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246:『セブンアイズドラゴキュラ』×3

大苦戦。流石にアールも厳しいものがあります。


ちょっと長い前書きします。興味なければ読み飛ばしてください。

皆さんは装備しているアイテムの効果をちゃんと毎回確認する系の人ですか?私はします。装備品たくさんあると毎回装備変えて戦ったりするので毎度スキル確認と調整はしっかりする派です。

この前やっと三つ目の『超心珠』来たのでこれでガンス強化性能つけて超会心つけて殴れる・・!!!

4スロのやつとかはもう半ば諦めてます。まぁ体力・挑戦とかはあるから恵まれてるとは個人的に思ってます。でも超心・体力とか持ってる人ホントすげぇ・・・



『キィィ!!!』



『『ギィィ!!!』』



上下前後左右から何発も打ち込まれる溶解液。回避を繰り返し攻撃のタイミングを見計らうがこの三匹連携が取れており、状況の変化と共に攻撃担当と支援担当を切り替えてくる。



真正面に踏む込めたと思ったら、溶解液から超音波に変えて俺の動きを阻害、その間に距離をとりつつ、二匹が再び溶解液攻撃。



相打ちを狙ってみたんだが、それもならないように陣取ってくるため上手くいかない。複数相手、しかも連携がしっかりとれている相手をするのはやっぱり厳しい。



やっぱりあの時突っ込むなって指示出しておけばよかったと今更ながら後悔している。けど反省するのは後だ。今はこの状況からなんとか動かすしかない。



『ヨヨヨヨヨヨ!!!』



「チッ!! ディア!! 俺の体を頼む!!」



『ヨ!!』



――――◇――――

『UtS:天刻Lv2』発動。

『状態異常:天死』を無力化しました。

――――◇――――



『天死』によって俺の体力が限界に近かったらしく、『UtS:天刻』を再発動させてHPを回復、直後に動きが止まるのでディアと完全融合し、ディアによる回避を実行。



こっちでも体力を消耗するが、『UtS:天刻』の効果で回復した量の方が多いので持つ。ディアに回避を任せて思考を状況打破の手段に回す。



一か八かで極星十二宮に賭けてもいいんだが、リスクが高すぎる。負けても最初からになることは無いが負けたくない。なのでこの案は却下。しかしノーダメージで勝つことはもう諦めているので、ダメージ覚悟での攻撃は確定だ。



あとはどのタイミングでそれを仕掛けるか、どの奥義を叩き込むかだ。少なくとも一匹は一撃で沈める必要がある。それだけで状況はひっくり返るからだ。



確実にやるなら月光滅流を使う必要がある。それも『天死』と超音波を受けていない状況でだ。恐らくチャンスはほんの僅か。



それを掴み取るには『天籟刀:ズイカク』に持ち替える必要がある。この溶解液による包囲網を抜けた上でだ。



足がぐちゃぐちゃになるのを覚悟で『エリシオン』にて上に飛び上がり、持ち替えることは可能だが、そのあとの回復が間に合わない。そのまま地面に叩きつけられるか溶解液で溶かされるのが目に見えている。



何かないか。この状況を変える何かが。



『オイ。ワタシタチノコトワスレテナイカ?』



『La〜』



「『っ!!? そうだったぜお前RA!!』」



完全に頭から抜けてた。そうだった!最初の一匹につけた傷は『艶姫刀:クヴァレイドル』での傷だった! 俺のアホ! 重要なこと忘れてたんじゃねぇか!!



『サスガニヘンナオトハ無理ダガナ』



「『十分だYO!!』」



それさえ思い出せればこっちのもんだ。やっぱり装備の確認ってたまにしておかないと忘れるもんだな!



