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転生国物語 〜50歳強制転生の世界で神に0点と蔑まれた中華屋のおばちゃん、無限連結国家群メガロモールステーツの国王に成り上がる件〜  作者: 稲盛 皆藤
第三章:人情の掟とメガロモールステーツ建国編

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28/48

第28話 魔導ギルド、運輸通信ギルドとパチパチおこげの海鮮あんかけ!

 まいど! Q27の正解は「③ 厨房の裏での皿洗いの刑」だねぇ!

 どんなにイキがった荒くれ者でも、美味い飯を食った後はしっかり働いてもらうのがウチ

の絶対ルールさね。

「タダ飯は食わせない」って言って皿を洗わせることで、あいつらも自尊心を保ったまま、

ウチの冒険者ギルドの一員として胸を張って働けるって寸法だよ。

 さて、人が増え、外からどんどん資源が入ってくるようになった『メガロモールステーツ』

だけど、体が大きくなれば、今度はその中を巡る「血管」と「神経」を太くしなきゃいけない

よね。

 今回は、魔法と科学が交差する、国家の次世代インフラ構築のお話さ。


【♪ サイバー・スウィング(ピコピコという無機質な電子音に、

  温かみのあるサックスとウッドベースが絡み合う、近未来の下町ジャズ) ♪】


「さあて、情報の渋滞も空腹も、熱々のあんかけで一気に流し込んじゃうよ!」

 メガロモールステーツが『独立国家』としての体裁を急速に整えつつある中、その中枢たる

頭脳――二階の中央モール事務所では、かつてない悲鳴が上がっていた。


「……ダメっす! トラフィックの過負荷が止まらないっす!

 魔導板(ダッシュボード)の処理速度が完全に限界を迎えてるっすよ!」


 ゴブリンのサトルは、ガチガチと完全にフリーズしかけてコマ送りになった魔導モニターを

前に、頭を抱えて絶叫していた。その顔は青ざめ、前世のITベンチャー社長時代、数々の

デスマーチを乗り越えてきた時でさえ見せたことのないほどの絶望の色に染まっている。


「冒険者ギルドからの素材搬入データが毎秒数百件!

 治癒士ギルドのカルテ更新!

 ペンジさんの鍛冶屋ギルドの在庫目録!

 さらに五色商会の取引ログ……

 すべてがこの一枚のメインボードに集中して、UIが完全にフリーズ寸前っす!

 メモリが、メモリが足りないっすわぁぁぁ!」


「サトル社長、叫ばないでください……っ。

 僕の脳内ルーティングも、もう処理のキャパシティを超えそうです……!」


 サトルの頭上、天井に張り巡らせた蜘蛛の糸のハンモックの上から、消え入りそうな声が

返ってきた。

 蜘蛛の獣人・シュンだ。彼は八本の細い足を異常なスピードでカチャカチャと動かし、糸の

微小振動を通じて必死にエラー処理を行っていたが、その複眼は完全に血走っている。


「モール全域の通信を僕の糸の微小振動だけで処理するには、接続ノード数が多すぎます!

 パケットロスがすでに30%を超過……! ぐ、あああ、頭が割れそうだ!

 このままでは、情報通信網が物理的に焼き切れてダウンします!」


「ちゅっ! 冗談言ってる場合じゃないだちゅ!

 情報がダウンしたら、僕らの命綱である物流も完全に止まるだちゅよ!」


 ネズミ獣人のメッキーが、長椅子のコンソールの上をせわしなく走り回りながら、髭をピン

と震わせて叫ぶ。

 事実、危機はすでに現場を直撃していた。サトルの手元にあるインカムから、一階の

トラックヤードを預かる配送長――兎の獣人・ウサミチの、苛立ちと焦燥に満ちた怒号が

飛び込んできた。


『こちらトラックヤードのウサミチ! サトルさん、シュンちゃん、聞こえてる!?

 次の配達ルートのナビゲートが完全に途切れてるんですよ!

 荷台には出来立ての『杏(あん)』の料理と、各ギルドへの重要物資が満載なんです!

 ウチの配送員の足は1秒でも早く走りたがっているのに、

 情報の「血管」が詰まっていたらどこへ向かえばいいのか分かりません!

