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356 昔と今が違うと感じればそれは成長の証

 鉱樹という、俺のメイン武器がない状況は明確に仕事に支障が出ると言っていい。

 一応、武器がなくても戦えるように格闘戦や、魔法を覚えているので本職の前衛や魔法使いとして戦えなくはない。

 ただ、やはり本職と言うか、本来の武器でないとしっくりこず、そしてしっかりと攻略するのであればメイン武器を持たざるを得ない。

 しかし、そのメイン武器が一か月、遅くても二か月近く戻ってこないとなれば、話はどうなる?

 買うか買わないか、用意するにしてもどのようにという悩みに直面する。


「う~ん」

「こいつもダメか?」

「ああ、しっくりこない」


 結論だけ先に言えば、俺はわずかな時間であっても道具には妥協したくない。

 なので、なじみの店に来て武器を探していた。

 しかし、俺の相棒である鉱樹は気づかないうちにかなり性能が良くなっていたようで、予算内の武器ではどうもしっくりこない。


「そいつも、品としてはかなりいい出来だぜ?」

「ああ、ハンズの言葉は疑っていないんだ。これがいい刀であるとは俺も思う。悪いのは俺だ」


 並の武器では今進んでいるダンジョンでは通用しないと踏んで、予算を一千万、高級車でも買うのか?と言われるような予算を投資するつもりでハンズの店に来たのはいいが。

 ずいぶんと俺も贅沢な感覚を備えてしまったようだ。

 じっと、柄を握る感触、丁寧に作りこまれ、鏡のように俺の顔を映し出す刀身を見て、残念と思いながらも、そっとハンズに手に持っていた刀を返す。


「調整すれば、マシになると思うぜ?」

「そうなんだろうが、なぁ?」


 仕事の後、スエラの見舞いを済ませ、ヒミクに遅くなると伝えた俺は一人でハンズの店を訪れている。

 目的は、仕事道具の購入。

 ここに来た時、ハンズに剣を買いに来たと言えば、珍しいと驚かれ、事情を説明したら、よくやったと背中を叩かれた。

 そのおかげで、閉店作業中であった店内に入れてこうやってじっくり武器を見れたわけだ。

 しかし、思ったよりも代わりの武器を探すのは難航している。

 妥協できればいいのだが、拘りめいた勘が、この武器ではないと言うので別の武器を探す。


「言いたいことはわかるが、これ以外になるともう魔剣しかないぞ?」


 眉間を八の字にして、困ったと顎をさするハンズが言うのは店内にある武器の状況。

 槍とか杖とか、俺の使わない武器は除外して、剣、短剣から大剣、そして刀も脇差から野太刀とサイズ問わず持ってみたが、これだという物に巡り合えていない。

 先ほど持った刀が最後の品。

 途中から、予算を度外視しての捜索であった。

 実際、先ほどの刀は予算の三倍の値段。

 ハンズの自信作の一品だ。


「魔剣かぁ、前は無理だとか言ってたからなぁ」


 そして残っているのは魔剣と呼ばれるシリーズ。

 通称、巨人族の遊び心。

 性能重視、使い勝手度外視の、ロマンと言えば聞こえがいい性能で、使うにはピーキーという言葉すら優しすぎるデメリットの塊。

 だが、ふと思う、エヴィアはその魔剣を使いこなしている。


「ハンズ、一つ聞きたいんだが」

「あ?」

「魔剣を使いこなすにはどうすればいいんだ?」


 デメリットなど有って無いようなものだと彼女は言っていた。

 それすなわち、そのデメリットを抑え込む方法があるということではないだろうか。

 その予想は当たっているようで、満足気にハンズはあるぞと頷く。


「気合だ」

「は?」


 それはなんだと問いかければ、ハンズはたった一言で返してきた。

 なので俺は何言ってんだこいつという冷めた眼差しで迎え撃ってやった。


「いや、本当だぞ? 魔剣のデメリットは大半が精神的に作用するものばかりだ。だから精神を鍛えたり、代わりに魔力を与えたりって対処法は色々あるが、最も重要なのは精神がぶれないように気合を入れることだ」