ディアとの完全融合を解除して再び回避に専念。その時が来るまでグッと堪えながら、『艶姫刀:クヴァレイドル』を持つ右手に力を込める。



回避し続けていく中、その時はついに来た。



「イドル!! クレイ!! 艶やかに歌え『艶姫刀:クヴァレイドル』!!」



『―――LAAA―――』



『LAAA〜』



――――◇――――

『艶姫刀:クヴァレイドル』特殊能力『クヴァレイドル』発動

――――◇―――



『『キィイ!!』』



『キィキィッ・・・・・・キィ〜・・・・』



手負いの一匹、傷ついた『セブンアイズドラゴキュラ』だけが超音波を発しているタイミングで『クヴァレイドル』を発動。



『水姫魅了』の効果で超音波が止まった。他二匹のうち一匹がフォローに入ろうと溶解液攻撃を止めた今、俺を狙うのは一匹の溶解液攻撃のみ。



「超越月光流十二宮奥義『天雷進瓶ドラグレイエリシオン』!!!」



溜めに溜め込んだ衝撃を一気に開放しフォローに入ろうとしていた一匹の目玉に刀を突き立てた。『天雷進瓶ドラグレイエリシオン』は突撃の衝撃を全て相手にぶつける奥義。刃を突き立てながらもその衝撃で『セブンアイズドラゴキュラ』の身体は遥か後方へと吹き飛んでいく。



『ギキィ!!?』




「もう一丁喰らえやぁ!!」



もう一度地面を蹴り足を切り落とした最後の一匹を捉えて『天雷進瓶ドラグレイエリシオン』で突っ込む。今度は眼球を全部切り落とす!



「接続『血眼雀』!!」



そのまま突っ込み、眼球に刃を収めて、眼球を鞘に見立てて抜刀、他の眼球を一気に切り裂いていく。背中以外の全ての眼球を切り裂いて、白い血が噴射したのを確認し、最後の一撃を叩き込む。



「月光滅流十二宮奥義『非情アリエル』!!」



真正面から刃を突き立てて、衝撃をそのまま背中へ。衝撃が背中に到達したとき、『セブンアイズドラゴキュラ』の背中には新たに白く飛び散る二対の翼が生えていた。



そしてそのまま力なく地面に落ちていく。落ちていく身体を見ながら即座に『天籟刀:ズイカク』を抜刀する。



「目覚めろ『天籟刀:ズイカク』!!」



――――◇――――

『天籟刀:ズイカク』特殊能力『天籟刀』発動。

――――◇――――



全てがスローモーションのなっていく中、落ちていく身体からすべての目玉を引きずり出すために肉をそぎ落とす。目玉を引き抜かなくても、それ以外を全て切り裂けば実質くりぬきと同じだ。



それに通常個体は第二形態があると話をしていた。コイツだって例外じゃないはずだ。二体残った状態で第二形態になんぞさせてたまるか。



「剣聖流派抜刀術『天津雀』」



体がサイの目状になるまで何度も何度も切り続ける。『艶姫刀:クヴァレイドル』は納刀したので魅了の効果が切れ始め、ゆっくりと復活していく『セブンアイズドラゴキュラ』が見える。そしてもう一体、そいつも叩きつけた岩盤からゆっくりと這い出てくる。



まだ行ける。まだこいつをキル分には十分時間はある。切り続けろ。コイツが消え去る瞬間まで。時間が許す限界まで。



一太刀振るうたびに体が疲労していくのがわかる。だが止めない。徹底的にこいつを切り続ける。



時間にしては僅か数秒だろう。二匹の『セブンアイズドラゴキュラ』が再び超音波をあげようと呼吸をしたのがわかった。あとは第二形態にならないことを祈るだけだ。



三体から距離を取る位置まで跳び『天籟刀』を解除、再び『UtS:天刻』を解除して身体に毒を回しながら、再度『艶姫刀:クヴァレイドル』に持ち変えた。



直後再び頭に響く二匹の超音波。頼むぜ。一匹死んでてくれよ。



『『キキィィィ!!!!! キィッ? キッキィ!!?』』



その原型すら残さず、肉塊と姿を変えた仲間を見て、『セブンアイズドラゴキュラ』達は驚愕と悲しみの声を上げた。同時に俺に対する憎しみの眼球をこちらに向けている。



だが肉塊は光となって消えていない。まだ死んでないのか。



『キキキィィィ!! キキィ!!』



『キキィィィ!!!』



「来るか」



魅了にかかっていた奴がいい速度でこちらに向かって突進してきた。超音波は使わずに溶解液を噴射しながらむかってくる『セブンアイズドラゴキュラ』。二匹目による超音波攻撃はなし。何を企んでいるかわからねぇが好都合だ。もう一匹始末させてもらう。



