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乞う路傍の雪以下なら夢と仰せ  作者: 杜若表六


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思想および哲学、文学、芸術、についての考察

思想、あるいは哲学、文学、または芸術の間の関係は、それらのどれかひとつについて選択し考察するにしても、けして無視することができないと思われる。

えてして、我々は何らかの史的アプローチ、あるいは言語的アプローチを行い、この関係性を明るみに出し、固めようと試みる。

そのいとなみがそれらの諸関係を露わにする何らかの基準を見出すことができた場合、それはとりもなおさず「批評」と呼びうる。

「基準」は、対象への何らかの判断を促す。だが対象は前提として存在しており、基準は対象と判断との相対的な関係性において決定される。

しかし我々はそこで問いを提出することができる。基準は前提として存在しているはずである。なぜなら、基準がなければ判断することができない。すべてに先行する前提としての基準はなにか。

その問いによって我々はこのようなことに気がつく:文学、思想、哲学、そして芸術は言語的・史的ないとなみの範疇にある。

つまり、史的に先行する対象が存在し、また言語的に先行する基準が存在するということである。

だから、批評と呼びうるものには、絶対的な対象、絶対的な基準が捉えられていると言ってよい。

思想、哲学、文学、芸術の関係性を探るいとなみは、我々の史的・言語的な限界・可能性を露わにする作業である。

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