定めなき浮世のことですから
この世の全てを恨み、死んだ子の歳を数えて生きるには、彼女に残された余生はまだあまりにも長すぎた。
無理やり決められた二度目の結婚は、央にとっては決して本意ではなかった。
色々と不幸続きで生きる気力もなくしていたが、腹の内の読めない年下の夫や、野心家の舅、天下人の妻となった実妹を相手どって立ち回っているうちに、気がつけば日々を必死で生きている自分がいた。
何かを失うくらいならばはじめから何も得ないほうが楽、と思っていたのに、気がつけば歴史の表舞台に引きずり出されて、人生をもう一度やり直す彼女の話。
【1】身の上話
2021/07/18 17:08
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【2】婚家の人たち
2021/07/19 23:59
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【3】御風違い
2021/07/21 00:32
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【4】父と息子
2021/07/22 16:15
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【5】側室?
2021/07/26 02:19
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【6】和姫
2021/08/07 20:34
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【7】盗み聞き
2021/08/19 03:38
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【8】気まずい
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【9】お蓮の方
2023/12/08 18:38
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【10】揺動
2023/12/09 20:00
【11】馬鹿な訴え
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【12】癒えぬ苦しみ
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【13】それでも
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【14】明かりの消えた冬と国替えのこと
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【15】厄介な女たち
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【16】憂鬱な尋問
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【17】似ている
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閑話:蓮の独白
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【18】四辻とかいう女
2024/03/18 23:29
【19】愛妾の教育
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【20】着物選び
2024/03/30 11:25