迫り来る溶解液を避けながら迫ってくる『セブンアイズドラゴキュラ』との間合いを合わせていく。上下左右に動き回り俺の間合いの外に居ようとするのは頭がいい。



さっきの教訓をしっかりと抑えている。けど、もうお前の動きは全部”視た”。それとさっきまで『天津雀』で切り続けてたんだ。お前を斬撃で斬り裂く加減ももう掴んでんだよ。



「剣聖流派十二宮抜刀術『爪翼恋月』!!」



『キギィ゛!!?』



『セブンアイズドラゴキュラ』が次の位置へと移動する瞬間、そこに合わせるように放った『爪翼恋月』が翼と頭、胸部にある合計四つの眼球へ吸い込まれるように飛び、そして抉った。



悲鳴を上げながら目から溶解液を垂れ流す『セブンアイズドラゴキュラ』。眼球自体には溶解液は効果がないようで、触れていてもダメージはない。しかしその内部、管から少しでも出てしまえばそれは自らを苦しめるものに変わる。



傷口に溶解液が入り込む、ドロドロに溶かしていく。溶解液による弾幕が止んだことで今度はこちらから懐に向かって駆けていく。



残っていた眼球が俺を捉えた時には既に俺の間合いに入っている。これで終いだ。



「月光真流奥義『夢傷月:改』!!」



通常の『夢傷月』は俺が循環させている衝撃を相手に送り込み暴走させる奥義。『夢傷月:改』はそこに相手の衝撃、つまりは重力に逆らう力や筋肉の動きを共に暴走させて全身を破壊する奥義。



似たところを言うと北○の拳でヒャッハーが爆散するあれを再現した技である。こちらは秘孔を突くのではなく、衝撃を送りつけるのでタチが悪いけどな。



加減も俺が叩き込む衝撃を調整すれば狙った部分のみを暴走させられる。だが今回加減する必要はない。全力を叩き込んでやった。



『キキギィィィキィ!!!』



全身から白い血と溶解液を流しながら、『セブンアイズドラゴキュラ』は自らの溶解液で溶け死んでいく。光の粒子が見えたのでこいつはこれで倒せただろう。あと一匹。



『ギィィィ!!!!!』



「なるほど。そうきたか」



最後の一匹、先程までの巨大七つ目蝙蝠だったそれは、まるで獰猛な獣のような胴体と手足を得て、俺の前で雄叫びをあげた。



口元には白い体液が流れており、よく見れば肉片も確認できる。そしてその目と口からはドス黒い液体をポタポタと落とし、地面を溶かしていく。



「食ったのか・・・それが第二形態・・・いや、ある意味成体って訳か」



『ギィィィィ!!!!!』





――――◇――――

『セブンアイズドラゴキュラ』がさらに進化。『ヴェノミードラゴキュラ』へと変異しました

――――◇――――


まえがきの件ですが、つまりそういうこと。『艶姫刀:クヴァレイドル』の効果を思い出すのがもう少し早ければ状況は変わっていました。まぁ仕方ない。私もたまにやらかすので・・・

金レイアに毒と火で殺された悲しみから私は毎回毒無効化して金に挑みに行きます。あと武器もヘビィかスラアクで。


死んでいった仲間の力を借りて強くなる。主人公がよくやるやーつ。モンスターだってやってもいいですよね?

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― 新着の感想 ―
[一言] なんかそのうち、衝撃じゃなくて衝撃を貯めている所を攻撃する技出そうだな………(衝撃を水、貯めている所をコップに例えるなら、夢傷月は水から水へ、衝撃を貯めている所を攻撃する技はコップに攻撃する…
[一言] 自身が予想できる最大限の状態にして一度挑戦して2度目は完全にタメはる派ですね 質問:苦手な武器はありますか?僕は弓ですね他は全部使えるんですけど…
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