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乞う路傍の雪以下なら夢と仰せ  作者: 杜若表六


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ささやかな収縮

1・指令


大収縮による全的終焉へ

無慈悲に膨張する宇宙

その内部に閉じられた天体群

中心点へと収縮せねばならない

その重力もて膨張を阻止せよ

あるいは終焉を遅延させよ

反宇宙の旗のもと

大銀河の中心

半永遠の星へ

集結せよ


∞-1・半永遠


半球は永遠の真昼

植物は枯れることを許されず

動物は眠ることを許されない

半球は永遠の夜

花は咲かず種は芽吹かず

獣は眠り夢に叫ぶ

大気の組成と遺伝子の悪戯

死ぬことのない生命たち


全ての天体は集結する

反宇宙的収縮の果てに

半永遠の星へ


∞・宇宙


無と有の間を膨らみ、縮む

果てしなく閉じたもの

時空は無限へと至り

開放と大収縮、終焉の一瞬

半永遠の星に寄り添う

ささやかな天体群

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