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底辺から始める、《与える》だけの無双伝 ~えぇ、与えていただけですよ?でも実は……知らないうちに守られていました!!♪!!?~  作者: わっぱるぅ
第二章

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こぼれ話【恋模様】── 描かれなかった、ある日

【恋模様】ヴィナとネッサ ── ある日の井戸端


「ヴィナさんって、こういう話、興味ないと思ってました」

「……なぜだ」

「クールだから」

ヴィナは少し黙って、洗い物を続けた。

「……興味がないわけでは、ない」

ネッサは、にんまりした。聞き逃さなかったのだ。


---


【恋模様】ヴィナとネッサ ── ある日の買い物


市場で、ネッサが可愛い髪飾りを手に取った。

「これ、似合いますかね」

「……悪くない」

「ヴィナさんも、選んでみてください」

「あたしは、いい」

「えー。たまには、おしゃれしましょうよ」

ヴィナは、そっと別の髪飾りに目をやった。ほんの一瞬。


---


【恋模様】ヴィナとネッサ ── ある日の夜更け


眠れない夜、二人はなんとなく起きていた。

「ヴィナさん。もし、ですけど」

「なんだ」

「二人とも、同じ人を好きになったら、どうします?」

沈黙。

「……そのときは、正々堂々だ」

「あたしも、そう思ってました!」

妙に、気が合ってしまう二人だった。


---


【恋模様】ヴィナとネッサ ── ある日の稽古あと


「ヴィナさん、剣、教えてください!」

「お前が剣を?」

「いざってときに、守れる人になりたくて」

ヴィナは少し目を細めて、木剣を放った。

「……いい心がけだ。構えてみろ」

守りたい相手が同じでも、二人は不思議と、笑い合える。


---


【恋模様】ヴィナとネッサ ── ある日の告白(未遂)


「あたし、決めてるんです」

「何をだ」

「全部終わったら、ちゃんと気持ちを伝えるって」

ヴィナは、しばらく黙っていた。

「……あたしは、まだ決められていない」

「ヴィナさんらしいですね」

「うるさい」

でも、その声は柔らかかった。


引き続き本編で。

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