 このままじゃ飯が冷めちまうよぉ!』


「分かってる、分かってるっすウサミチさん!

 でも今、メインの回路が熱暴走してて手が出せないっす!」


 サトルはインカムに向かって叫び返し、べっとりと額ににじんだ汗を拭った。

 国家としての急速な成長。それは、爆発的に増大する情報量に対して、旧来のシステム――

つまり、手作業と個人の能力に依存したネットワークが完全に崩壊したことを意味していた。

 情報(神経)と物流(血管)のパンク。どれだけ頑丈な門を作ろうが、どれだけ優秀な冒険者

が資源を持ち帰ろうが、それを処理して流通させるインフラがなければ意味がない。

 このままでは、巨大化したメガロモールステーツは自らの体重に耐えきれず、内側から自壊

してしまうのだろうか。


「……くそっ、なんとかサーバーを分散化して処理を並列化しないと……!

 でも、それを構築するための機材も、魔力を安定して通す回路も圧倒的に足りないっす……!

 万事休す、かっ……」


 サトルがデスクに突っ伏し、髪をかきむしったその時だった。


 ――ドガァァァンッ!!


 激しい衝撃音と共に、事務所の重厚な扉が文字通り蹴り開けられた。

 現れたのは、煤と油で顔を真っ黒に汚したオークのペンジだ。その背後には、ドワーフの

ドガルドを筆頭とする腕利きの職人たちが、台車いっぱいに「ある物」を積んで、不敵な笑みを

浮かべて控えていた。


「サトルはん! ハードがアカン言うて泣き言垂れとる暇があるなら、

 物理的に増設したらええんやろがぃ!」


「ぺ、ペンジさん!? それにドガルドさんたちまで……。

 一体その台車に山積みにされている、薄い金属板みたいなものは何なんすか!?」


 サトルが目を丸くして立ち上がると、ペンジは不敵にニヤリと笑い、台車から引っこ抜いた

一枚の薄い金属板をサトルのデスクに「ドンッ!」と叩きつけた。

 それは、サトルが普段使っている大型の魔導板を、極限まで小型化し、洗練させたような

美しい端末だった。


「ワイら『設備・工作部』の技術と、ドガルドたちのドワーフ鍛冶の粋をすべて集めて量産した、

 普及版の魔導端末……名付けて『An-Pad(アンパッド)』や!」


「アン……パッド……?」


「そうや! 東大阪のプリント基板製造のノウハウを魔導回路に応用してな、

 魔力伝動率の高い希少鉱石をミリ単位で金属板に焼き付けたんや。

 何枚試作をボツにしたと思ってんねん!せやが、これで性能は折り紙付きや。

 これを全テナント、全ギルドの責任者、さらには配送員にまで一斉に配備する!」


 サトルは震える手でそのAn-Pad(アンパッド)を拾い上げた。

 画面に触れると、驚くほど滑らかに魔導の文字が躍る。


「こ、これをこの短期間で量産したんすか!?

 素晴らしい、素晴らしいっすよペンジさん!

