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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約4年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

新米探索者は今日も栄光の夢を見る。──「いつか『英雄』となる為に」

作者:朝易 正友
「俺は、英雄になりたかったんだ」

 ケインは他の探索者に続いて、迷宮都市の門をくぐった。革鎧と短槍、それと少しばかりの銀貨を握りしめて。

 ……迷宮の奥深く潜むは、かつて『英雄』と『聖女』が封じた魔物。その首を討てとの令が下った。討伐者には『英雄』の称号と莫大な富が授けられ、その称号をこそ、ケインは欲している。

 多くの探索者が無謀にも挑んで行き、その中の一人にケインは居た。

 ケインは都市で出会った五人の仲間と一党を築き、迷宮へと潜っていく。

 おぞましき汚泥、悪鬼の王、古戦場の亡霊達。多くの怪物や罠、次々に起こる迷宮の異変。

 幾度もの死線と、そして青春。ケイン達は、迷宮を進んでいくほどに成長する事になるだろう。

 擦り切れた日々の中で、探索者達は今日もいつの日かの栄光を夢見ている。

*誤字脱字、おかしな表現などを書いてしまう可能性が有ります。そういったものを見つけた場合、出来る限り訂正を感想や誤字報告に頂けるとありがたいです。
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