228:VS大鎧怪鳥 レイレイソロリベンジ
ブチギレイレイさん。ソロでのクロニクルモンスター戦開始。
ギルファーが言っていた相性が悪いとは一体?
「・・・アハ★殺す★」
『ッッッ!!?』
『警告はしたからな。後は知らん』
よーし★殺しちゃおう殺しちゃおう★
前回の戦いじゃ倒せなかったしリベンジ的な意味ではちょうどいいよね★ その体ぐちゃぐちゃにしてあげよう★ マイ装備の短剣二本を持ってトリの懐に飛びついてそのままグサリ。硬いね★
「死ね★」
『ふん!! イヌも衰えたっすね!! 兄貴ですら苦戦した俺ッチのこの翼に傷付けられるもんならやってみるッス!!』
『・・・していたか? 記憶の改ざんも大概にしておけよ』
へぇそうなんだ★ なら頑張っちゃおうかな★ アタシ全力で頑張っちゃうぞ〜★ えい★
『へっ!! その程度で俺ッチに挑もうなんて百万年早いんスよっ!!』
羽ばたいてアタシを吹き飛ばそうとしてるね★ 一撃受けてくれたのは油断? それとも慢心? それともアタシ程度の攻撃クソほどでもないってことかな★?
「えいえい★」
『鬱陶しいッスよ!!!』
危ないかな。取り付いていた胴体から離れて一度距離を取る。そのまま態勢を整えて二度目の突撃。完全になめているみたいで回避行動はしない。全部受けてくれるんだ★ 殺しやすくていいね★
その後も同じことの繰り返し。飛びついては突き刺して離脱、すぐに突撃して突き刺す。単純作業だね★
ダメージが入っている様子は全くないけどそれでもいいや★ 少しずつ殺していく感じがあってそれはそれでありだね★
『し・・・しつこいッスよ!! いい加減にするッス!!!』
「アハ★ いやだよ★ 死ぬまで刺してあ・げ・る・★」
『もう怒ったッス!! 消し飛ばしてやるッスよ!!』
離脱したのと同時に、トリがきりもみ回転しながらはるか上空に飛んでいった★ そのままビュンビュン私の視線を外すために動き回っている★ 早いね★ わかんなくなりそう★
『っっ!!?』
「えい★」
だから突っ込んできた瞬間しか捉えられないじゃない★ まぁ攻撃出来なくなった訳じゃないしいいや★
突撃に合わせて背中に飛び乗ってまた一突き★ やっぱり刺さらないなぁ★ 三年分刺したら傷付くかな?
『冗談ッスよね!!? なんでこの速度でオレッチのこと捉えられてるんッスかっ!?』
「アハハ★ 教えな〜い★『キラーピアース』×300★」
『い゛ぃ゛!!? なんッスかこの嫌な感覚!!?』
『キラーピアース』はアタシのMPを好きなだけ使うことで一回の攻撃で使ったMP分の多段攻撃が出来るだけのスキル技なんだよ★ ちなみにMPを1払うと攻撃が一回なの★
攻撃力は私低いからとんでもなく低いんだけど、まぁ多段ヒットだし仕方ないね★ 今は300使ったから300回の攻撃だね★ ダメージ的には多分30000いってないくらいかな★
でもなんかちょっとチクっとした感覚があったけどいいや★ この程度ならすぐに吸収出来るからね★ 続きだぁ★ えいえい★
『うっそでしょ!!? なんで怯まないんッスかイッターーーーーーィイイ!!!?』
『やっぱりか・・・トリとの相性最悪だな』
あ、少し傷付いたね★ じゃぁ殺り方わかったし首を落としちゃおう★ なんだこんな簡単な方法だったんだね★ アタシのうっかりさん★ こんな単純なことなら最初からやっておけばよかったよ★
「え〜い★ 『キラーピアース』×500★」
『イデデデデッ!!? 降りるッス!!』
うわーはやーい★ くるくる回るねぇ★ でも態勢を下げればもう平気かな★ えいえい★ これでどうだ〜★ くらえー★ チクチクするけど全然平気だぞー★
「『キラーピアース』×500★」
『クギャァッァア!!?!? なんなんッスかこの人間っ!!?』
『言っただろう? アールの仲間だと。そして”我の全力疾走の中、口を開く余裕が有る女”だ』
『ホギャァッァア!?!?!?!?!?!?! 嘘ッスよねぇぇ!!?!??!?!』
「うるさいぞ★ えいえい『キラーピアース』×600★」
なんかお話する余裕あるんだね★ 流石に強いなぁ★ レイレイちゃん頑張っちゃうぞぉ★ HPMP無限回復余裕だしね★ チクチクも慣れてきたからもう気にもならないぞー★
――――◇――――
レイレイ使用中の武器
短剣:冥吸双剣『ハンボルメイズ』(真化)
攻撃力-666 特殊能力:『攻撃ヒット時MP超絶吸収』『攻撃時ヒット時HP小吸収』
・ふた振りの黒い刀身を持つ短剣。二刀一対の刃から放たれる一撃は威力こそ低いものの相手の命を吸収し、自らの力に変える能力を持つ。『ハンボルメイズ』には悪魔が宿っているとも言われている。
――――◇――――
レイレイちゃんだって色々頑張ってたんだぞ★ リークちゃんに負けないように一生懸命頑張っていたんだぞ★ その成果だぞ★ えいえい★
『待って待って!!? 本当に死ぬッス!!? 体に変な感覚があるッス!! これ絶対に受けちゃダメな類の攻撃ッスよイタァァッァァァ!!??!?!?!!?』
「えいえい★」
『イヌゥゥゥ!! 助けるッスゥゥゥ!!! 俺ッチ本当にこれ死んじゃうッス!! 本能的にわかるッスよ!!!!?』