 その瞳に説明が足りなかったと、慌てて説明してくるハンズの内容になるほどと俺は頷く。

 言われると、ゲーム的な要素が多いなと思いつつ、ヒミクの武器は多量の魔力が必要とされる武器だったはず。

 それは例外なのだろうと思いつつ。


「実際、俺たちジャイアントはそうやって魔剣を作ってるしな。魔剣を作れて一人前、それが俺たちの中での常識だ」

「なるほどな」


 言われてみればそうだ。

 持つだけで影響が出るなら、どうやって作るって話だ。

 魔剣を店に置いているということは魔剣を作れるということに他ならない。

 すなわち、ハンズたちみたいな魔剣を作れる奴らは、魔剣のデメリットを気合で耐え抜いているということだ。


「うーん、難しいのか?」

「まぁ、簡単ではねぇな。俺たちは師匠の魔剣を握って訓練するんだが、心が弱えと一生握れず、鍛冶師を引退する奴も少なくねぇ。十人に一人、いやそれ以上なのは間違いねぇ。その一握りのなかに入るため、俺たちは槌を毎日振るってるわけだからな」

「おー、すごいな」


 武器を作るには集中力がいる。

 槌を的確に、欲しい場所に叩きつけ、そして力加減をする。

 それを繰り返すことによって、精神を鍛えられるってわけか。

 仕事とトレーニングを兼ねていることに素直に感心する。

 ドヤ顔で胸を張るのは普通なら苛つくのだが、そこはベテランの職人。

 誇りを胸に掲げている分、そういった感情は浮かばず、すごいと素直に感心できた。


「なんなら、試してみるか?」

「そうだな、下手な武器よりはそっちのほうがつかえるのならな」

「そうか、まぁ、お前なら大丈夫だろ」


 そして、言うタイミングを計っていたのだろう。

 こっちだと、俺を店の奥に案内し始める。


「大丈夫って、根拠があるのかよ?」

「何年鍛冶師やってると思ってんだよ、客の実力を計れないようじゃ俺たちの界隈じゃ半人前扱いだ」


 ズシンと響くような体重を感じさせる歩みに続き、スーツ姿でついていく俺。

 カウンターの隣にある扉を潜り、そこは、もう一つの店と言っていいような空間があった。


「ここを開けるのは、この店を開いて初めてだな」

「ここは?」

「わかるだろ? ここにあるすべての武器が魔剣だ」


 表の店と違う箇所は、おいそれと触れられないように厳重にケースに入れられそれがずらりと並んでいることだろう。

 ただ、ケース越しでもわかる存在感。

 この空間だけで、圧が違うのが肌で感じられる。

 一本一本が禍々しさを漂わせるような空間、正しく、魔剣の保管庫。


「俺の予想は、お前がここに入れるのはあと十年は先だと思ってたんだがな」


 金属の鍵束を取り出し、そして、入口から一番近いケースにハンズは近づいていく。


「なぁ、次郎。お前が初めて俺の店に来た時のこと覚えてるか?」

「ああ。入社式の後、ここがテスターに初めて開放されたときだな」


 そして鍵束の中から一つの鍵を取り出す。

 その時に言われた言葉で、俺はハンズとの出会いを思い出す。


「あの時俺が、冗談半分で魔剣を勧めてたよな?」

「ああ、とんでもない性能だが、デメリットがヤバいってやつな」


 その時にも魔剣を勧められた。

 本気か冗談かわからず、身の危険を感じた俺は、即座に嫌だって断った記憶がある。


「あれは俺たちなりの警告だ」


 ゴソゴソとケースを開き、展示品であろう短剣を持ち出す。

 うっすらとした蒼色が綺麗な刃をもつ代物だが、美しさの中に禍々しさを持っている。


「警告って言う割には、楽しそうに売り込んでいたようだが?」

「真剣に忠告すると、自信がありすぎる奴は自分は大丈夫だってそれを買っちまう。実際魔剣っていうのは最初は問題ねぇんだよ。使うたびに魔剣に侵食され、気づいたときには手遅れってやつだ」


 そっと、差し出された魔剣を見る。


「魔剣の名に恥じない結末ってわけか」

「そうだ。だからこそ、俺たちは面白おかしく魔剣の性能を伝える。面白おかしく忠告しても忠告だ。そして冗談半分に言えば、本気でほしいと言っても実力を磨いてから出直しなって言えるしな」

「なるほど、店の広告と警告を兼ね備えた、合理的な判断ってわけか。じゃぁ、ハンズ、お前が今真剣に魔剣を勧めてるってことは」

「ああ、持ってみな」


 禍々しさを感じ、危険も感じる。

 だが。


「ふぅん、初めて魔剣を持ってみたが、意外と普通なんだな」


 その差し出された短剣を手に取り、その感触を確かめる。

 魔剣と称されるだけあって、その出来は店頭に出ていた品よりも品質がいい。

 吸いつくような柄に、その輝く刃は如何なるものも切り裂くだろうと思わせる。


「違和感は?」

「ある」


 そして、普通と称したがハンズの問いかけに俺は素直に答えた。


「なるほど、確かに魔剣だ」


 刃の輝き、その美しさに魅入られ、俺の意識の中にわずかであるが。


「殺人欲求、いや、この場合は戦意向上か?」

「そんな上等なものじゃねぇよ、そいつの切れ味は折り紙付きだ。俺が作った魔剣の中でも五本指に入る。ただし、その刃を常に抜き放った状態、すなわち戦闘状態を続けたくなる衝動に駆られる」