 ……でも、でもっすね、端末がどれだけ増えても、それを繋ぐ大容量のネットワーク回線

 がなきゃ、結局は無線魔力通信の混線がひどくなって一瞬でダウンするっす!」


「フッ、そこは僕の出番ですね」


 天井のハンモックから、シュンがスルスルと一本の糸を伝って降りてきた。その複眼には、

先ほどまでの悲壮感は消え去り、理系の冷たい、しかし確固たる自信の火がハッキリと灯っていた。


「サトル社長、ペンジさんの工場に無理を言って、僕が吐き出す『魔力糸』をガラス質で

 コーティングする特殊な微細ノズルを作ってもらったんです」


「ガラス質で、コーティング……? まさか」


「そのまさかです。この糸はもはや、単なる振動を伝えるアナログな道具じゃない。

 内部を通る魔力信号を、ガラスの境界線で光の速度で乱反射させながら、

 一切の減衰なしで伝達する……魔界初の『魔導光ファイバー』です!」


「な、なんだって……っ!?」


 サトルが言葉を失う中、シュンは背中から無数の、美しく半透明にきらめくコーティング

された糸を空間に放った。糸はまるで生き物のようにオフィスを駆け巡り、台車に積まれた

An-Pad(アンパッド)の接続端子へと、一瞬の狂いもなく次々と差し込まれていく。

 カチカチカチ、と小気味よい音が響く。


「サトル社長、社長の魔導板(ダッシュボード)をホストにして、各タブレットをエッジノードとした

 分散処理へ切り替えてください。僕は、すべてのトラフィックを最適化する『コア・ルーター』

 に専念します。魔導光ファイバーによる、超大容量通信網の開通です。

 これより、魔界の通信インフラを根底から覆す『運輸通信ギルド』、およびハードウェアを

 統括する『魔導ギルド』のシステムを同期(シンクロ)します!」


「……っ! 了解っす!! 魔法と科学の交差点……

 僕たちの前世の知識と、この世界の魔導技術が、今ここで完全に融合するんすね!

 全ネットワーク、再起動(リブート)!!」


 サトルは目にもとまらぬ閃光のような速度でキーボードを叩き、仕上げにエンターキーを

力強く「ターンッ!」と響かせた。


 ――ピュン、ピピピピピピピピピッ!!!


 その瞬間、オフィス中に並べられたAn-Pad(アンパッド)が、一斉にまばゆい青色の光を

放った。フリーズしていたモニターの赤い警告画面が、まるで嘘のように次々と消え去り、

美しいエメラルドグリーンの稼働グラフへと書き換わっていく。滞っていた数万件のデータが、

光の奔流となってシステムの中を流れ始めた。


『……こちら正面ゲートのジッジー。サトル、シュン、見事だ。

 監視カメラの映像のラグが完全にゼロになった。

 これで我が防犯プロトコルは、完璧な死角ゼロを達成した』


『ウサミチです! 凄い、凄すぎます! ナビゲートがリアルタイムで復旧しました!

 交通状況と、全店舗の在庫データが瞬時に同期されています!

 これなら、ウチの超速物流網(スパイダーデリバリー)は限界を超えてさらに加速できますよ!

 待たせてるお客さんの元へ、マッハで行ってきます!』


 インカムから、そしてタブレットのスピーカーから、現場の歓喜の声が次々と飛び込んでくる。


「やった……やったっす! 魔導技術と通信、そして物流が完全に一つに統合された!

 これこそが、メガロモールステーツの真のインフラ……次世代スマートシティの完成っす!!」


「ガハハ! 見たか管理都市(ディストピア)のポンコツどもが! これがワイらの底力じゃ!」


「僕の脳の熱も、一気に下がっていきます……。あぁ、完璧な同期だ……」


 サトル、ペンジ、シュン、そしてメッキーが、感極まった表情で互いに激しいハイタッチを

交わす。

 前世では全く別々の業界で、孤独に戦っていたエリートや職人たち。彼らが魔界という過酷な

地で巡り合い、手を取り合って、一つの巨大な「国家の神経と血管」を創り上げた。

 その胸の熱さは、何物にも代えがたいものだった。


「はいはいはい! 頭と体を使って最高の仕事をした後は、耳と口で美味しい音を聴きなさい!」


 ガララッ! と、事務所の扉が再び勢いよく開け放たれた。

 そこに立っていたのは、背中の美しく大きな翠色の羽根を優雅に揺らしたマリアンだった。

 ふっくらとグラマラスな大人の美女へと成長を遂げた彼女

 ――第3形態【極楽厨房(パラダイス)の饗食天使(キッチン・エンジェル)】の姿である。

 神々しいまでの美貌を誇っているというのに、その手には相変わらず巨大なお玉が握られ、

腰には下町情緒溢れるお馴染みのエプロンが巻かれているのが、なんとも彼女らしかった。

 彼女の後ろには、ドガルドたちドワーフが満面の笑みで押すワゴンがあり、その上には

カンカンに熱されてチリチリと音を立てる石鍋と、深めのどんぶりに入った並々ならぬ「あん」

が用意されていた。


「ち、ちび女将……いや、マリアンさん? その物々しいセットは一体……?」


「徹夜でインフラを造り上げたあんたたちのために、今日はとびきりのご褒美さね!

