第24話 魔力充填
ジャイアントローチを倒した二郎は、腕輪型情報端末の討伐記録を確認した。
討伐数
・ショゴススライム 1匹
・ジャイアントローチ 1匹
魔力電池シリンダー
・No.1 45%
・No.2 0%
・No.3 0%
「今日は三本とも満タンにして帰る。」
ダニッジが満足そうに頷く。
『うむ。』
『まずはショゴススライムを狩って、一本目と二本目を満タンにする。』
『最後にジャイアントローチを四匹倒して三本目じゃ。』
「了解。」
二郎は再び廃墟街へ戻った。
ショゴススライムは建物の暗がりや物陰に潜んでいる。
一匹見つけるたびに火かき棒で確実に叩き潰し、魔核を砕いて魔力を回収していく。
二匹目。
三匹目。
四匹目。
火かき棒から魔力をシリンダーへ移すたび、腕輪型情報端末の表示が変化する。
No.1
45%
↓
65%
↓
85%
↓
100%
『ピッ』
魔力電池シリンダーNo.1 100%
「一本目、満タン。」
『あと五匹じゃ。』
そのまま二郎は探索を続ける。
五匹目。
六匹目。
七匹目。
八匹目。
九匹目。
ショゴススライムを倒すたびに万能細胞片をトングで拾い、ガラス瓶へ丁寧に入れていく。
魔力は二本目のシリンダーへ移された。
20%
↓
40%
↓
60%
↓
80%
↓
100%
『ピッ』
魔力電池シリンダーNo.2 100%
二郎は瓶の中を見て笑う。
「万能細胞片も結構集まったな。」
『ショゴススライムは数を狩るほど稼げる魔物じゃ。』
腕輪型情報端末を確認する。
討伐数
・ショゴススライム 9匹
・ジャイアントローチ 1匹
戦利品
・万能細胞片×9
・ジャイアントローチ魔石×1
・外殻×1
・大顎×2
・前脚×2
・後脚×4
魔力電池シリンダー
・No.1 100%
・No.2 100%
・No.3 0%
「予定どおりだ。」
『次は森林地帯へ移動するぞ。』
二郎は廃墟を離れ、木々が生い茂るエリアへ向かった。
しばらく歩くと、茂みが揺れる。
「キイイイッ!」
一匹目。
右へかわし、火かき棒を叩き込む。
ベシャッ!
魔石を砕き、魔力をNo.3シリンダーへ送る。
25%
さらに奥へ進む。
二匹目。
三匹目。
四匹目。
突進してくるジャイアントローチを冷静にかわし、一撃ずつ確実に仕留めていく。
魔力は順調に蓄積され、
25%
↓
50%
↓
75%
↓
100%
『ピッ』
魔力電池シリンダーNo.3 100%
「よし!」
「三本とも満タンだ。」
ダニッジが満足そうに笑う。
『初めての探索としては上出来じゃ。』
『魔力も素材も十分集まった。』
二郎は倒したジャイアントローチを解体していく。
状態の良い外殻。
大顎。
脚。
それぞれを袋へ収納し終えると、腕輪型情報端末へ本日の成果を入力した。
⸻
討伐数
・ショゴススライム 9匹
・ジャイアントローチ 5匹
⸻
戦利品
・万能細胞片×9
・ジャイアントローチ魔石×5
・外殻×5
・大顎×10
・前脚×10
・後脚×20
⸻
魔力電池シリンダー
・No.1 100%
・No.2 100%
・No.3 100%
⸻
リュックは素材でずっしりと重くなっていた。
「これだけあれば、しばらく符呪の材料には困らないな。」
『うむ。』
『欲張らず今日はここまでじゃ。』
夕日が鑓水ダンジョンフィールドを赤く染める中、二郎は満足そうにゲートへの帰路についた。




