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白銀の獣

作者:七海露万
最新エピソード掲載日:2026/06/29
世界に神と神獣がいた頃、世界は魔物の襲撃を受けていたが神獣に守られていた。そしてその神獣には番との間に子供がいた。それが聖獣。
かつて聖獣と呼ばれた存在と、その番の物語。
番の存在を忘れてしまった聖獣は聖獣であったことを忘れ、セルグル王子として生まれ変わり、いきなり目の前に現れた青年ゲルに番だと言われて拒絶する。ゲルは番契約を破棄すると言い、消える。セルグルは心を壊すほどの喪失感に苛まれ、それを他国の王子ティラに救われる。
セルグルは王太子という身分を手放し、聖獣として成長するためにティラと共に旅をする。そこで出会う人々との交流で成長し、やがてかつて番であったゲルに会いに行く。彼は赦しを得ることができるが、ゲル自身に番だった頃の記憶はなくなってしまっていた。
一方、世界にまた魔物が溢れ出す。神獣のいない世界で魔物は人間を苦しめる。神を忘れた人々はやっと真に神に祈ることを思い出すが、神は聖獣に世界が滅ぶべきか存続すべきか判断させる提案をする。
人に滅んで欲しくない聖獣は魔物を狩ることにするが一人ではできない。かつての番ゲルに助けられ、なんとか魔物退治をこなすものの、増える魔物に苦戦を強いられる。そんな中、ふとしたことで番だった記憶を取り戻していくゲルにもう一度番になって欲しいと懇願するセルグル。そのことを考えると痛みを覚えるゲルはセルグルから離れていってしまう。孤独に打ちひしがれるセルグルは魔物につけいられてしまう。
それを知ったゲルに再び助けられ、セルグルはようやく聖獣として完全に覚醒し、魔物を殲滅する。
世界は神も神獣も失うことになったが、聖獣は世界に残り、人と一緒に歩むことを決める。
聖獣の隣には彼の番が寄り添う姿が見られ、世界には再び平穏が訪れる。
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