呪いの方程式～禁じられた魔法薬で強くなったは良いけれど、性転換しちゃ意味がない！～

──呪い×呪い＝性転換！？早く元に戻りたい！──


剣と魔法が支配するよくある中世ヨーロッパ風の異世界。

剣士や魔法使いを育てる名門の養成学校にて、魔法剣士科を専攻する少年ルークはどうしようもない落ちこぼれ。
毎日練習しているにも関わらず、魔法が使えないのはもちろん、剣も重くて振れません。

当然、周囲の風当たりは強くなるばかりか、戦士科のバァンには毎日のように馬鹿にされていました。

そんな憂鬱な日々の中、ルークは飲めばたちまち強くなれるという魔法薬の存在を知ります。
しかし、それは国から精製を禁止されているものでした。

尊敬する校長先生との稽古を優先し、一度は飲む事を辞めましたが、しばらくした時、皆から馬鹿にされた上に、先生にも見放されたと思ったルークは、薬を手に入れ、衝動的にその魔法薬を飲み干してしまいます。

でもそれは飲んだ者を魔物に変えてしまう呪いの薬だったのです。

ルークはとある事情で魔物にはなりませんでしたが、代わりに女の子の姿に。
しかもバァンに一目惚れされ、話がややこしい事に。

ルークは自分の秘密を知る為、旅に出ます。
バァンを連れて……。




※この作品は「カクヨム」でも掲載しています