第5話 みんなNISA、僕は放置----ブームと自分の投資方針
2024年、新NISAが始まった。
投資の利益が非課税になる制度だ。
ずるいと思った。すばらしい制度だ。
テレビやネットでもNISAの話題が増え、個人投資家の関心も高まった。NTT株なども注目された。
世の中は、NISAで盛り上がっていた。
でも、僕は違った。
NISAを使わない。
そういう選択をした。
理由はいくつかあった。
まず、僕には僕の投資方針があった。
安く買って、長く持つ。配当をもらう。
将来の年金に上乗せするために、コツコツと配当を積み重ねていく。
新しい制度が始まったからといって、投資のやり方を変える必要はないと思った。
それに、NISAに切り替えるには手間がかかる。
僕が安いときに買った株を売ってまで、切り替えることにも抵抗があった。
せっかく安く買えた株だ。
そのまま持って、配当をもらいたい。
それが僕の本音だった。
もちろん、NISAのメリットは分かっている。
投資で得た利益が非課税になる。使わない手はないと考える人もいるだろう。
ただ、僕の場合は、すでに自分なりの投資方針ができていた。
無理に変える必要はない。
そもそも、NISAを使うことが正解で、使わないことが間違いという話でもない。
投資額や保有銘柄、資産の状況によって、向き合い方は変わる。
大切なのは、みんながやっているからといって、自分も同じことをする必要はないということだ。
制度は制度。投資は投資。
自分に合っているかどうかは、自分で考えればいい。
もちろん、これから先も絶対に使わないと決めたわけではない。必要になれば、そのときに考えればいい。
新NISAが始まっても、僕の投資方針は変わらなかった。
安く買う。長く持つ。配当をもらう。
世の中がNISAで盛り上がっていても、僕は僕の投資を続けた。
みんながやっているから、自分もやる。
僕は、そういう投資をしない。
自分で考え、自分に合った方法を選ぶ。
それが、僕なりの「投資は放置」だった。




