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呑み屋小路の隠れ宮

作者:齋藤 一明
私は二年ほど前に定年を迎え、とりたてて何をするでもなく日々をついやしている。費やすというと惰性でいきているようだが、実際にこれという目標がないのだから、敢えてそう言うことにしている。
 そんな私の唯一の努めは、定期的に通院することだ。初期の糖尿病は我慢できるとして、痛めた膝は我慢できないので、強情を張らずに通院していた。
 ある日、電車を降りたはいいがバスは発車したばかり。一時間ほど時間つぶしを余儀なくされた。
 フラフラ足を向けた商店街は、いつの間にか櫛の歯が欠けたようにシャッターを下ろしていて、駅前の呑み屋街も、二つのうちの片方はすべて閉鎖。もう片方も半分ちかくが閉鎖されていた。寂しい町になってしまったとがっかりしていたら、一枚の貼紙が目についた。注連縄が張ってある門口に、『成人病対策 遺伝療法』とだけ書かれていた。

翌週、またしてもバスに乗り遅れた私は、そこで治療を受けることになった。
その効果は驚くほど早くあらわれ、ほどなく全快してしまったのだが、治療には副作用があった。そのせいで、厄介なできごとにまきこまれてしまう。
貼紙
2017/09/12 20:14
真性・遺伝療法
2017/09/13 18:02
副作用
2017/09/16 19:30
標的
2017/09/17 17:50
廃れる商店街
2017/09/18 18:19
欲には勝てぬ
2017/09/21 17:29
信長出現
2017/09/23 21:51
信長と光秀
2017/10/13 11:14
真田昌幸 現る
2017/11/04 18:59
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