「戦闘狂へ待ったなしってところか?」

「御せなければな」


 くすぶるように戦いという欲求が湧き出てきている。

 片刃のカトラスのような形状の魔剣を軽く振るい、空気すら切断しているような感覚を手先から感じ取る。

 そして、その欲求は。


「御せているかい?」

「俺が見ている限りな。魔剣に負けている奴は、握ったときから優劣がわかる。お前の目は魔剣に魅入られてはいないからな。大丈夫だろ」

「それならよかったよ、ただまぁ。これは使うのになかなか癖が強いな」

「そんなもんだよ魔剣ってやつは」


 十全に扱いきれる。

 魔剣としての感覚としては、ブレーキペダルが重く、アクセルペダルが軽い、スポーツカーといった感じか。

 減速を許さない、加速し続けるスポーツカー。

 その限界のない加速はいずれ運転者を滅ぼす。

 いかにしてブレーキペダルを苦労なくかけられるかがキーになる。


「うん、いいな」

「買ってくか?」


 その危険性は身をもって体験した。

 しかし、俺の口元に浮かんだのは不満や恐怖を浮かべるように口元を結ぶのではなく、うっすらと頬を吊り上げる笑みであった。


「いや、他のも見せてくれ。どうせなら俺の鉱樹に近い形のを頼む」

「おし、それならこっちだ」


 いけると強気にいくのではなく、自然体で御せると判断した俺はハンズの背を追い彼がセレクトした魔剣を次々試していく。


「重さがなぁ」

「なら次だな」


 長剣の魔剣。


「自傷って、ダメージでかすぎだろ」

「威力は折り紙付きだぜ?」

「却下だアホ」


 片手剣の魔剣。


「軽いが、でかすぎだろ」

「名付けてドラゴンスレイヤー!!」

「まぁ、竜の首もこれなら切れるが、取り回しが悪い却下」


 ハンズ以上の長身を誇る大剣の魔剣。


「剣じゃねぇだろ、鈍器だろ」

「形は剣の形だろ?」

「そうだが、切れねぇし片手剣って重さじゃねぇだろ。却下」


 鞘に入っていると思ったら、打撃武器のような魔剣。

 次から次へと楽しそうに魔剣を渡してくるハンズ。

 ここまで来たのなら最後までと、若干楽しくなってきた俺はハンズに魔剣の説明を聞きつつ手に持っていく。


「ならこいつはどうだ!!」


 そして、向こうも興が乗ったのだろう。

 笑顔でケースから出してくるのは、艶やかに輝く紫の鞘に収まった刀だった。


「へっ! こいつは最近俺が拵えた魔剣の中でも随一の出来だ。この世界の鍛冶の方法を取り込み、鍛え上げた一品、名を紫紅しこう!」


 その刀の名に合わせた鞘の色かと思ったが、そうではない。

 ハンズから受け取り、ゆっくりと鞘から引き抜くと、赤紫色に輝く刀身が姿を現した。


「どうだ! 炎の魔石と水の魔石、相反する属性を融和させ、さらに影の魔法を這わせた一品! 切れ味はもちろんだが、三属性の魔法を使うことに優れた魔法媒体としても優秀だ! 加えて、自身の血を吸わせることで切れ味すらも回復する。吸血刀と呼ばれるタイプの魔剣だ!」


 魅入られるというのはよくわかったが、この刀は別格だと俺は思う。

 軽く振った感じ、違和感はなく、重さもちょうどいい、剣としての間合いも鉱樹に似ている。


「デメリットは?」


 しかし、この段階で良い魔剣だとしても、デメリットを確認するまでは油断できない。

 戦闘狂になるから始まり、存在感が消失する、性的興奮状態になる諸々、魔剣のデメリットは多種多様。

 基本的に自意識に関係してくるようなデメリットばかりであるが、これはいったいどんなデメリットがある?


