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猫かぶり勇者の無自覚無双 〜『頼りない僕ですみません』と泣き落としつつ、裏で魔王軍をボコボコにする〜  作者: Iori-y-


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第18話:やっぱりチョロいヒロインたち

「……神獣が、宇宙へ帰っていった……?」

ベアトリスが窓の外を見上げて呟く。


「ルカ様……。今のは、その……」

エレノア様が、ベッドの上でゴロンと横を向いている僕をジッと見つめる。


(やばい、流石に寝返りでリヴァイアサンを宇宙にキックバックしたのは無理があるか!?)


僕は、必死に涙目で(魔力着色液の)血を吐きながら、

「う、うぅ……。す、すみません……。急な激痛で身体がビクッと跳ねたら、僕の中に残っていた魔力の残滓が、大地の地脈と共鳴して……偶然、重力がひっくり返って、トドメを刺しちゃったみたいですぅ……」


「……ああ! なんという奇跡の体質!」

セリアが再び手を合わせた。

「ルカ殿は、存在そのものが世界の抑止力なのだ! 苦痛による一瞬の寝返りすら、世界を救う鍵になるなんて……っ!」


「ルカ様、もう寝返り打たないで! 死んじゃう!」

ベアトリスも大泣きだ。


(よし!!! 今回も乗り切った! 脳内補完ありがとう!)


エレノア様は、僕の頭を優しく胸に抱き寄せ、その髪を愛おしそうに撫でた。

「ルカ様……。もう結構です。あなたはただ、私のために生きていてくださればいいのです……。神界など、私がこの命に代えても――」

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