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乞う路傍の雪以下なら夢と仰せ  作者: 杜若表六


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夜の光

我から覚めてまた我を見るナルキッソス。

闇に灯をかざし、水面を見る。

競うように咲きほこる水仙。

創造七日目に一息、アダムの寝顔を見守る。

深く沈む。


夢から覚めてまた夢を見るオフィリア。

夜に灯を点し、鏡を見る。

絡みあい生えいずる水蓮。

春泥に刻した一歩、アダムの死顔を象る。

流れ浮ぶ。


泥から覚めてまた泥に帰るアダム。

神に許しを求め、十字を切る。

荊もて責めさいなむ薔薇。

主は春泥に一息、アダムの笑顔が蘇る。

淀み佇む。

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