プロの騎士が戦慄する死体の山も、素人から見ればただの不法投棄である
毎回頑張って書いております。
今回もよろしくお願いします。
王女一行は、早速森の奥へ向かった。
腕に覚えのあるルディは、そこらのモンスターを掃除すればいいくらいに考えていたが……。
「おいおい……」
おびただしい数のゴブリンの死体が山となって、目の前に現れたのだ。
「……これは、ちょっと数が多くないですか?」
「いやいや、多いってもんじゃねぇだろ。こいつは普通にヤバいって」
ルディは身構える。この先に、このゴブリン達をどうにかした存在がいる可能性が高い。
「高位の魔物でも現れて、同士討ちとかでしょうか?」
「考えたくはないが、その可能性はあるな」
双子のやり取りを横に、ルミナはひょっとしたら、勇者がこの先に居るのではないかと考えていた。
「……早く行きましょう」
「えっ、姫様?」
ダッシュで駆け出した王女を、慌てて追う双子。
「……はぁっ……」
息を切らして走り抜けた先、小川のほとりの一部から、湯気が立っていた。
(ここが温泉……?)
既に辺りは暗くなっている。星空の光を反射して、水面がキラキラと光っていた。
「……姫様、急に、走り出すなんて」
ルディは息を整え、辺りを警戒するが誰も居ない。
「僕が見張りをするんで、姉さんは姫様と一緒に入ったらどうですか?」
「あのゴブリンを倒した奴が、もし潜伏でもしていたら? お前一人でどうにかなるとは思えん」
そう言われてしまうと、ルゥはもう反論出来ない。
「姫様、我らが見張っておりますので」
双子は並んで頭を下げる。
「バカ、お前はあっちへ行け!!」
ルディがルゥを向こうへ追いやるのを笑って見送って、ルミナは服を脱ぎ始めた。
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次回はとうとう入浴回です。