「その魔剣、いや、この国で言うのなら妖刀か? どっちでもいいが、それを作るにあたって新しい試みをしたんだ」

「新しい試み?」

「おう、今までは一つのデメリットを拵えることで、性能を跳ね上げようとしたんだが、複数のデメリットを課すことで、デメリットを軽減しつつ性能を上げられないか考えたんだ」

「おお」


 その内容を聞く前に、まぁ待てとハンズは手を前に出し、説明する。

 一つのでかいデメリットではなく、デメリットを分散させたわけか。


「それが、今のところの成功作ってわけだ。そのデメリットは三つ」


 そして自信満々に人差し指、中指、薬指を立て三を示しながらハンズは焦らす。


「一つ目は、食欲増進だ。シンプルに腹が減りやすく魔力消費が少し上がる程度だって思ってくれていい。まぁ、感覚では一割以上二割未満ってところだ」

「まぁ、それくらいならな」


 最初に言われた内容はデメリットとしてはオーソドックスなタイプだなと許容できる。


「二つ目、睡眠欲増進、まぁ、これは説明する必要もないな。上昇量は似た感じだ」

「なるほど、これも戦っていれば問題ないが………」


 次に出てきたデメリットにうん?と頭を傾げる。

 この流れ、食欲、睡眠欲ときて、次に来るとしたら?

 俺の中で三つ目のデメリットが予想される。


「まさか、三つ目のデメリットって」

「おう、そのまさかだ」


 その想像にニヤリとその通りだと言わんばかりに笑ったハンズは三つ目と言い。


「性欲増進ってわけで、この妖刀は戦えば戦うほど、この三つのデメリットが蓄積されるタイプだ。食ってヤッて寝る。人間に負担のない魔剣を考えたらこんな魔剣が出来上がっちまった!!」


 ガハハハとハンズは笑うが、正直、武器としていかがなものかと思う。

 パッと聞けば、デメリットが拡散され、悪くはないようにも聞こえるが、本質は違うと思う。

 この妖刀の最大の欠点は、継戦能力の低下。

 三大欲求を増進させることにより、食欲による空腹、睡眠欲と性欲による集中力の欠如。

 序盤の瞬間的な戦闘力に関して言えば確かに良いかもしれないが、長期戦には不向きなのかもしれない。

 まぁ、ハンズたちジャイアントの品からすれば大分まともな魔剣ではあるのだが………


「狂うほどまではいかないんだよな?」

「まぁ、未熟なやつが使えば、話は違うが、それでもカバーができないほどではないな。次郎が使えば、ほぼデメリット無し程度で済むんじゃないか?」


 魔剣を御せれば、そのデメリットは皆無。

 持った感覚的に武器としては申し分ない。

 ハンズの言い分に少し悩み、迷っているとハンズはいたずらを思いついた子供の様に、ニヤリと笑い。


「それによう、それ買っとけば、嫁さんたちが喜ぶかもしれんぜ?」

「なんで、スエラたちが喜ぶんだ?」

「だってよ」


 このトークは、もしかしたら商売文句なのかもしれない。


「鉱樹ってのは、要は樹木だ、樹木ってことはダークエルフだろ?」


 ハンズが他にも武器を買わせようとするための布石かもしれない。


「それでそいつは、吸血刀だ、吸血って言えばわかるだろ?」


 しかし、その言葉にああ、なるほどと納得し、買う方向でまとまってしまっている。

 なら。


「商売上手だな」


 俺は、こう言うしかない。


「へっへっへ、毎度」


 そっと、鞘に納め、それをハンズに渡しつつ、その刀の値段を見て。


「予算オーバーさせやがって」

「そいつが商人てやつだ」


 笑顔で金をせびるハンズに、皮肉を述べるのであった。



 今日の一言

 昔と今は違うと教えてくれるきっかけは、他者がもたらすときが多い。


毎度のご感想、誤字の指摘ありがとうございます。

面白いと思って頂ければ、感想、評価、ブックマーク等よろしくお願いいたします。

※第一巻の書籍がハヤカワ文庫JAより出版されております。

 2018年10月18日に発売しました。

 同年10月31日に電子書籍版も出ています。

 また12月19日に二巻が発売されております。

 2019年2月20日に第三巻が発売されました。

 内容として、小説家になろうに投稿している内容を修正加筆し、未公開の間章を追加収録いたしました。

 新刊の方も是非ともお願いします!!


講談社様の「ヤングマガジンサード」でのコミカライズが連載されております。

そちらも楽しんでいただければ幸いです。


これからもどうか本作をよろしくお願いいたします。

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― 新着の感想 ―
最後の樹木と吸血の例えが一切わからんかった!
[一言] 鉱樹の姐さん、ジロー兄貴が浮気相手見繕ってやすぜ!
[一言] 頑張れば「魔剣」でエヴィアも納得するか? そうなったらヒミクが聖剣持ってきてラストですねwwwwww
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