張り合うな。己の道を行け
書くことは競うことではない。他人と比べるものでもない。誰かを蹴落とすために書いているのであれば、書く価値はない。
他人と張り合うな。自分と戦え。張り合ってもなにも生まない。
誰かとの比較は、基本的になにも生まない。生まなければ御の字。あれができない、これがないと、無い物探しを始めてしまうと、どん詰まりの未来が待ってる。なにかを書き続けるのであれば、他人との比較じゃなくて自分の強みを探せ。
自分の強みってなんなのか。
お前の人生は、今までなんだったのか。どんな経験をしてきたのか。人並みの経験だったとしても、感じ取り方は人それぞれ違ってる。人には感性がある。なにも感じないまま生きてる人間なんていない。
自分を救うのは自分で、救うにはいろんな経験が必要になる。自分を救うためにした経験の中から、強みは必ず見いだせる。
ないものねだりをしてもどうしようもない。無いものはな無いし、経験は買うことができない。お金で買えない経験こそ、自分の強みなのだ。
自分だって、自分の方がと思うこと。それはあって仕方がない。人間である以上、ある程度自分の中でなんらかの優劣をつけたい欲求は、どんな人にも多少あるだろう。
それを声に出したり文章にするのは、暴力になることがある。絶対しちゃいけない。
そして、それをいつまでもぐずぐず抱え込んでしまうのもよくない。声に出さなきゃいいんじゃなくて、抱え込むことそのものに問題がある。
我が道を行く。それが結局強い。じゃあ、自分がやりたいように好き勝手やり散らかしていいのか。自分が書くものだから、責任さえ持てば好きなようにしていいのか。
それもそれで問題だろう。
都合のいい展開は白ける。噛み合わない会話は物語の展開に摩擦を生む。我が道を行くなら、覚悟を決めて責任をもって書け。
展開に無理がないか、会話に齟齬がないか、自分だけに都合のいい内容になっていないか。小説だけでなくエッセイでも、なにを書くにしても共通することじゃないのか。
初心を忘れるな。張り合うことなく、お前はお前の道を歩け。一歩一歩踏みしめて、これでいいなと確認しながら、責任のある一歩を重ねろ。
張り合う気力があるなら、己の道を究める努力を知ろ。無駄な場所で労力を使うな。人生には限りがある。