 耳の穴かっぽじって、よくお聴き!」


 マリアンは、ジュウジュウと白い煙を上げる漆黒の石鍋を、サトルたちのデスクの中央へと

豪快に置いた。石鍋の底には、カリッと見事なキツネ色に揚げられた、四角い「鍋巴(おこげ)」が

隙間なく敷き詰められている。それだけでも香ばしい米の匂いが鼻腔をくすぐるが、本番はここ

からだった。


「いくよ! 最高のアンサンブルさね!」


 マリアンはどんぶりを持ち上げると、大ぶりのエビ、ツヤツヤしたイカ、繊維の詰まった

ホタテ、柔らかな豚肉、そしてたっぷりの白菜と木耳(きくらげ)が美味しそうに躍る、

特製醤油とオイスターソースベースの熱々の「海鮮あん」を、一気におこげの上へと流し込んだ。


 ――ジュワァァァァァァァァァァ…………ッ!!!

 ――パチパチパチパチッ! サクッ、サクサク、シュワワワァァァッ!!


 高温の石鍋と揚げたてのおこげに、とろみの強いあんが触れた瞬間、爆発的な音と濃密な湯気

がオフィス全体をまたたく間に包み込んだ。

 それはまるで、大仕事を成し遂げた彼らを称える激しい拍手喝采のようであり、あるいは祝福

の魔法の火花が目の前で弾けるような、圧倒的なシズル感だった。

 匂いだけで胃袋が激しく自己主張を始める。


「おおおおっ!? なんっすかこの音は! 聴くだけでお腹の虫が鳴り止まないっす!」


 サトルが眼鏡を湯気で真っ白に曇らせながら、身を乗り出して石鍋を凝視する。


「パチパチという不規則な高周波ノイズ……いや、これは極上のASMRです……。

 耳から入った音が、脳の疲弊した神経を直接最適化(デフラグ)していくのが分かります……。

 ずっと聴いていたい……」


 シュンがうっとりと複眼を細め、恍惚とした表情で呟く。


「さあさあ、音が消えておこげが完全にふやけちまう前に、サクッといきな!」


 マリアンに笑顔で急かされ、男たちは我先にとレンゲを伸ばし、熱々のあんが絡みついた

おこげを口へと運んだ。


「――サクッ、ザクゥッ!!」


 オフィスに、小気味よい咀嚼音が響き渡る。その瞬間、全員の目が見開かれた。


「うおおお!なんやこれ、信じられん美味さや!

 揚げたての香ばしいおこげのサクサク感が絶妙に残っとる。

 そこに、海鮮の濃厚な旨味がこれでもかと溶け出した熱々のあんが絡みついて、

 口の中で完璧な歩留まりを見せとるわ!

 バラバラやった素材の味が、この一杯の中で一つに繋がって、最強の合金(ハイブリッド)になっとる!」


 ペンジが、オークの太い腕でこれ以上ないほど力強いガッツポーズを決め、喜びを爆発させる。


「ちゅわぁぁぁ!エビがプリップリで、ホタテの出汁が信じられないくらい濃厚だちゅ!

 噛むたびにおこげがパチパチと音を立てて、舌だけじゃなく五感すべてが刺激される

 極上のエンターテインメントだちゅ!」


「このとろみ……染みるっす、胃壁に優しくコーティングされていくっす……!

