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交番の明かりのそばで ~「家に帰りたくない」と言えない少女を見つけた夜~

作者:ちょこまろ
最終エピソード掲載日:2026/08/01
警察学校を卒業し、交番勤務を始めて二週間。

新人女性警察官の小川芽衣は、落とし物や道案内ばかりの毎日に、どこか物足りなさを感じていた。

そんなある日、一人の女子高生が交番を訪れる。

「この近くに、公衆電話はありますか」

翌日は本屋、その次はカフェ。

少女は何度も交番を訪れるのに、本当に聞きたいことだけは決して口にしなかった。

やがて芽衣は、少女が家の話を避けていること、そして袖口の奥に隠された痣に気づく。

「大丈夫なんで」

そう笑う少女に、元捜査一課刑事の巡査部長・久我は告げた。

「“大丈夫”を信じるな。だが、決めつけるな。そして、見逃すな」

その数日後、少女は交番へ来なくなる。

そして夜の繁華街で、芽衣のもとに未成年者保護の無線が入った――。

助けを求める声は、いつも大きいとは限らない。

言葉にならない小さなSOSと、それを見つけようとする警察官たちを描いた、交番を舞台にしたヒューマンドラマ。

全三話完結。
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