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猫かぶり勇者の無自覚無双 〜『頼りない僕ですみません』と泣き落としつつ、裏で魔王軍をボコボコにする〜  作者: Iori-y-


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第13話:勘違いは加速する。彼女たちの決意

「ルカ様には……指一本、触れさせません……!」


ボロボロになりながらも、エレノア様が僕の前に立ちはだかった。

その背中は小刻みに震えている。神界のデバフで魔力が使えない彼女は、今やただの非力な少女だ。


「エレノア様、退いてください! あなたが死んでしまう!」

僕は演技を忘れそうになりながら叫んだ。


「いいえ、ルカ様。あなたは今まで、ご自身の命(10秒)を削って私たちを救ってくれた。今度は、私たちがあなたをお守りする番です」

セリアも、ベアトリスも、僕を守るように円陣を組む。


「ルカ様、今までありがとね。楽しかったよ」

ベアトリスが寂しそうに微笑む。


(ちょっと待って!!! みんな完全に『動けない主人公を守って悲壮に散るヒロイン』のムードになってるけど! 勘違いしないで! 僕、スキルはロックされたけど、筋力と防御力はカンストしたままだから! ゼロスの攻撃なんか蚊に刺された程度にもならないから!)


でも、ここで元気に立ち上がって「オラァ!」って神を殴ったら、僕の1年間のニート生活が消滅する。

どうする。どうやってこの状況を切り抜ける!?

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