さっきよりも遅くなってきたね★ この調子なら逝けそうだね★ よかったよかった★ ほーら今度は過剰回復分の『キラーピアース』×1000だぞー★
『いや待って!!? いやっ助け・・・ギィィィイャァァァッァア!!?!?!??!?!?!』
――――◇――――
『この度は姐さんに対して多大なるご迷惑と高圧的な態度をとってしまいたいへん申し訳ありませんでしたッス。心から反省していますッス』
「ふーん★。で?」
『その・・・許して欲しいッス』
「ねぇギルファー。こいつの言葉ってどう思う? アタシ信用できないんだけどなぁ★」
アタシが視線を向ければギルファーは満面の笑みで頷いてくれた。ごめんねギルファー。アタシアンタのこと見誤ってたよ。アンタ良い犬だったんだね。敵対したときは威厳とかあるからあれは仕方ないもんね。
そう考えれば可愛く見えてきたかも。うんうん。
『そうだな。ただ地面に降りて首を傾げるだけで誠意を一切感じないなこれでは』
『この糞犬!! 何言ってるんッスか!!?』
「元気そうだね★ キラーピアース×1500逝ってみる★? まだ余裕あるから全然逝けるよ★?」
「本当に申し訳ありませんでしたッス二度と姐さんに逆らわないと誓うので許して欲しいッス!!」
翼を腕みたいに伸ばして鳥流の土下座みたいな姿勢になった。すごいね、鳥って生きた状態でもこんなことまでできるんだね。
「解剖して骨格とか見てみようかな★」
『ヒィィィィ!!!? 許して欲しいッス!!』
何度も頭を下げるのはちょっと可愛いかも。やっぱり解剖して骨格の動き見たほうが面白そうではあるけど、ここは我慢しないとね。
「許して欲しかったらアタシの下僕になりなさい★」
『へい姐さん!! これから姐さんの忠実な下僕としてこのジェクス誠心誠意尽くさせていただくッス!!!』
――――◇――――
・時代人レイレイに新たな従者『従者:鎧翼鳥ジェクス』が加わりました『1/4』
――――◇――――
『ただそのぉ・・・』
「なぁに★?」
「あ・・・兄貴に関わることがあったときはそのぉ・・・」
「あ、そのときはアタシよりもアールのこと優先していいよ。むしろして。これ命令」
『ありがとうございますッス!!』
『ふっ・・・威厳も誇りもないな』
『う・・・うっさいッス!! 背に腹は変えられないッスよ!!』
「んん★? どういうことかな★?」
『兄貴の仲間になるなら姐さんの下僕になるのが一番いいっていうことッスよ!! 本当ッス!! だってそうしないと本気で殺されそうなんッスもん・・・・グスン』
まぁ理由がどうあれ新しい下僕『ジェクス』がアタシに下った。なにげにボス戦では初めて『ハンボルメイズ』使ったけど全然使えるね。煩かった自称宿る悪魔も黙ってたし全然あり。
「それじゃぁジェクス。アナタの能力全部教えなさい」
『ウッス!! 俺ッチの能力は『共鳴』ッス!! 物体でも非物体でもなんでも共鳴させることが出来るッス!! 声だろうとダメージだろうとも余裕ッス!!』
「なにその糞チート能力。強すぎない?」
もし使われてたら流石にアタシ負けてたんじゃないのこれ。というかまず戦いにすらならなかったんじゃないの? 使われなくて良かったわ。
『いや使っていたぞ。最初からずっとな』
「え?でもダメージなかったわよ? チクチクはしたけど」
『それなんッスよ・・・全然怯んでくれないしすごく怖い笑顔と声で攻撃して来るしでマジで怖かったッス・・・姐さん、敵。ダメ・絶対。これ俺ッチの新しい教訓ッス』
あぁ、あのチクチクしてたのそうだったんだ。でもダメージは特になかったけど?
あ、もしかして今の私のステータス上の攻撃力200行ってない上に『キラーピアース』の効果でさらに下がってたからノーダメだったってこと?
あと『ハンボルメイス』の効果はダメージじゃなくて吸収だからそれを共鳴したとしても結局はアタシの物になるから意味なかったということかな。
「納得したかも。まぁそれは改めてアール含めて話しましょうか。じゃぁジェクス」
『ハイッス!!』
「ミスリアまで行くよ。アタシとギルファーを背中に乗せてもらうからね」
『了解ッス姐さん!! ほら、犬も乗るッスよ!!』
『ふ・・・根っからの舎弟魂が戻ってきたな』
『煩いッス』
「それと今デカブツと戦ってるはずだから到着と同時に戦闘に参加して。ギルファー。貴方もお願いね」
『今更だが女。いつの我が貴様に我の名を呼んでいいといった?』
「細かいこと気にするんじゃないわよ。同じアールの仲間でしょ?」
『そうッスよ犬!! 姐さんならいいじゃないっすか!! ほら行きますッスよ!!』
こうして、ジェクスという収穫を得て、アタシはボス戦へと戻っていった。戻った直後に色々大変だとは思ってなかったけど。
ある人は言いました。『当たらなければどうということはない』
現在隠密性と俊敏性にスキルガン振りしてるので本気出すとめちゃくちゃ早いし、速度適応だけなら普通にアール並です。
ギルファー戦負けた理由? 観察するまもなく殺られてたからですよ。ジェクスくん動き見せちゃった上に、来るまでずっとギルファーに揺られてましたから速度慣れしてるんですよこの娘。
次回話が戻ります。
感想いただけるととっても嬉しいです。よろしくお願いします○┓ペコリ