 徹夜で失われたカロリーと魔力が、それこそさっき開通した光回線並みのスピードで

 全身の細胞に供給されていくのがわかるっすよぉ!」


 サトルもメッキーも、熱さでハフハフと息を吐きながら、夢中でレンゲを動かし続けた。

 そこへ、「ただいま戻りました!」と、配達をマッハの速度で終えて戻ってきたウサミチ

も合流。「美味い! 美味すぎる! これならあと100往復は余裕で走れます!」と、涙目を

浮かべて大喜びでおこげを平らげていく。


 その賑やかで、笑顔に満ちた光景を、マリアンは翠色の大きな羽根をパタパタと嬉しそうに

揺らしながら、深い愛おしさを湛えた瞳で見つめていた。


「どんなに凄い通信網を敷いてもさ、どれだけ速い物流の血管を造っても、

 一番大事なのはそこに流す『中身』なんだよ。

 その血管を使って、冷たい数字の命令や監視の目を送るんじゃなく、

 こうやって血の通った『温かいもの』をみんなに届ける。

 ……それが、わーしらの国のやり方さね」


その賑やかで、笑顔に満ちた光景を、マリアンは翠色の大きな羽根をパタパタと嬉しそうに揺らしながら、深い愛おしさを湛えた瞳で見つめていた。


「どんなに凄い通信網を敷いてもさ、どれだけ速い物流の血管を造っても、

一番大事なのはそこに流す『中身』なんだよ。

その血管を使って、冷たい数字の命令や監視の目を送るんじゃなく、

こうやって血の通った『温かいもの』をみんなに届ける。

……それが、わーしらの国のやり方さね」


 マリアンのその言葉は、優しく、しかし確かな重みを持って、職人たちの胸に深く突き

刺さった。サトルはレンゲを止め、真剣な眼差しで頷いた。


「ええ、分かっているっす。女将。……実は、今回シュンちゃんが敷いてくれたこの魔導光

 ファイバー網の先には、管理都市(ディストピア)のネットワークにも干渉できる

 ハッキングの糸口が、副産物として構築されつつあるっす」


「ほう?」


 マリアンが面白そうに眉を上げる。サトルの顔には、今や不敵な、かつてないほど頼もしい

笑みが浮かんでいた。


「あっちの、数字だけで人間を切り捨てる冷徹で息苦しい『管理都市(ディストピア)』の連中にも……

 いつか、僕たちのこの『温かい熱量』を、ネットワークごと無理矢理にでも流し込んで、

 ひっくり返してやるっすよ」


「ヒヒッ、頼もしいねぇ! さすがウチの自慢の頭脳さね!」


 マリアンは翠色の羽根を揺らしながら、満足げに鉄鍋を置いた。


「さあて、今日からペンジは『魔導ギルド』の局長、シュンちゃんは『運輸通信ギルド』の局長だよ。

 立派な肩書きがついたんだからさ、もっとガシガシ働いて、面白い魔道具やおすすめ情報を

 届けておくれな!」


「……了解っす、モールマネージャー。

 あ、いや、今日からは『大女将』って呼んだ方がいいっすかね?」


 サトルが冗談めかして笑うと、事務所にはパチパチとおこげが弾ける音と共に、新しい国の

産声のような活気が溢れた。


「さあて、お腹がいっぱいになって、エネルギーが満タンになったなら、

 次は都市の拡張工事の続きだよ!」


 魔法と科学が交差し、見えない血管と神経が完璧に開通したメガロモールステーツ。

 ただの荒野の商業施設から、盤石の次世代インフラを備えた『人情の国家』へ。

 彼らは、冷酷な管理都市(ディストピア)のシステムを打ち破るための、何よりも確かな

 「力」と「絆」を、ついにその手に掴んだのであった。

 最後まで読んでくれてありがとねぇ!

 サトルのIT知識、ペンジのモノづくり魂、そしてシュンちゃんの光ファイバーみたいなクモの糸!

 みんなの前世の経験がガチッと組み合わさって、ウチのモールはついに「次世代スマートシティ」

になっちまったよ!

 『パチパチおこげの海鮮あんかけ』の弾ける音、あんたたちの耳にも届いたかい?

 どんなに技術が進化しても、最後は「温かい飯」と「みんなの笑顔」を届けるために使うんだっ

てこと、ウチの連中はちゃーんと分かってるのさね。


 システム(閻魔)からの出題【Q28:次世代通信の要】


 サトルとペンジ、シュンたちが作り上げた魔界の新しい通信インフラの「ケーブル(回線)」

として使われた素材は何かな?


 ① 魔導エネルギーを固めたレーザー光線

 ② シュンが紡ぎ出した微細な「蜘蛛の糸(魔力糸)」

 ③ 銅を叩いて伸ばしたアナログな導線


「ヒントはねぇ、天井でいっつもウチのネットワークを支えてくれてる頑張り屋さんの『特技』

 さね。……さあ、あんた達なら、どれが本当の正解か、もう分かってるよねぇ?

 応援の評価☆☆☆☆☆とブックマークのバフ、今日もよろしく頼むよ!」

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