ぼくの夢、わたしの夢

　田舎の村に生まれたシヴィルは元気すぎる女の子。八歳になっても野生児そのものの悪ガキだ。ある日、兄の親友ナイローグに魔法を使うことの特殊性を指摘され、幼いながらも無謀な夢を抱いて突っ走り始めた。家出状態で村を出ることから始まるこの行動は、いろいろな方面に影響を及ぼしているらしい。その筆頭のナイローグは、頭を抱えながらも手助けをする羽目になっていく。
　いろいろ自覚の足りない少女と、巻き込まれる面倒見のいい男の話。
※全体を修正版に置き換えました。