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第4章 祭り本番!二人の屋台大奮闘

夏祭りの当日。

商店街の通りは、色とりどりの提灯に照らされ、浴衣姿の人々でにぎわっていた。

太鼓の音が響き、甘い綿あめや香ばしい焼きそばの匂いが夜風に混ざる。


その一角に――「ハンバーガー&おにぎり屋台」が並んでいた。

看板には、米の描いた元気なイラストが大きく貼られている。


「よし! 準備完了!」

挟が腕をまくると、米も気合十分に頷いた。

「今日は絶対、いっぱい売ろうね!」


二人が試行錯誤の末に完成させたのは――

『ハンバーガーおにぎりバーガー』。

バンズの代わりに小さなおにぎりを使い、具材はジューシーなハンバーグ。

和と洋が合体した、子どもにも大人にも食べやすい一品だった。



最初のお客さんは、小さな兄妹だった。

「おにぎりなのにバーガーだって!」

「たべてみたい!」


米が笑顔で渡し、挟が元気よく説明する。

「熱いから気をつけてな!」


一口食べた子どもたちの目が、ぱぁっと輝いた。

「おいしい!」

その声に、周りの人たちも興味を持ち、屋台の前には次々と行列ができていった。


「やばい、米! どんどん売れてくぞ!」

「うん! でも焦らずに!」


二人は声を掛け合いながら、息ぴったりで動き続けた。

挟は次々とハンバーグを焼き、米は笑顔で接客しながらおにぎりを手際よく握る。

汗だくになりながらも、不思議と楽しかった。


「……なぁ、米」

忙しい合間に、挟がぽつりと呟く。

「俺、やっぱりお前と一緒にやるのが一番だ」


米は手を止めずに、でも頬を少し赤くして答えた。

「うん。私も……そう思ってた」



やがて、屋台の売り切れを知らせる札がかかる頃――

通りは拍手と笑顔であふれていた。

「ハンバーガー屋とおにぎり屋の最強コンビだな!」

そんな声が聞こえてきて、挟と米は思わず顔を見合わせる。


夜空に花火が咲いた。

二人は並んで見上げる。


「……子どもの頃の約束、ちょっと叶った気がするな」

挟が照れくさそうに笑うと、米も同じように微笑んだ。

「じゃあ、これからも一緒に、少しずつ叶えていこうね」


花火の音に紛れて、二人の小さな声が重なった。

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