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6-14 : 光の教会で、甘さが粉のように砕けた
「本当に仲が宜しいのですね。パイプオルガン演奏の前に少し良いですかな?」
もうと口を尖らせるルミナに、ベネディクトが微笑みかける。
「そこの護衛さんも」
そう言ってベネディクトは二人を手招きする。
ルミナとシオンは目を合わせ、ベネディクトの方へ。
ベネディクトは袂から何かを掴むと、握って二人の前へ突き出した。
覗き込むように見つめると、ベネディクトがゆっくりとその手を開いた。
彼の手には白い小さな丸い玉が三粒あった。
(なにかしら?)
ルミナが首を傾げると、ベネディクトはそれを握りつぶした。
「え?」
「ルミナ様っ」
ベネディクトが玉を粉砕させて舞い上がらせた粉を吸ってしまったルミナの意識は遠のいた。
倒れるルミナを抱き止めたシオンは、朦朧としながらベネディクトを睨んだが、彼は黙って灰色のような濁ったような水色の瞳を彼女に向けただけであった。




