怖い!!!!」


■鉄道


 ゴォォォォォン……


「うわ何!?」


 振り返る。

 煙を吐く鉄の塊。

 長い。

 繋がってる。


「……これ何?」


「蒸気機関車でございます」


「一般的には鉄道といわれています」


「蒸気で動くの!?」


「はい」


「速いの?」


「馬車の数倍から十数倍です」


「なんか怖い!!!!」


■工場


 でかい建物。

 中。

 うるさい。

 めちゃくちゃうるさい。


「……これ何?」


「紡績工場でございます」


「工房じゃなくて?」


「機械による大量生産です」


「どれくらい作れるの?」


「王都の数百倍です」


「なんか怖い!!!!」


「その結果、衣料品価格は大幅に低下しております」


「庶民、勝ちすぎ!!!!」


■市場


 食べ物、めちゃくちゃある。


「種類多くない?」


「はい」


「なんで?」


「鉄道と保存技術の発展です」


「またお前!!!!」


「さらに農業機械の導入により収穫量が増加」


「新キャラ来た!!!!」


「輸送と生産の両立です」


「いいことだけどなんか怖い!!!!」


■軍区画


「……もう見たくない」


「こちらです」


「聞いてない!!!!」


■機関銃


「……それ何」


「ガトリングガンでございます」


「名前強い」


「手動回転式で連続射撃が可能です」


「どれくらい?」


「毎分百発前後です」


「十分すぎる!!!!」


「集団戦において圧倒的制圧力を持ちます」


「人って何発で死ぬの?」


「一発です」


「プレートメイルも軽く貫通します」


「さらにかすっただけで腕がもげます」


「なんかじゃなくてめちゃくちゃ怖い!!!!」


■大砲(後装式・施条砲)


「……これは分かる」


「施条砲でございます」


「なんか進化してない?」


「はい、後装式です」


「後ろから入れるの!?」


「はい、射程と精度が向上しております」


「嫌な予感しかしない」


「城壁の破壊が可能です」


「やっぱり!!!!」


 ドォン。


 遠くの石壁、崩れる。


「めちゃくちゃ怖い!!!!」


■戦艦(装甲艦)


 港。


 鉄の船。


「……でか」


「装甲艦でございます」


「木じゃないの!?」


「鉄で覆われております」


「なんで浮くの!?」


「設計です」


「全部それ!!!!」


 しかし。


「主砲は」


 一拍。


「陸上砲を上回る口径です」


「なんで強化した!!!!」


「沿岸施設や要塞への攻撃を想定しております」


「怖いを通り越してツラい!!!!」


■完全理解


 海を見る。

 装甲艦。

 街。

 人。


「……なあ」


「はい」


「これさ」


 一拍。


「同じ国?」


「はい」


「違うだろ!!!!」


■心が折れる


「……なあ」


「はい」


「勝てる?」


 一瞬。


「えっ?!」


「えっ!?」


「剣と鎧の騎士が?!」


「無理ですよね!!!!」



 その日。

 ラーハルトは理解した。

 負けではない。

 時代が違う。



■おまけ


王太子:

「これ戦争になる?」


案内役:

「戦う必要あります?」


王太子:

「ホントのことを言うのはやめてくれ!!!!」

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